中国出張の準備は、ほかの国への出張と同じ感覚で進めると足をすくわれます。ビザ・通信・決済という3つの領域で、日本の常識がそのまま通用しないためです。 たとえば、普段使っているLINEやGoogleのサービスは中国本土から接続できません。支払いはモバイル決済が前提で回っており、現金だけを用意して向かうと会計のたびに手間取ります。 さらに準備には、日数がかかるものと前日でも間に合うものが混在しています。着手する順番を間違えると、出発直前になって取り返しがつかなくなります。 この記事では、中国出張の準備を「出発30日前」「出発7日前」「前日から当日」の3段階に分けて整理します。あわせて、中国出張に不安を感じている方が本当に確認すべき点もまとめました。
目次

中国出張の準備でつまずく原因の多くは、やることの多さではなく着手する順番にあります。ビザや保険のように手続きに日数がかかるものを後回しにすると、出発までに間に合わなくなるためです。
そこで、締切が早いものから順に片づける発想に切り替えます。「出発30日前」「出発7日前」「前日から当日」の3段階に区切れば、抜け漏れは大きく減らせます。
中国出張が特殊なのは、ビザ・通信・決済の3点です。いずれも日本や欧米への出張で身につけた段取りが通じにくく、別の手を打っておく必要があります。
ビザは、日本人向けの免除措置が期限付きで運用されています。滞在日数や渡航目的が条件から外れると事前取得が必要になり、申請には日数がかかります。
通信は、日本で日常的に使っているサービスの多くが中国本土から接続できない点が問題になります。現地に着いてから対処しようとしても、その対処に必要なサービス自体が使えません。
決済は、現金よりも先にモバイル決済の準備を進めるのが基本です。中国はキャッシュレス化が進んでおり、店側もアプリでの支払いを前提に運用しているためです。
まずは全体像を押さえておきましょう。下の表は、それぞれの段階で終わらせておきたい準備をまとめたものです。
段階 | 終わらせておきたい準備 |
|---|---|
出発30日前 | パスポートの確認、ビザ要否の判定、必要ならビザ申請、海外旅行保険の加入 |
出発7日前 | 通信手段の決定と手配、現地アプリのインストール、モバイル決済の設定 |
前日から当日 | 持ち物の最終確認、電源まわりの準備、入国カードのオンライン申告、現金の準備 |
出張が決まってから出発までが1週間しかない場合は、ビザが不要な条件に当てはまるかを最初に確認してください。ここが崩れると、日程そのものを組み直す必要が出てきます。
逆に1か月以上の余裕がある場合でも、通信と決済の準備は後回しにしないでください。どちらも出発直前になるほど選べる手段が減り、現地での立て直しも難しくなります。
出発の1か月前にやるべきなのは、自分の努力では短縮できない手続きです。役所や保険会社、大使館が関わるものは、申し込んでから完了までに時間がかかります。
この段階で確認しておきたいのは、次の4つです。
最初に確認するのはパスポートです。手元にあるからと油断していると、有効期間が足りずに出発できないという事態になりかねません。
中国ビザ申請サービスセンターは、ビザを申請する際の要件として「申請日から6ヶ月以上の有効期限」があり「2ページ以上の空白の査証ページ」があるパスポートを求めています。ビザが不要な短期滞在に、この要件がそのまま適用されるわけではありません。ただし申請要件が6か月である以上、残存期間には余裕を持たせておくほうが安全です。
パスポートの切替申請は、残存有効期間が1年未満になったとき、または査証欄の余白が見開き3ページ以下になったときに行えます。受け取りまでには日数がかかり、東京都の場合は土曜・日曜・祝日等を除いて申請日を含め最短9営業日目からの受領とされています。残存期間が1年を切っているなら、この機会に切り替えておきましょう。
なお、パスポートの顔写真ページはスマートフォンで撮影し、クラウドにも保存しておきましょう。紛失時の再発給手続きで役立ちます。
日本の一般旅券を持つ方は、条件を満たせばビザなしで中国に入国できます。中国側の在外公館が2026年1月27日に公表した案内では、この一方的なビザ免除政策が2026年12月31日24時まで延長されました。適用されるのは、中国での滞在が30日以内の人です。
対象となる入国目的は、商業・貿易、観光、親族訪問、交流・訪問、トランジットです。この条件に該当しない場合は、引き続き入国前に中国ビザを取得する必要があります。
