インド出張が決まったとき、まず何から手をつけるべきか迷う人は多いはずです。インドは日本国籍でもビザが必須で、入国前に提出しなければならない書類もあります。準備の抜けが、そのまま入国できないリスクにつながる国です。 「インド出張はきつい」と言われるのも事実ですが、その中身を分解すると、多くは体力の問題ではなく段取りの問題です。移動と時差、食事と衛生、気候の振れ幅、商習慣の違い、そして通信環境。いずれも出発前に手を打てる項目ばかりです。 この記事では、出発2ヶ月前からの逆算スケジュールに沿って、ビザの申請から予防接種、持ち物、都市別の気候差、現地での立ち回りまでを順番に整理します。出張先になりやすいデリー・ムンバイ・ベンガルールの違いにも触れます。 読み終えるころには、いつ何を終わらせておけばよいかが決まっている状態になります。初めてのインド出張でも、落ち着いて準備を進めてください。
目次

インド出張を経験した人からは、「思っていたより消耗した」という声がよく聞かれます。ただ、その多くは体力の問題ではなく、日本と前提が違う部分を準備で埋められていないことが原因です。
きつさの正体を先に分解しておくと、準備の時間をどこに使うべきかが見えてきます。ここでは代表的な5つの要因を整理します。
日本からデリーへの直行便は、往路でおよそ9時間30分から10時間ほどかかります。復路は追い風の影響で往路より短くなります。
日本とインドの時差は3時間30分で、日本のほうが進んでいます。インドはサマータイムを導入していないため、時期による変動はありません。
30分刻みという珍しい時差のため、日本側とオンライン会議を設定するときは計算ミスが起きやすくなります。日本の午前10時は、インドでは午前6時30分です。
日本発の便は夜に出発して、翌日の未明から早朝にデリーへ到着するものが多くなっています。到着日は移動と仮眠でほぼ終わると考えたほうが安全で、重要な商談は翌日以降に置くのが現実的です。復路も早朝に出発する便が中心のため、最終日も丸一日は使えません。
この夜間の到着そのものにも注意が必要です。外務省は、夜間の空港・駅・バスターミナルは特に危険だとして、夜間に到着する便を原則利用しないよう勧めています。深夜や早朝に着く便を使う場合は、空港からホテルまでの移動手段を出発前に確定させておいてください。
外務省は、インドは全土で水事情が悪く、蛇口から出る水道水をそのまま飲用にはできないとしています。飲用には新しいペットボトル飲料を選び、開栓の際に密閉の不具合がないかを確認してください。レストランで出されるグラスの水やジュースの氷も避けたほうが無難です。
厚生労働省検疫所(FORTH)も、生水や不衛生なレストラン・屋台での飲食を避けるよう案内しています。加熱調理されていない食品やフルーツジュースも同じ扱いです。
食事は日本の献立と香辛料や油分の使い方が異なります。連日続くと胃腸に負担がかかるため、常備薬とレトルトの日本食をいくつか持っていくと立て直しがききます。
体調を崩すと商談そのものが飛びます。衛生対策は「気をつける」ではなく、飲む水と食べるものをあらかじめ決めておく運用にしておくと安定します。
インドは国土が広く、同じ月でも都市によって体感がまったく違います。気象庁の平年値によると、ニューデリーの月平均気温は5月が32.7度、6月が33.3度です。日中は40度を超え、45度に達する日もあると報じられています。
一方で1月の月平均気温は13.9度、12月は15.6度まで下がります。朝晩の冷え込みは強く、最低気温が5度を下回ることもあります。
雨の量も月によって大きく変わります。ニューデリーの月降水量の平年値は1月が20.0ミリなのに対し、7月は197.2ミリ、8月は226.1ミリです。南西モンスーンの影響を受ける6月から9月ごろは、土砂降りで移動が読めなくなる日が出てきます。
「インドは暑い」という前提だけで荷造りをすると、冬の出張で確実に困ります。渡航月と都市をセットで確認してから服装を決めてください。
商談では、本題に入る前の雑談に時間を使うのが一般的です。日本の感覚で本題を急ぐと、かえって話が進みにくくなります。
会議の開始時刻や進行が予定どおりにならないこともあります。1日に予定を詰め込みすぎると、1件の遅れが後続すべてに波及します。
日本と同じ時間感覚を前提に組むと、そのギャップ自体がストレスになります。最初からバッファを織り込んで組み立てるほうが、結果的に予定を守れます。
通信は、現地に着いてから用意しようとすると想定以上に時間がかかります。現地の通信会社でSIMカードを契約する方法もありますが、外国人はパスポートの提示や写真撮影といった本人確認が必要です。店頭での待ち時間を含めると、開通まで半日近くかかったという報告もあります。
