
台湾旅行でeSIMを使いたいけれど、現地で本当に快適な速度が出るのか気になる方は多いのではないでしょうか。「地下鉄でも使える?」「観光地で遅くならない?」といった疑問は、実際に使ってみないとわかりません。 そこで今回、2026年3月に台湾を訪れた際にeSIMアプリのトリファで、通信速度を実測しました。台北駅や西門町、台北101、士林夜市、MRT車内など、旅行者がよく訪れるスポットでfast.comを使って計測したリアルなデータを公開します。 ホテルのWi-FiとeSIMの直接比較や、地上と地下での速度差など、他では見られないデータもまとめました。台湾旅行の通信手段を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次

台湾の主要な通信キャリアは中華電信(Chunghwa Telecom)、台湾大哥大(Taiwan Mobile)、遠傳電信(Far EasTone)の3社です。なかでも中華電信は台湾最大のキャリアで、5Gネットワークの展開を積極的に進めています。
台北市内では5Gエリアが広く整備されており、繁華街や主要駅では5Gに接続できます。MRT(地下鉄)の地下区間でも5Gや4G LTEの電波が届いており、移動中でもインターネットを利用できます。
地方都市や郊外に行くとエリアが4G LTEに切り替わることもありますが、台北を中心とした観光では通信に困る場面はほぼありません。
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eSIMサービスの多くは、現地の大手キャリアと提携してデータ通信を提供しています。今回使用したトリファ(trifa)のeSIMは、台湾では中華電信の回線に接続されました。
中華電信は台湾で最も通信エリアが広いキャリアであるため、都市部はもちろん地下鉄の駅構内や建物内でも途切れにくい接続が期待できます。端末の設定画面では「5G」や「LTE」の表示が確認でき、場所に応じて自動的に最適な回線に切り替わります。
なお、eSIMのルーティングの関係で、fast.comの計測画面にはクライアントの所在地が「Singapore, SG」と表示されることがあります。これはeSIMの通信経路によるもので、実際の接続先キャリアは中華電信です。
台湾は世界的にも通信インフラが充実した地域です。旅行者がeSIMを使う場合、どのキャリアにつながるのか、5Gはどこまで使えるのかを事前に把握しておきましょう。。
今回の速度測定は以下の条件で実施しました。
項目 | 内容 |
|---|---|
計測ツール | fast.com(Netflix提供) |
使用端末 | iPhone(5G対応モデル) |
eSIMサービス | |
接続キャリア | 中華電信(Chunghwa Telecom) |
計測時期 | 2026年3月 |
計測地点数 | 11箇所 |
fast.comはNetflixが提供する速度計測ツールで、ダウンロード速度・アップロード速度・レイテンシを計測できます。各地点で1回ずつ計測を行い、その場の実測値をそのまま記録しています。
ここからが本記事のメインコンテンツです。台北市内の主要スポット11箇所で計測した通信速度を、場所ごとに紹介します。各地点のダウンロード速度・アップロード速度・接続回線を実測データとしてまとめました。
台北駅は台湾鉄道・高鉄・MRTが交差する台湾最大のターミナル駅です。地下と地上の両方で計測しました。
場所 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|---|
台北駅 地下 | 10:46 | 260 Mbps | LTE | 87 Mbps | 133/243ms |
台北駅 地上 | 11:01 | 200 Mbps | 5G | 43 Mbps | 129/232ms |


地下ではLTE接続で260 Mbps、地上では5G接続で200 Mbpsを記録しました。地下でも200 Mbpsを超える速度が出ており、乗り換え中の検索や地図アプリもスムーズに使えます。
地上のほうがやや速度が低い結果となりましたが、これは周囲の利用者数や電波の混雑状況による一時的なものと考えられます。いずれも旅行中のあらゆる用途をカバーできる速度です。
若者の街として知られる西門町と、台湾のランドマーク台北101の地下フードコートで計測しました。
場所 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|---|
西門町 | 11:47 | 230 Mbps | 5G | 0 Mbps | 129/208ms |
台北101 地下フードコート | 13:02 | 280 Mbps | 電波4本 | 560 Kbps | 134/265ms |