注意したいのは、出張の中身によっては「就労」とみなされる点です。外務省は、短期間の渡航であっても現地受入先への技術指導や興行等は就労にあたるとされると案内しています。その場合は、就労許可を得たうえで就労査証(Zビザ)が必要です。
商談や会議への出席は免除の範囲に収まる一方、現地工場での技術指導は扱いが変わる可能性があります。判断に迷う場合は、渡航目的が就労に当たるか否かを労働部局に確認してください。
なお、この免除措置は期限を区切って延長が繰り返されてきた経緯があります。出発前には必ず最新の状況を確認しましょう。
中国のビザ情報を徹底解説!免除条件・種類・申請方法【2026年】
ビザが必要と判断したら、すぐに申請の段取りに入ります。出張目的で取得するのは、一般的に商業・貿易を目的とするMビザです。
中国ビザ申請サービスセンターの案内では、申請には中国国内の機関または個人が発行する招待状が必要とされています。招待状には、被招待者の個人情報や訪中情報、招待機関の情報などを記載します。招待状の代わりに、往復航空券とホテル予約確認書を提出することも認められています。
招待状は先方に発行を依頼する書類のため、自分だけではスケジュールをコントロールできません。必要と分かった時点で、真っ先に依頼をかけておきましょう。
また2025年6月30日以降は、東京中国ビザ申請サービスセンターのウェブサイトで申請表を作成し、必要書類をアップロードします。そのうえで、窓口にパスポートを提出する流れです。審査に要する日数は申請先や時期によって変わるため、余裕を持った日程を組んでください。
海外旅行保険は、出張者本人よりも会社の規程に左右されやすい項目です。会社が法人契約で付保しているのか、個人で加入するのかを早めに確認しておきましょう。
補償額を軽く見ないほうがよい理由は、外務省の案内に具体的に示されています。外務省は、外国人が利用する医療機関は日本より高額だと説明しています。急病で入院した旅行者のなかには、入院保証金として1日あたり1万元を請求された例もあると紹介しています。
さらに外務省は、日本への緊急移送には商用機利用で100万円以上、チャーター機では500万円以上かかるといわれていると説明しています。そのうえで、十分な補償内容の海外旅行保険に加入することを強くすすめています。
クレジットカードの付帯保険で済ませるつもりの場合は、緊急移送まで補償に含まれているかを必ず確認してください。外務省も、付帯内容と渡航地での連絡先を確認しておくことが肝要としています。
出発1週間前に手をつけるのが、スマートフォンまわりの準備です。中国では現地に着いてからの挽回が効きにくいため、出発前に終わらせておく必要があります。
この段階で終わらせたいのは、次の4つです。
中国本土では、政府によるインターネット規制によって多くの海外サービスに接続できません。一般にグレートファイアウォール(金盾)と呼ばれる仕組みです。
規制の対象として複数の解説で共通して挙げられているのが、Googleの各種サービス、LINE、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、YouTubeなどです。2026年時点で解除されたという情報は確認できず、継続しているとする報告が続いています。
仕事のやりとりをGmailやGoogleドライブに依存している場合、この点は出張の進め方そのものに影響します。社内にどう連絡を取るか、資料をどこに置いておくかを、出発前に決めておきましょう。
外務省も、中国では携帯電話やパソコン等が機器やアプリを通じて盗聴されている可能性を認識するよう注意を促しています。機密性の高い情報の扱いには、通信手段とは別に配慮が必要です。
中国でLINEは使えない?規制の理由と5つの対策を徹底解説【2026年】
中国出張で使える通信手段は、主に国際ローミング、レンタルWi-Fiルーター、現地SIM、eSIMなどです。どれを選ぶかで、手配の手間も現地での使い勝手も変わります。
レンタルWi-Fiルーターは複数端末をまとめてつなげる一方、受け取りと返却の手間があり、荷物と充電対象も増えます。eSIMは端末を受け取る必要がなく、スマートフォン単体で完結させたい人に向いています。
eSIMを選ぶなら、日本発のサービスも選択肢に入ります。たとえばアプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリであるトリファは、申し込みから設定までスマートフォンだけで完結します(アプリダウンロード数No.1は2025年4月〜2026年3月、AppTweak調べ、iOS/Android合算)。
