
オーストラリアは自然豊かな観光地として人気が高い一方、「物価が高い」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実際に現地で食事をしたり買い物をしたりすると、日本との価格差に驚くこともあります。 オーストラリアの通貨はオーストラリアドル(AUD)です。2026年3月現在、1豪ドルはおよそ100〜112円前後で推移しており、近年の円安傾向によって日本人旅行者の負担は以前より増しています。 この記事では、スーパーマーケットの食品からレストランの食事代、交通費、日用品まで、オーストラリアの物価をジャンル別に日本と比較しながら解説します。記事内の日本円換算は、わかりやすさを重視して1豪ドル=約110円を目安にしています。 具体的な価格帯を把握して、現地での出費に備えましょう。
目次

オーストラリアの食費を知るうえで欠かせないのが、スーパーマーケットでの価格帯です。現地の二大スーパーであるウールワース(Woolworths)とコールズ(Coles)を中心に、主要な食品の値段を見ていきましょう。
パンや牛乳、卵といった基本的な食品の価格は以下のとおりです。
商品 | オーストラリアの価格 | 日本円換算(約) | 日本の目安 |
|---|---|---|---|
食パン(1斤) | 3〜5豪ドル | 330〜550円 | 150〜250円 |
牛乳(1リットル) | 1.5〜2.5豪ドル | 165〜275円 | 180〜250円 |
卵(12個入り) | 5〜7豪ドル | 550〜770円 | 250〜350円 |
米(1kg) | 3〜5豪ドル | 330〜550円 | 400〜600円 |
牛乳は日本とほぼ同じか少し安い水準ですが、卵は日本の約2倍の価格です。パンも日本のスーパーと比べるとやや高めに感じるでしょう。一方で、米は意外にも日本と同程度かやや安く手に入ることもあります。
オーストラリアは畜産大国であり、牛肉や羊肉は比較的手頃な価格で購入できます。
商品 | オーストラリアの価格 | 日本円換算(約) | 日本の目安 |
|---|---|---|---|
鶏むね肉(1kg) | 10〜14豪ドル | 1,100〜1,540円 | 600〜1,000円 |
牛ひき肉(500g) | 6〜9豪ドル | 660〜990円 | 400〜600円 |
バナナ(1kg) | 3〜5豪ドル | 330〜550円 | 300〜400円 |
トマト(1kg) | 4〜7豪ドル | 440〜770円 | 500〜800円 |
じゃがいも(1kg) | 3〜5豪ドル | 330〜550円 | 300〜500円 |
野菜と果物は季節や産地によって価格が大きく変動します。旬の時期にはトマトやアボカドが安く出回ることもあり、時期によっては日本より安く感じることもあるでしょう。ウールワースの「The Odd Bunch」シリーズのように、見た目が不揃いな野菜や果物を割安で販売する商品もあります。
関連記事:オーストラリア旅行の費用はいくら?5泊7日・1週間の予算を徹底解説!