初日はただでさえ移動で消えます。そこから回線の手配に半日を使う余裕はないため、通信手段は出発前に決めておく必要があります。
電力事情も日本と同じ前提では組めません。都市部の主要ホテルや高層物件は自家発電を備えているのが一般的で、停電しても数秒で切り替わるとされますが、地域や施設によって事情は変わります。
インド出張の準備でつまずきやすいのは、ビザや予防接種のように「思い立った日にはもう間に合わない」項目があることです。逆算で押さえておけば、直前に慌てる場面はほとんどなくなります。
ここでは出発日からさかのぼる形で、いつ何を終わらせるべきかを整理します。
時期 | やること |
|---|---|
2ヶ月前 | パスポートの残存期間と空白ページの確認、航空券の手配 |
1〜2ヶ月前 | e-Business Visaの申請 |
1ヶ月前 | 予防接種の相談、常備薬の準備 |
2週間前 | 海外旅行保険の加入、通信手段の確保 |
1週間前 | 持ち物の最終確認、現地連絡先の共有 |
出発72時間前 | e-Arrival Cardの提出 |
インドのe-Visaを申請するには、パスポートに2つの条件があります。申請時点で残存有効期間が6ヶ月以上あることと、査証スタンプ用の空白ページが2ページ以上あることです。
残存期間が足りない場合はパスポートの切替申請から始めることになり、受け取りまでの日数が上乗せになります。東京都の場合、土曜・日曜・祝日等を除いて申請日を含め最短9営業日目からの受領です。出張が決まったら真っ先に確認してください。
航空券は日程が固まり次第押さえます。日本からはデリー、ムンバイ、ベンガルールへの直行便が運航しており、日本航空は2026年1月17日に成田=デリー線を開設しました。
ただし路線は時期によって変わります。全日空の成田=チェンナイ線のように運休が続いている路線もあるため、発券前に各航空会社の最新スケジュールで確認してください。
外務省は、インドに入国する場合は短期間の観光等の目的であっても事前に査証(ビザ)を取得することが必要だとしています。日本国籍にビザ免除の枠はなく、滞在期間の長短にかかわらず何らかの査証が要ります。商談や会議への出席が目的であれば、オンラインで申請できるe-Business Visaが選択肢になります。
デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ベンガルール、ハイデラバードの6空港では、商用・観光・会議出席・医療目的に限り到着時に査証を取得するVisa on Arrivalも利用できます。ただし英語での手続きが必要で時間を要することもあるため、到着後すぐに動く出張では事前取得のほうが確実です。
e-Business Visaには、インド政府の公式e-Visaサイトによると、有効期間1年(365日)で複数回入国できるタイプがあり、1回あたりの継続滞在は最長180日です。ほかに30日のタイプも用意されています。
申請は到着予定日の4日前までに済ませる必要があり、最大で120日前から受け付けられます。申請にはパスポートの写真ページのスキャンと名刺のコピーが必要で、インド企業からの招待状を求められる場合もあります。
支払いはクレジットカード、デビットカード、PayPalに対応しています。銀行手数料は決済ゲートウェイによって異なり、Axis Bank経由は最大3%+税、SBI ePay経由はカード3%・PayPal 4%です。到着時には入国管理局で生体情報の採取が行われます。
e-Visaで入国できる空港はデリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、ベンガルール、ハイデラバードなど34ヶ所が指定されています。乗り継ぎ先が対象外の空港にならないよう、発券前に確認しておくと安心です。
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厚生労働省検疫所(FORTH)は、インドへの渡航にあたりA型肝炎、B型肝炎、破傷風、腸チフスの予防接種を推奨しています。動物との接触が想定される場合は狂犬病、農村部への長期滞在では日本脳炎も対象です。
予防接種は種類によって接種スケジュールに時間がかかります。渡航が決まった段階で早めに渡航外来へ相談してください。
黄熱の流行国から入国する場合は、黄熱の国際予防接種証明書が必要になります。第三国を経由するルートを組むときは、経由地が該当しないかを事前に確認しておきましょう。