ただし、どの通信手段を選ぶかによって、中国本土で利用できるサービスの範囲は変わります。手段ごとの違いは下記の記事で詳しく解説しています。
中国でおすすめのVPNは?eSIMやWi-Fi、ネット規制も解説
中国で使うアプリは、日本にいるうちにインストールとログインまで済ませておきます。現地に着いてからアプリストアに接続できず、そこで詰まるケースがあるためです。
出張者がよく使うのは、配車アプリの滴滴(DiDi)、地図の百度地図、飲食店検索の大衆点評、鉄道チケットの鉄路12306あたりです。滴滴のアプリ名称は、2026年6月に「滴滴出行」から変更されています。翻訳アプリも、Googleに依存しないものを1つ入れておくと安心できます。
アプリによっては、登録時に電話番号による認証を求められることがあります。日本の電話番号で登録できるか、事前に確認しておきましょう。
Android端末を使っている場合は特に注意が必要です。中国本土ではGoogle Playに接続できないため、必要なアプリはすべて出発前に揃えておく前提で考えてください。
中国での支払いは、AlipayとWeChat Payという2つのモバイル決済が中心です。近年は海外発行のクレジットカードを紐づけることで、外国人でも利用できるようになりました。2026年時点でも、この仕組みが停止・廃止されたという情報は確認できません。
登録の際は、カード情報に加えてパスポートなどの身分証情報を求められる場合があります。この本人確認は日本にいる間に済ませておきましょう。現地で認証につまずくと、支払い手段がないまま動くことになります。
なお、1回の決済上限や手数料の条件は解説によって記載が分かれており、時期によって変更されることもあります。実際の条件はアプリ内の最新表示で確認してください。
念のため、AlipayとWeChat Payの両方を設定しておきましょう。どちらか一方しか受け付けない場面に当たっても、支払い手段が残ります。

前日から当日にかけては、荷造りと入国手続きまわりの最終確認に集中します。ここまでの段階を済ませていれば、残るのは物理的な準備だけです。
この段階で確認するのは、次の4つです。
出張の持ち物は、書類・電子機器・日用品の3つに分けて確認すると漏れにくくなります。
分類 | 持ち物 |
|---|---|
書類・貴重品 | パスポート、必要な場合はビザ、航空券とホテルの予約確認書、海外旅行保険の証券、名刺 |
電子機器 | スマートフォン、パソコン、充電器、モバイルバッテリー、変換プラグ |
日用品 | 常備薬、ポケットティッシュ、ウェットティッシュ、マスク、ルームウェア |
書類は紙とデータの両方で持っておきましょう。通信が使えない状況でも、紙があれば予約内容を提示できます。
日用品でティッシュ類を挙げているのは、施設によってはトイレに紙が備え付けられていない場合があるためです。荷物としてはかさばらないので、多めに入れておいて損はありません。
なお、処方薬を持ち込む場合は税関への申告が必要です。外務省は、持ち込めるのは個人で使用する合理的な量に限られると案内しています。薬とともに処方箋や診断書等(英文)を税関に提示し、持ち込み可否の判断を受けます。
中国の電圧は220Vで、日本の100Vとは異なります。パソコンやスマートフォンの充電器は多くが海外の電圧に対応していますが、対応範囲は必ず本体表示で確認してください。
プラグ形状は、日本と同じA型のほか、C型やO型(またはO2型)が使われています。A型がそのまま挿せる場所も多い一方、部屋やホテルによって形状が異なるため、変換プラグを1つ持っておくと確実です。
モバイルバッテリーには、中国特有の注意点があります。中国民航局は2025年6月28日から、3C認証(中国強制認証)のマークがないモバイルバッテリーの機内持ち込みを禁止しました。マークが不鮮明なものや、リコール対象となっているものも同様です。
通知が対象としているのは「境内航班」、つまり中国国内線です。国際線は通知の対象に含まれていません。
ただし、中国国内線に乗り継ぐ場合は国内線の扱いになります。国際線どうしの乗り継ぎでも、再度の保安検査で3C認証のないものが没収されたという報告があります。中国国内を飛行機で移動する予定がある出張では、3C認証マークの有無を出発前に確認しておきましょう。