飲み物やスナック類の価格は日本と比べてやや高い傾向があります。
商品 | オーストラリアの価格 | 日本円換算(約) | 日本の目安 |
|---|---|---|---|
ミネラルウォーター(1.5L) | 1.5〜3豪ドル | 165〜330円 | 80〜120円 |
コーラ(1.25L) | 2〜4豪ドル | 220〜440円 | 150〜200円 |
ポテトチップス(大袋) | 4〜6豪ドル | 440〜660円 | 200〜300円 |
ビール(6本パック) | 18〜25豪ドル | 1,980〜2,750円 | 1,000〜1,500円 |
とくにアルコール類は税金が高く設定されているため、日本と比較すると割高です。ビールやワインをスーパーで購入する場合も日本の1.5〜2倍程度の価格を見込んでおきましょう。なお、一部の州ではスーパーでアルコールを販売しておらず、「ボトルショップ」と呼ばれる酒類専門店での購入が必要です。

オーストラリアの外食費は、日本と比べてかなり高いと感じる方が多い項目です。人件費の高さが価格に反映されており、特にレストランでの食事は出費がかさみやすいポイントといえます。
オーストラリアはカフェ文化が根づいた国で、コーヒーの品質が高いことでも知られています。カフェやファストフードの代表的な価格は以下のとおりです。
メニュー | オーストラリアの価格 | 日本円換算(約) | 日本の目安 |
|---|---|---|---|
カフェラテ(レギュラー) | 5〜6豪ドル | 550〜660円 | 350〜500円 |
フラットホワイト | 4.5〜6豪ドル | 495〜660円 | 400〜500円 |
マクドナルド(ビッグマックセット) | 13〜15豪ドル | 1,430〜1,650円 | 750〜800円 |
サンドイッチ(カフェ) | 10〜15豪ドル | 1,100〜1,650円 | 400〜600円 |
ミートパイ(ベーカリー) | 5〜8豪ドル | 550〜880円 | ー |
マクドナルドのビッグマックセットは日本の約2倍の価格です。カフェでコーヒーとサンドイッチを注文すると15〜20豪ドル(約1,650〜2,200円)程度になります。一方で、ミートパイやソーセージロールはオーストラリアの定番軽食で、ベーカリーで手軽に購入できるため節約にも向いています。
レストランでの食事は、ランチとディナーで価格帯が異なります。
食事のタイプ | 1人あたりの目安 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
フードコート・テイクアウト | 12〜18豪ドル | 1,320〜1,980円 |
カジュアルレストラン(ランチ) | 20〜30豪ドル | 2,200〜3,300円 |
レストラン(ディナー) | 40〜70豪ドル | 4,400〜7,700円 |
高級レストラン(ディナー) | 80〜150豪ドル | 8,800〜16,500円 |
日本では1,000円前後でランチが楽しめるお店が多いですが、オーストラリアでは同じレベルの食事をしても2,200〜3,300円程度かかります。ディナーになるとさらに高くなり、ドリンクを含めると1人50豪ドル(約5,500円)を超えることも珍しくありません。
外食費を抑えたい場合は、フードコートやテイクアウトを活用するのがおすすめです。また、オーストラリアには「BYO(Bring Your Own)」というシステムがあり、レストランにお酒を持ち込めるお店もあります。ボトルショップで事前にワインを購入しておけば、飲み物代の節約につながります。
関連記事:メルボルン旅行完全ガイド
オーストラリアには日本のようなサービス料やチップの習慣は基本的にありません。レストランの会計はメニュー表示価格のままで、チップを渡す義務はありません。
ただし、高級レストランや特別なサービスを受けた場合には、10%程度のチップを渡すこともあります。あくまで任意のため、無理に払う必要はないでしょう。
また、祝日に営業している飲食店では「サーチャージ(割増料金)」が加算されることがあります。日曜日や祝日は10〜15%の追加料金がかかるケースがあるため、会計前にメニューや店頭の表示を確認しておくと安心です。

オーストラリアでの移動や通信にかかる費用も、旅行の予算を左右する重要な要素です。公共交通機関の料金体系や通信手段のコストを確認しておきましょう。
オーストラリアの主要都市では、公共交通機関が比較的整備されています。シドニーでは「オパールカード(Opal Card)」、メルボルンでは「マイキーカード(myki Card)」といった交通系ICカードが利用されています。
交通手段 | 料金の目安 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
バス(市内短距離) | 2〜4豪ドル | 220〜440円 |