マラリアとデング熱はほぼ1年中発生していますが、特に雨季のあとで蚊が増える9月から11月ごろに流行するとされています。虫よけ剤と長袖の用意も準備リストに入れておいてください。
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海外旅行保険は、現地で医療機関にかかる場面を想定して加入しておきます。キャッシュレス診療に対応しているかどうかで、受診当日の負担が変わります。
通信手段もこの時期に確定させます。現地で購入する前提にしていると、到着直後に連絡が取れない時間が生まれるためです。
出張では、空港からの配車、日本側とのやり取り、クラウド上の資料参照、二段階認証コードの受信まで、通信が前提になる作業が続きます。ここが止まると業務そのものが止まります。
出発1週間前は、持ち物の最終確認と、現地で連絡が取れる状態づくりに使います。ここまでの準備が終わっていれば、残るのは詰めの作業だけです。
パスポート、e-Visaの承認メール、常備薬、変換プラグ、通信手段の設定が揃っているかを一度に確認します。細かい中身は後述の持ち物リストにまとめているので、突き合わせながら潰していくと抜けが出ません。
あわせて、訪問先の担当者名と連絡先、滞在するホテルの住所と電話番号、加入した海外旅行保険の連絡先を日本側の関係者と共有しておきます。現地で連絡が取れなくなったときに状況を把握できる人が日本にいる状態をつくっておくと、対応が早くなります。
2026年4月1日から、インドに入国する外国人は入国カードの電子版「e-Arrival Card」の提出が必須になりました。紙のカードとの併用期間は2026年3月31日で終了しています。
提出はインド到着前の72時間以内に、専用サイトまたは公式アプリから行います。氏名、パスポート番号、過去6日以内に訪問した国、インドでの滞在先住所、連絡先の入力が求められます。
提出後はPDFをダウンロードできます。入国審査では、印刷したものかスマートフォンの画面で提示する形になります。
ビザとは別の手続きである点に注意してください。e-Visaを取得していても、e-Arrival Cardの提出は別途必要です。
持ち物は「なくても何とかなるもの」と「ないと業務が止まるもの」に分けて考えると整理しやすくなります。インドの場合、後者に通信と電源、そして体調管理が入ります。
ここでは4つのカテゴリに分けて、出張特有の観点を中心に紹介します。
パスポート、e-Visaの承認メール、e-Arrival Cardの控えは、印刷したものとスマートフォン内の両方で持っておくと安心です。通信が使えない場面でも提示できます。
クレジットカードは複数のブランドを分けて持ちます。使える場所は増えていますが、小規模な店舗や移動の支払いで現金が必要になる場面も残ります。
インドルピーの国外持ち出しには上限があります。インド準備銀行(RBI)の規定では、インド国外に居住する人は空港から出国する場合に限り25,000ルピーまで持ち出せるとされています。上限額の扱いは情報源によって説明が分かれるため、余った現金は出国前に空港などで再両替しておくのが無難です。
名刺は日本の感覚より多めに用意してください。訪問先が増えると、想定以上に消費します。
胃腸薬、整腸剤、解熱鎮痛剤は必ず持参します。現地で買えないわけではありませんが、体調を崩した状態で成分表示や用法を確認するのは避けたいところです。
除菌ウェットティッシュと手指消毒剤は出番が多くなります。食事の前に手を洗える環境が、常にあるとは限らないためです。
冬のデリーなど大気汚染が悪化しやすい時期・地域では、微粒子を捕集できる規格のマスクを用意しておくと呼吸器への負担を減らせます。屋外での移動が続く日ほど効果を実感しやすいはずです。
インドの標準電圧は230ボルト、周波数は50ヘルツです。日本とは電圧が異なるため、持ち込む機器が対応電圧の範囲内かを確認してください。
パソコンやスマートフォンの充電器は100ボルトから240ボルトに対応している製品が多く、その場合は変圧器なしで使えます。一方でコンセントの形状は複数のタイプが混在しているため、全世界対応の変換プラグを1つ持っておけば、どのタイプにも対応できます。
停電に備えた小型ライトとモバイルバッテリーも、荷物に入れておきましょう。移動中に電池が切れると、配車アプリも日本側への連絡も使えなくなります。
通信は日本にいるうちに用意しておくのが最も確実です。アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリ「トリファ」なら、購入から設定までアプリ内で完結します(アプリダウンロード数No.1は2025年4月〜2026年3月、AppTweak調べ、iOS/Android合算)。プランによってはテザリングにも対応しているため、パソコンでの作業が多い出張とも相性のよい選択肢です。