あわせて、日本発着便では2026年4月24日からモバイルバッテリーの扱いが変わりました。国土交通省は、機内に持ち込めるのを160Wh以下のもの2個までとしています。機内でモバイルバッテリーへ充電することも、そこから他の電子機器へ充電することも、行わないよう定められました。移動中に充電を済ませる前提で日程を組んでいる場合は、機内での運用を見直しておきましょう。
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中国の入国カードは、到着前にオンラインで申告できるようになっています。中華人民共和国駐日本国大使館は2025年12月9日付の案内で、2025年11月20日から外国人による事前申告が可能になったとしています。
申告に使えるのは、国家移民管理局(NIA)の公式ウェブサイトや行政サービスプラットフォームです。「移民局12367」アプリ、WeChatまたはAlipayのミニプログラム、入国カードのQRコードの読み取りも案内されています。
事前に申告できなかった場合も慌てる必要はありません。同じ案内では、到着後にスマートフォンでQRコードを読み取るか、入国審査場のスマート端末で申告できるとしています。紙の入国カードでの申告も認められます。
到着後の手続きを減らせるので、可能であれば出発前に済ませておきましょう。なお入国審査では、外務省の案内によると14歳から70歳の外国人は指紋を照合され、顔画像も撮影されます。
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モバイル決済が主流とはいえ、現金をまったく持たずに行くのは避けたほうが無難です。小規模な店舗での支払いや、スマートフォンが使えなくなった場合の備えになります。
制度上は、現金が使える前提が整えられています。中国では2026年2月1日に「人民元現金収付及びサービス規定」が施行されました。法令にもとづき非現金決済を使うべき場合を除いて、現金の受け取り拒否は禁止されています。ただし、釣り銭が用意されていない、現金の扱いに慣れていないといった場面は残ります。
必要な金額は解説によって幅があり、数百元で足りるとするものから2,000元前後を推奨するものまで分かれています。数日の出張であれば、非常時の移動やちょっとした支払いをまかなえる程度を目安にしましょう。
持ち込み額には上限があります。外務省によると、海外から中国に無申告で持ち込める外貨は5,000米ドル相当額と20,000人民元までで、これを超える場合は税関での申告が必要です。両替は空港内や市中銀行、主要なホテルで可能です。
税関申告は、持ち物についても関係します。外務省は、本人が滞在中に個人で使用する目的のカメラやノートパソコン等は申告が不要としています。ただし、出国時に持ち出す予定がなく2,000元以上の価値を有するものがある場合は、入国時に税関申告書の提出が必要です。
中国出張と検索すると、不安をあおる情報も少なからず目に入ります。ただ、漠然と怖がっていても準備は進みません。
不安の中身を分解すると、多くは「知らずにルールを踏み外すこと」への恐れです。ここでは、外務省が公表している情報をもとに、押さえるべき線引きを確認します。
外務省は、撮影した対象が国家機密に触れると判断された場合は重罪となるとしています。そのうえで、撮影可能な場所か否かを事前によく確認しておくことが肝要としています。
特に注意が必要なのは、軍事関係の施設・設備や、空港・港・鉄道関係施設といった一部の公的施設です。外務省は、逮捕に至らなくても当局から一時拘束され、撮影した写真を調べられ削除を求められる事例が少なくないと説明しています。
「軍事禁区」や「軍事管理区」と表示された場所は、軍事施設保護法により許可のない立ち入りや撮影等が禁止されています。街頭デモ等の政治活動を撮影して、撮影データの削除を求められた例も紹介されています。
持ち込み物では、中国の政治・経済・文化・道徳に有害とされる印刷物や記憶媒体が禁止品です。外務省は、一般的とされる書籍や刊行物でも有害とみなされて没収される場合があるとし、特に地図を挙げて注意を促しています。
電子機器の検査は、中国出張で最も不安視されやすいテーマです。外務省は、中国の空港によっては空港職員が所持品のみならず携帯・パソコンの中身を検査することがあるとしています。国家に危害を加える人物の入国がないかを確認するためです。