電車(市内) | 3〜5豪ドル | 330〜550円 |
フェリー(シドニー) | 6〜8豪ドル | 660〜880円 |
タクシー初乗り | 3.5〜4豪ドル | 385〜440円 |
タクシー(空港〜市内) | 50〜70豪ドル | 5,500〜7,700円 |
シドニーのオパールカードには1日あたりの上限額が設定されており、月曜〜木曜は19.30豪ドル、金曜〜日曜・祝日は9.65豪ドルを超えるとそれ以降の乗車が無料になります。週末の観光では上限額の恩恵を受けやすいため、公共交通機関を積極的に利用するとお得です。
日本の電車やバスと比較すると、1回あたりの運賃はやや高めですが、1日あたりの上限額のおかげで複数回乗車する場合はコストを抑えられます。
関連記事:オーストラリアと日本の時差は?都市別の早見表と旅行中の時差対策
オーストラリアではUberをはじめとする配車アプリが広く普及しています。タクシーよりも安く移動できることが多く、旅行者にとっても使いやすい交通手段です。
移動手段 | 料金の目安 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
Uber(市内5km程度) | 10〜20豪ドル | 1,100〜2,200円 |
Uber(空港〜市内) | 35〜60豪ドル | 3,850〜6,600円 |
レンタカー(1日) | 50〜100豪ドル | 5,500〜11,000円 |
ガソリン(1リットル) | 1.8〜2.2豪ドル | 198〜242円 |
レンタカーは都市間の移動や郊外の観光地をめぐる際に便利です。ガソリン代は日本とほぼ同程度ですが、オーストラリアは国土が広いため長距離移動ではガソリン代が大きな出費になることもあります。
海外旅行で欠かせないのがスマートフォンの通信手段です。オーストラリアでの主な通信手段と費用を比較します。
通信手段 | 料金の目安 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
現地SIMカード(プリペイド30日) | 30〜50豪ドル | 3,300〜5,500円 |
eSIM(7日間・3GB〜) | 10〜25豪ドル | 1,100〜2,750円 |
Wi-Fiルーターレンタル(1日) | ー | 800〜1,500円 |
ホテル・カフェの無料Wi-Fi | 無料 | 無料 |
近年はeSIMの普及により、事前にアプリで購入・設定を済ませておけば、到着後すぐにインターネットが使える環境が整ってきました。なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、日本語対応のアプリから簡単にオーストラリア用のデータプランを購入できるのが特徴です。
現地SIMカードは空港や市内のショップで購入できますが、パスポートの提示やSIMカードの差し替えが必要になります。手軽さを重視するなら、eSIMがもっとも便利な選択肢といえるでしょう。

食事や交通費以外にも、旅行中にはさまざまな出費が発生します。日用品の価格や観光スポットの入場料など、知っておくと役立つ費用をまとめました。
オーストラリアではドラッグストアチェーン「ケミストウェアハウス(Chemist Warehouse)」や「プライスライン(Priceline)」で日用品を購入できます。
商品 | オーストラリアの価格 | 日本円換算(約) | 日本の目安 |
|---|---|---|---|
日焼け止め(100ml) | 10〜20豪ドル | 1,100〜2,200円 | 500〜1,500円 |
シャンプー(400ml程度) | 5〜10豪ドル | 550〜1,100円 | 400〜800円 |
歯ブラシ | 3〜6豪ドル | 330〜660円 | 100〜300円 |
マスク(1箱50枚) | 8〜15豪ドル | 880〜1,650円 | 400〜800円 |
日焼け止めはオーストラリアの紫外線の強さから需要が高く、品揃えが豊富です。日本製品と比べると価格はやや高めですが、現地ブランドの製品は紫外線カット効果が高いものが多いため、現地で調達するのもよいでしょう。
歯ブラシや洗面用品は日本から持参したほうが安く済む場合がほとんどです。コンタクトレンズの洗浄液なども日本より割高なため、必要なものは日本から持っていくことをおすすめします。
オーストラリアの主要な観光スポットの入場料は以下を参考にしてください。
観光スポット | 入場料の目安 | 日本円換算(約) |
|---|---|---|
シドニーオペラハウス(ガイドツアー) | 32〜43豪ドル | 3,520〜4,730円 |
タロンガ動物園(シドニー) | 46〜52豪ドル | 5,060〜5,720円 |
グレートバリアリーフツアー | 200〜350豪ドル | 22,000〜38,500円 |