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商談用のジャケットやシャツに加えて、屋外での移動を想定した服を分けて用意します。5月から6月のデリーのように40度を超える時期は、通気性を優先した素材を選んでください。
12月から2月は朝晩の冷え込みがあり、薄手のダウンやコートが必要になります。室内の空調で寒く感じることもあるため、羽織れるものが1枚あると調整できます。
外務省は、インドでは女性はあまり肌(特に足)を見せない習慣があるとして、タンクトップやミニスカートなど露出の多い服装を避けるよう勧めています。男性でもショートパンツは好ましくないとされています。

インド出張の条件は、行き先の都市によって大きく変わります。同じインドでも、必要な服装も移動のリスクも別物になると考えたほうが安全です。
ここでは日本企業の出張先になりやすい3つの都市と、日程の組み方を整理します。
都市 | 月平均気温の平年値(気象庁) | 準備で意識したいこと |
|---|---|---|
デリー・グルガオン | 1月13.9度 〜 6月33.3度 | 夏は暑さ対策、冬は防寒具と大気汚染対策 |
ムンバイ | 1月24.6度 〜 5月30.2度 | 雨天前提の移動時間、替えの靴と雨具 |
ベンガルール | 12月21.7度 〜 4月28.1度 | 朝晩の温度差に対応できる羽織り |
デリーと隣接するグルガオン(グルグラム)は、出張先として名前が挙がりやすいエリアです。その一方で、夏と冬の落差は本記事で扱う3都市のなかで最も大きくなります。
夏場は日中の外出そのものが負担になります。屋外での移動を最小限にし、こまめな水分補給を前提にスケジュールを組んでください。
12月から2月は濃霧によって航空便が遅延・欠航する日もあります。帰国日の翌日に重要な予定を入れないでおくと、遅れが出ても影響が広がりません。
同じ時期は大気汚染も悪化しやすくなります。屋外での滞在時間が長くなる日は、防寒具とあわせてマスクも用意しておいてください。
ムンバイは、インド準備銀行をはじめ主要な金融機関が集まる商業・金融の中心地です。商談目的の出張先に選ばれることの多い都市でもあります。
気象庁の平年値では月平均気温が1月の24.6度から5月の30.2度の範囲で推移し、デリーのような冬の冷え込みはありません。服装よりも、雨季の移動リスクへの備えが課題になります。
6月から9月ごろの雨季には強い雨が続き、道路の冠水によって移動時間が読めなくなることがあります。2026年7月にはモンスーンによる記録的な豪雨でムンバイ~プネ高速道路が全線通行止めになり、旧国道も冠水で閉鎖されて両都市間の道路交通が事実上寸断されました。この時期に訪問するなら、移動時間を平常時より多めに見積もっておくと予定が崩れにくくなります。
替えの靴下や乾きやすい靴、折りたたみ傘は雨季の必需品です。訪問先に濡れたまま入らずに済むよう、タオルを1枚入れておくのも実用的です。
ベンガルールはIT産業の集積地として知られる都市です。開発拠点を持つ日本企業の出張先にもなっています。
標高が高いため、デリーのような極端な暑さや冷え込みが起きにくいのが特徴です。気象庁の平年値では月平均気温が最も高い4月で28.1度、最も低い12月で21.7度と、年間の差は6.4度にとどまります。
服装の準備という点では、3都市のなかで最も負担が軽い都市です。ただし朝晩と日中の温度差はあるため、羽織れるものを1枚持っておくと調整できます。
降水量は9月が最も多く、月降水量の平年値は205.3ミリです。市内は渋滞しやすいため、雨の時期は特に移動時間へ余裕を見てください。
往復の移動だけで実質2日が消えるため、出張の全体日数は移動日を含めて5日以上を確保するのが現実的とされています。週末を使った弾丸日程は、成果と体力の両面で割に合いません。
1日に入れるアポイントは、午前1件・午後2件程度が上限の目安として案内されています。渋滞と会議の遅れを考えると、これ以上詰めても後半が崩れます。
祝祭日の扱いも先に確認してください。たとえば2026年のディワリは11月8日にあたり、前後を含めて実質的な連休になる企業や州があると案内されています。訪問先が稼働しているかを事前に押さえておきましょう。
祝日は州ごとに異なります。複数都市を回る日程では、都市単位で稼働日を確認しておくと空振りを防げます。
準備が整っていても、現地での動き方次第で成果は変わります。インドでは商習慣と移動の前提が日本と異なるため、あらかじめ型を決めておくと迷いません。