西門町では5G接続で230 Mbpsのダウンロード速度を記録しました。アップロード速度が0 Mbpsと計測されましたが、これは計測タイミングの一時的な問題で、写真や動画のアップロードは問題なくできていました。休日の繁華街の人混みの中でもダウンロード速度は落ちていませんでした。
台北101の地下フードコートでは280 Mbpsを記録しています。建物の地下であってもしっかり電波が届いており、フードコートでの注文や写真のSNS投稿なども不自由なく行える速度です。
台北観光で欠かせないMRT(地下鉄)の車内でも速度を計測しました。地下走行中と地上走行中の2パターンで測定しています。
場所 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|---|
MRT車内 地下 | 17:54 | 12 Mbps | 5G | 65 Mbps | 139/508ms |
MRT移動中 地上 | 18:56 | 370 Mbps | 5G | 24 Mbps | 129/186ms |


MRT地下走行中の速度は12 Mbpsでした。他の地点と比べると大幅に低い数値ですが、地下トンネル内を移動しながらの計測であることを考えれば妥当な結果です。LINEのメッセージやりとりや地図アプリの表示には支障のない速度です。
一方、地上区間での走行中は370 Mbpsと非常に高速でした。駅間を移動しながらでもこの速度が出るため、SNSへの写真投稿や動画のストリーミング再生もストレスなく行えます。
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台北で最も有名な夜市である士林夜市と、ショッピングエリアとして人気の中山駅周辺で計測しました。
場所 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|---|
士林夜市 | 18:12 | 950 Mbps | 5G | 79 Mbps | 129/152ms |
中山駅 地下 | 19:01 | 93 Mbps | 5G | 45 Mbps | 138/315ms |
中山駅 地上 | 19:05 | 84 Mbps | 5G | 3.1 Mbps | 140/259ms |



士林夜市では今回の計測で最速となる950 Mbpsを記録しました。ほぼ1 Gbpsに迫る速度で、5Gの通信性能を実感できる結果です。夜市周辺は5Gの基地局が充実しているようで、夜の混雑している時間帯でも高速通信が可能でした。
中山駅では地下93 Mbps、地上84 Mbpsとやや控えめな数値でしたが、どちらも旅行中の用途をこなすには申し分ない速度です。中山エリアはショッピングや食事で多くの人が集まるため、回線が混雑しやすい傾向があります。
同じホテルの同じ部屋で、eSIM(トリファ)とホテルのWi-Fi(HiNet回線)を直接比較しました。
接続方法 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 | レイテンシ |
|---|---|---|---|---|---|
trifa eSIM | 7:28 | 790 Mbps | 5G | 91 Mbps | 133/179ms |
ホテルWi-Fi(HiNet) | 7:27 | 32 Mbps | Wi-Fi | 25 Mbps | 5/345ms |


eSIMの790 Mbpsに対して、ホテルWi-Fiは32 Mbpsでした。約25倍の速度差があり、eSIMの圧倒的な速さが際立つ結果です。
ホテルのWi-Fiは宿泊者全員で回線を共有するため、混雑時には速度がさらに低下することがあります。一方、eSIMは個別のモバイル回線を使うため、他の利用者の影響を受けにくいのが強みです。朝の時間帯にこの速度差が出ているので、チェックアウト前の調べものや地図の確認にはeSIMを使うほうが快適です。