ブルーマウンテンズ日帰りツアー | 100〜200豪ドル | 11,000〜22,000円 |
美術館・博物館(州立) | 無料〜25豪ドル | 無料〜2,750円 |
州立の美術館や博物館は常設展が無料のところが多く、シドニーのニューサウスウェールズ州立美術館やメルボルンのビクトリア国立美術館は無料で入館できます。お金をかけずに文化を楽しめるスポットとして覚えておくとよいでしょう。
オーストラリアの物価が日本より高い背景には、いくつかの構造的な要因があります。
まず、最低賃金の高さが挙げられます。オーストラリアの最低賃金は時給24.95豪ドル(2025年7月改定)で、日本円にすると約2,745円です。日本の最低賃金の約2倍以上にあたり、この人件費が商品やサービスの価格に反映されています。
次に、オーストラリアは国土が広大であるため、物流コストが高くなりがちです。とくに輸入品は日本以上に割高になる傾向があります。また、近年のインフレの影響で、食料品や外食費は数年前と比べて上昇しています。
これらに円安の影響が加わることで、日本人旅行者にとっては二重に割高感を覚えやすくなっています。ただし、オーストラリアの賃金水準は物価に見合った高さがあり、現地で暮らす人々にとっての「体感物価」は日本とそこまで大きく変わらないという見方もあります。

オーストラリアの物価は全体的に日本より高めですが、工夫次第で出費を抑えることも可能です。ここでは旅行者が実践しやすい節約のコツを紹介します。
食費の節約でもっとも効果的なのが、スーパーマーケットの活用です。ウールワースやコールズでは、毎週水曜日から翌週火曜日まで週替わりのセールが開催されています。
セール品は通常価格の半額近くになることもあるため、滞在中のまとめ買いに適しています。また、閉店間際にはデリコーナーの惣菜やベーカリーの割引販売が行われることもあります。
格安スーパー「アルディ(ALDI)」はウールワースやコールズよりも全体的に安い価格設定です。プライベートブランド商品が中心ですが、品質は十分なため、節約派の旅行者にはおすすめです。
関連記事:2月の海外旅行先おすすめ12選
オーストラリアではランチとディナーで価格差が大きく、同じレストランでもランチのほうが10〜20豪ドル安くなることがあります。ディナーをメインの食事にするよりも、ランチにしっかり食べるほうがコストパフォーマンスは高いでしょう。
また、フードコートやフードトラックは、レストランよりもリーズナブルな価格で食事が楽しめます。アジア系のフードコートでは10〜15豪ドル(約1,100〜1,650円)前後でボリュームのある食事が手に入ります。
テイクアウト(オーストラリアでは「テイクアウェイ」と呼びます)も節約に有効です。店内飲食よりも安く設定されているケースがあるため、天気のよい日は公園でのピクニックランチも旅行の楽しみのひとつになるでしょう。
シドニーやメルボルンでは、交通系ICカードの1日上限額制度をうまく使いましょう。特に週末は上限額が平日の半額程度になるため、観光スケジュールを週末に集中させるのも有効な方法です。
観光では、州立美術館や博物館など無料で楽しめるスポットを積極的に取り入れましょう。シドニーのロイヤル植物園やメルボルンのフィッツロイガーデンなど、無料で散策できる公園や庭園も見どころが豊富です。
都市間の移動には、早割の長距離バスや格安航空会社(ジェットスター、ヴァージンオーストラリアなど)の活用がおすすめです。早めに予約すれば、シドニー〜メルボルン間の航空券が片道50豪ドル(約5,500円)台で手に入ることもあります。

オーストラリアの物価は日本と比較すると全体的にやや高めですが、現地の価格帯を事前に把握しておけば、無駄な出費を避けて計画的に旅行を楽しめます。スーパーの活用やランチ中心の外食、公共交通機関の上限額制度の利用など、ちょっとした工夫で出費を抑えることは十分可能です。
快適なオーストラリア旅行には、現地でのスマートフォンの通信環境も重要です。地図アプリでの移動や、レストランの検索、為替レートの確認など、旅行中のあらゆる場面でインターネットが必要になります。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリをダウンロードして簡単な設定をするだけで、オーストラリア到着後すぐにインターネットが使えます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち歩きは不要で、24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMが初めての方でも安心です。
物価の高いオーストラリアだからこそ、通信手段は手軽で確実な方法を選んで、旅行をスムーズに楽しみましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。