該当する内容があった場合は、持ち込み不可やデータの削除を命じられることがあります。指示に従わなければ、所持品の没収や拘留の可能性があるとも案内されています。
とはいえ、出張者の側で打てる手もあります。業務上の機密データを端末本体に残さない、私物と業務用の端末を分けるといった運用面の対策が現実的です。
なお中国は、2014年に反スパイ法を制定し、2023年4月にはスパイ活動への対策を強化する改訂を行っています。外務省は、当局から関連法規に違反したとみなされると、取り調べや長期間の身体拘束を余儀なくされるおそれがあるとしています。重い刑罰を科される可能性もあるとして、注意を促しています。
宿泊登記は、知らないまま違反しやすい手続きの代表例です。外務省は、出入国管理法により外国人は居住または宿泊開始後24時間以内に、管轄の公安機関で宿泊登記をする必要があるとしています。怠った場合は、2,000元以下の罰金が科せられます。
登記を誰が行うかは、宿泊先によって変わります。外務省は、サービスアパートやホテルに居住・宿泊する場合は施設が登記を代行するとしています。問題になりやすいのは友人宅や会社の社宅などに泊まるケースで、この場合は自分で登記を行う必要があります。
同じ案内では、厳しく管理している都市もあるとして注意が促されています。ホテル以外に泊まる予定がある出張では、誰がどこで登記手続きをするのかを事前に確認しておきましょう。
滞在が予定より延びる場合も注意が必要です。悪天候による欠航や急病など本人の責任によらない理由であれば、滞在地の公安局に欠航証明書や診断書等を添えて滞在期間の延長申請ができるとされています。
万一に備えて、緊急連絡先はスマートフォンと紙の両方に控えておきます。番号を思い出せないまま時間を失うのが、最も避けたい状況です。
外務省が案内している中国の緊急連絡先は、警察が110、消防署が119、救急車が120(北京は999も)、交通事故が122です。
犯罪被害に遭った場合は、直ちに警察に通報し、公安局(最寄りの派出所)に被害を届け出ることが重要です。外務省は、届け出が遅れたり現場管轄外の派出所へ届け出たりした場合、被害届が受理されないことがあると説明しています。
届出書が受理されると、担当警官の氏名と連絡先を記した受理票(報案)が発行されます。保険金の請求やパスポート再発給などの手続きで必要になるため、必ず受け取って保管してください。

ここまで見てきたとおり、中国出張の準備で最後まで残りやすいのが通信手段です。ビザや保険と違って締切が明確でないぶん、後回しにされがちな項目でもあります。
出発前に通信手段を確定させておけば、当日の荷物も現地での動き方もはっきりします。最後に、出張向けの回線を選ぶときの考え方を整理しておきましょう。
出張で使う通信手段には、旅行とは違う条件が求められます。まず、パソコンをつなげるかどうかです。ホテルのWi-Fiだけに頼ると、外出先で作業ができません。
次に、手配と受け取りの手間です。出発直前に出張が決まることも多く、店舗での受け取りや返却が必要な手段は日程に組み込みにくくなります。
そして、トラブル時に日本語で相談できるかどうかです。現地で通信がつながらなくなったとき、時差を気にせず相談できる窓口があるかは大きな差になります。
トリファは、全世界200カ国に対応した海外eSIMサービスです。購入から設定、データ残量の確認、チャージまでをアプリ内で完結できます。店舗での受け取りや返却がないため、出発が急に決まった出張でも準備が間に合います。
サポートは24時間365日、日本人スタッフによる有人チャットで対応しています。時差のある出張先から日本語で相談できるのは、業務中のトラブル対応では大きな安心材料です。
出張が多い方には、116か国に対応した月額プランという選択肢もあります。毎月10GBで未使用分は最大100GBまで繰り越せ、契約の縛りもありません。
急な予定変更に備えたい場合は、あんしんキャンセル保証も用意されています。回線の開通前であれば任意の理由でキャンセルでき、保証料を除くプラン料金の100%が返金されます。
なお、パソコンをつなぐテザリングはWi-Fi経由とBluetooth経由で利用できますが、プランによって対応が異なります。利用できるかどうかは、トリファアプリから確認してください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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