11箇所の実測データを振り返ると、場所や環境によって速度に明確な傾向があることがわかりました。ここでは計測結果を分析し、台湾でeSIMを使う際に知っておくと役立つポイントを整理します。
今回の計測で最も速かったのは士林夜市の950 Mbps、最も遅かったのはMRT地下走行中の12 Mbpsでした。全11箇所の平均ダウンロード速度は約300 Mbpsです。
屋外の5Gエリアでは200〜950 Mbpsの範囲で安定した速度が出ており、観光中に速度不足を感じる場面はほぼないと言えます。建物内や地下でも80〜280 Mbps程度の速度が出ており、屋内でも高速通信を維持できています。
唯一速度が大きく落ちたのは、MRTの地下トンネル走行中です。移動しながらの通信は基地局のハンドオーバーが頻繁に発生するため、速度が不安定になりやすい環境です。
結論から言えば、台北の地下環境でも実用的な速度が出ます。台北駅の地下で260 Mbps、台北101の地下フードコートで280 Mbps、中山駅の地下で93 Mbpsを記録しました。
MRT地下走行中は12 Mbpsまで下がりましたが、これは「移動中かつ地下」という二重に不利な条件での結果です。駅に停車しているときや地下街を歩いているときは、より高い速度が出ると考えられます。
12 Mbpsという速度でも、LINEのメッセージ送受信やGoogle Mapsの表示は支障なく行えます。動画のストリーミング再生も標準画質であれば可能な速度です。
全計測結果を一覧にまとめました。
場所 | 時刻 | DL速度 | 回線 | UP速度 |
|---|---|---|---|---|
士林夜市 | 18:12 | 950 Mbps | 5G | 79 Mbps |
ホテル(trifa eSIM) | 7:28 | 790 Mbps | 5G | 91 Mbps |
MRT移動中 地上 | 18:56 | 370 Mbps | 5G | 24 Mbps |
台北101 地下フードコート | 13:02 | 280 Mbps | 電波4本 | 560 Kbps |
台北駅 地下 | 10:46 | 260 Mbps | LTE | 87 Mbps |
西門町 | 11:47 | 230 Mbps | 5G | 0 Mbps |
台北駅 地上 | 11:01 | 200 Mbps | 5G | 43 Mbps |
中山駅 地下 | 19:01 | 93 Mbps | 5G | 45 Mbps |
中山駅 地上 | 19:05 | 84 Mbps | 5G | 3.1 Mbps |
ホテル Wi-Fi(HiNet) | 7:27 | 32 Mbps | Wi-Fi | 25 Mbps |
MRT車内 地下 | 17:54 | 12 Mbps | 5G | 65 Mbps |
11箇所中9箇所で80 Mbps以上のダウンロード速度を記録しており、台湾での通信環境は非常に良好であることがわかります。
実測データを見て「十分な速度なのかわからない」という方のために、旅行中によく使うアプリやサービスに必要な通信速度の目安をまとめます。今回の計測結果と照らし合わせて、台湾での通信がどの程度快適かを確認しましょう。
LINEのテキストメッセージやスタンプの送受信に必要な速度は、わずか200 Kbps(0.2 Mbps)程度です。画像の送受信でも1 Mbpsあれば問題ありません。
LINEの音声通話は200 Kbps以上あれば途切れることなくつながります。ビデオ通話の場合は500 Kbps〜1.5 Mbpsが推奨されています。今回の実測では最も遅いMRT地下走行中でも12 Mbpsが出ていたため、LINEの通話やビデオ通話はどの場所でも問題なく利用できます。
台湾旅行中は日本にいる家族や友人とLINEで連絡を取る機会が多いでしょう。eSIMがあれば、Wi-Fiスポットを探す必要なくいつでもLINEが使えます。
Google Mapsのナビゲーション利用に必要なデータ量は、1時間あたり約3〜5 MBです。必要な通信速度は1 Mbps程度で、3G回線でも動作するほど軽量なアプリです。
台湾旅行では、MRTの乗り換え検索やレストランへの道順確認など、地図アプリを使う場面が多くあります。今回の全計測地点で12 Mbps以上の速度が出ているため、地図アプリの利用で速度不足になることはまずありません。
リアルタイムの交通情報を取得する場合でも、7〜10 MB/時間程度のデータ量で済みます。地図アプリは旅行の必須ツールですが、通信速度の面ではもっとも負荷の軽いアプリの1つです。
InstagramやXへの写真投稿には3〜10 Mbps程度のアップロード速度が目安です。動画投稿の場合はさらに高い速度が求められますが、5 Mbps以上あれば標準的な動画であればスムーズに投稿できます。
YouTubeやTikTokの動画視聴は、HD画質(720p)で2.5 Mbps、フルHD(1080p)で5 Mbps以上が推奨されています。4K画質の場合は20 Mbps以上が必要ですが、スマートフォンでの視聴であればフルHD画質で事足りるでしょう。
今回の計測では、MRT地下走行中を除く全地点でダウンロード速度が80 Mbps以上を記録しています。SNSの閲覧・投稿はもちろん、動画のストリーミング再生もストレスなく楽しめる通信環境です。