ここでは商談・会食・移動・体調管理の4つの場面に分けて、押さえておきたい点を紹介します。
インドのビジネスでは、本題の前に交わす雑談が関係構築の一部として重視されます。相手の近況や出身地、こちらの滞在先の話題などから入るのが一般的です。
挨拶は、胸の前で両手を合わせて「ナマステ」と言う形が広く使われます。覚えておくと最初のやり取りが円滑になります。
名刺を受け取るときは右手を使います。インドでは左手を不浄とみなす考え方があるため、左利きの場合も右手で受け渡すのが無難とされています。
インドでは、宗教や信条によって食べられるものが人によって異なります。菜食を選ぶ人も多く、肉類や魚介、卵を避ける相手がいる前提で店を選ぶ必要があります。
会食を設定する際は、事前に食べられないものを確認しておきます。ひと言聞いておくだけで、当日に店で困る場面を避けられます。
手土産も同様です。動物性の原材料が入っていない菓子を選んでおくと、渡す相手を選ばずに済みます。購入前に原材料表示を確認してください。
飲酒についても、宗教上の理由で飲まない人がいます。勧め方には配慮が必要です。
市内の移動は、UberやOlaといった配車アプリを使うのが基本です。行き先の伝達と料金が事前に確定するため、言語の壁と料金交渉の両方を避けられます。外務省も、デリーメトロや配車サービスは比較的安全とされると案内しています。
デリーのインディラ・ガンディー国際空港では、ターミナル3の到着後に「App-Based Taxi」の案内に従って多層駐車場内の乗車ゾーンへ向かう動線が公式に案内されています。空港によって乗り場の位置は異なるため、到着後の動線は事前に調べておいてください。
流しのタクシーやオートリキシャを使う場合は、乗る前に料金の相場を確認しておきます。メーターを使わず交渉制になることがあるためです。外務省は、ベンガルールには悪質なオートリキシャの運転手がおり、特に夜間はゆすり等の被害に遭うことがあるとして、信用のおけるタクシーの利用を勧めています。
夜間の単独行動を避けるよう、外務省も旅行者に呼びかけています。やむを得ない場合は、配車アプリに表示される車両情報とドライバー情報を同行者や日本側の関係者に共有しておくと安全性が高まります。
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食あたりや発熱が起きた場合は、無理に予定を維持しないほうが結果的に損失は小さくなります。1日休んで復調するほうが、残りの日程を確実に消化できるためです。
水分と電解質の補給を優先します。粉末のスポーツドリンクを持参しておくと、ミネラルウォーターに溶かしてすぐ使えます。
症状が続く場合は現地の医療機関を受診します。加入した海外旅行保険の連絡先と、キャッシュレス診療に対応する病院を出発前に控えておいてください。
帰国後に発熱や下痢が出た場合も、渡航歴を伝えたうえで医療機関を受診します。厚生労働省検疫所(FORTH)も、感染から症状が出るまでには潜伏期間があり、滞在中に数日経過してから、あるいは帰国後に症状が現れることがあるとしています。

インド出張のきつさは、体力よりも段取りで決まります。ビザとe-Arrival Cardの手続き、予防接種、都市に合わせた服装、そして通信環境。この4つを出発前に押さえておけば、現地で消耗する場面は大きく減らせます。
なかでも通信は、到着直後の移動から日本側とのやり取りまで、あらゆる業務の土台になります。ここが不安定なままだと、ほかの準備が整っていても成果に届きません。
トリファなら、日本にいるうちにアプリで購入と設定を済ませ、インドに到着して電波をつかんだ時点から使い始められます。物理的なSIMカードの受け取りや現地での契約手続きが不要なため、到着直後の時間を移動と業務にあてられます。
データ残量の確認や追加のチャージも、アプリ内で完結します。困ったときは24時間365日、日本人スタッフの有人チャットに日本語で相談できるため、時差のある現地でも安心です。
支払いはクレジットカードのほか、Apple Pay、Google Pay、PayPay、コンビニ決済にも対応しています。海外出張が多い企業向けには、法人プラン「trifa Business」も用意されています。
出発前の準備リストに「通信手段の確保」を入れて、現地で慌てない状態をつくっておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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