台湾旅行用のeSIMを選ぶ際には、速度だけでなくいくつかのポイントを確認しておくことが大切です。ここでは、快適な通信環境を確保するためにチェックしておきたい3つのポイントを紹介します。
今回の実測データからもわかるように、5G接続では200〜950 Mbpsの高速通信が可能です。eSIMサービスを選ぶ際には、台湾で5G接続に対応しているかどうかを確認しましょう。
5G対応のeSIMであれば、台北市内の主要な観光スポットで自動的に5Gネットワークに接続されます。4G LTEのみ対応のeSIMでも実用上は問題ありませんが、大容量のデータ通信や動画視聴を頻繁に行う方は5G対応のサービスを選ぶのがおすすめです。
なお、5G接続にはスマートフォン側も5Gに対応している必要があります。iPhoneの場合はiPhone 12以降、Androidは機種によって異なるため、出発前に自分の端末が5G対応かどうか確認しておきましょう。
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eSIMのプランによって、使えるデータ容量は異なります。データ容量を使い切ると速度が大幅に制限されたり、通信自体が停止したりすることがあるため注意が必要です。
台湾旅行では、地図アプリの利用やSNSへの投稿、レストランの検索などで1日あたり500 MB〜1 GBほどのデータを消費するのが一般的です。動画視聴や大量の写真アップロードをする場合は、1日2 GB以上のプランを選ぶと安心です。
「無制限」プランを選ぶ場合は、一定量を超えると速度制限がかかるサービスもあるため、高速データ通信の上限を事前に確認しておきましょう。利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」のように、必要な容量を柔軟に選べるサービスなら無駄なくデータを使えます。
関連記事:台湾旅行はSIMカードがおすすめ?選び方や購入方法、注意点も解説
eSIMは物理SIMカードの差し替えが不要で手軽ですが、初めて使う方は設定方法がわからず不安に感じることもあるでしょう。日本語のサポートが充実しているサービスを選んでおけば、万が一のトラブル時にも安心です。
台湾では2023年11月からeSIMの実名認証が義務化されており、利用にはパスポート情報の登録が必要です。この手続きがアプリ上で簡単に完了するサービスであれば、手間をかけずに準備が進められます。
24時間対応の日本語チャットサポートがあるサービスなら、現地で接続できないなどのトラブルが発生した場合もすぐに問い合わせできます。時差を気にせず相談できるのは、海外旅行中には心強いポイントです。

今回の実測データが示すとおり、台湾ではeSIMを使えば主要な観光スポットで高速なモバイル通信が可能です。5G接続で最大950 Mbpsを記録し、地下でも80 Mbps以上の速度が出る台湾の通信環境は、旅行者にとって非常に恵まれた環境です。
今回の計測で使用したトリファ(trifa)は、台湾では中華電信の回線に接続されます。中華電信は台湾最大のキャリアで、5Gのカバレッジが最も広く、通信品質にも定評があります。
アプリからeSIMを購入し、パスポートの撮影で実名認証を完了するだけで利用開始できます。複雑な設定は不要で、台湾到着後すぐに高速通信を使い始められる手軽さが特徴です。
台湾旅行の通信手段に迷ったら、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。今回の実測で最大950 Mbps、ホテルWi-Fiの約25倍の速度を記録した高速通信に加え、台湾の5G通信をしっかり活かせるeSIMサービスです。
台北駅、西門町、士林夜市、MRT車内と、どの観光スポットでもインターネットにつながる環境を、出発前に整えておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。