台湾行きの飛行機を調べ始めると、飛行時間、航空券の値段、安い時期、桃園と松山のどちらに降りるかなど、確認したいことが次々に出てきます。ところが調べようとすると、飛行時間だけをまとめたページ、料金だけをまとめたページと情報がばらばらで、何度も検索し直すことになりがちです。 この記事では、台湾行きの飛行機に関する疑問を1本にまとめました。出発空港別の飛行時間から、LCCとフルサービスキャリアの料金の考え方、航空券が安い時期、直行便を運航している航空会社、深夜便を選ぶときの注意点まで順に取り上げます。 あわせて、2026年4月24日から適用されたモバイルバッテリーの新ルールや、着陸した直後にスマホをネットにつなぐ方法など、出発直前に慌てやすいポイントも扱います。 気になる項目から読み進めても問題ありません。台湾行きの飛行機選びで迷わないための材料として活用してください。
目次

台湾は日本から最も近い海外旅行先のひとつで、東京からでも4時間半あれば到着します。時差も小さく、機内で長時間過ごす負担が少ないのが魅力です。
まずは飛行機を予約する前に押さえておきたい基本情報として、次の4点から確認していきましょう。
日本から台湾への直行便は、東京発でおよそ3時間20分から4時間30分程度です。西へ行くほど短くなり、福岡発なら3時間を切る便もあります。
実際に公開されている時刻表を見ると、羽田発の台北松山行きは、夏ダイヤで3時間20分から3時間40分、冬ダイヤでは3時間50分から4時間10分の便が並んでいます。羽田発の桃園行きは早朝のLCC便のみで、夏ダイヤなら3時間35分程度です。
出発空港別の飛行時間の目安は次のとおりです。使用機材や航路によって同じ路線でも幅があります。
出発空港 | 到着空港 | 飛行時間の目安 |
|---|---|---|
羽田 | 台北(松山) | 約3時間20分〜4時間10分 |
羽田・成田 | 台北(桃園) | 約3時間35分〜4時間30分 |
関西 | 台北(桃園) | 約2時間40分〜3時間35分 |
中部 | 台北(桃園) | 約3時間〜3時間40分 |
福岡 | 台北(桃園) | 約2時間25分〜2時間45分 |
新千歳 | 台北(桃園) | 約4時間〜4時間55分 |
那覇 | 台北(桃園) | 約1時間30分〜1時間50分 |
上の数値は、夏ダイヤと冬ダイヤの両方を含めた所要時間の幅です。台湾線は冬ダイヤのほうが20分から30分ほど長く設定されており、同じ便名でも季節によって所要時間が変わります。
なお、台湾発日本行きは、時刻表上の所要時間が往路より短めに設定されています。
台湾の標準時は日本より1時間遅れています。日本が正午のとき、台湾は午前11時です。サマータイムの制度はなく、台湾国内でも地域による時差はありません。
時差が1時間しかないため、体内時計が大きく乱れることはほとんどありません。多くの人は到着後すぐに現地の時間で行動できます。
ただし深夜便や早朝便を選ぶと、時差ではなく睡眠不足で体調を崩すことがあります。機内でこまめに水分を取り、アルコールを控えるだけでも到着後の体調は変わります。
台湾と日本の時差はたったの1時間!旅行前に知りたい基本情報まとめ
羽田空港からは台北松山空港への直行便が運航されています。松山空港は台北市内にあり、都心へのアクセスが短いことが最大の利点です。
飛行時間そのものは成田発の桃園行きと大きく変わりませんが、羽田も松山もそれぞれの都市の中心に近いため、家を出てからホテルに着くまでの総移動時間で見ると差がつきます。
一方で松山空港は運用時間が5時から23時までと定められており、深夜早朝の発着はありません。夜遅い便を使いたい場合は桃園発着が選択肢になります。
3時間台のフライトでは、座席のリクライニング角度よりも降りやすさを優先する考え方があります。前方の通路側なら、到着後の入国審査の列に早く並べます。
少しでも眠って体力を温存したい人には、窓側が向いています。壁に頭を預けられるうえ、通路側の人に起こされる心配もありません。
LCCでは座席指定が有料のことが多く、指定しなければ自動的に割り振られます。同行者と離れたくない場合は、有料でも指定しておくと安心です。
台湾行きの航空券は、LCCとフルサービスキャリア(FSC)で価格帯が大きく異なります。ただしLCCは後から追加料金が積み上がるため、表示価格だけで比べると判断を誤りがちです。
まずは往復の相場感を押さえ、そのうえで格安チケットの実態と、追加料金まで含めた実質総額の考え方を見ていきます。
旅行情報サイトで案内されている往復航空券の目安には、次のような幅があります。時期や予約タイミングで大きく動くため、参考値として捉えてください。
区分 | 通常期の往復目安 | 繁忙期の往復目安 |
|---|---|---|
LCC | 2万円台〜4万円台 | 5万円以上 |
フルサービスキャリア | 4万円台〜8万円程度 | 7万円〜12万円程度 |
これらは各社の公式運賃表ではなく、旅行情報サイトが実勢価格をまとめた目安として案内している数値です。正確な金額は検索する日付ごとに変わります。
年末年始や旧正月、ゴールデンウィークは需要が集中し、上の繁忙期の幅を超えることもあります。
台湾往復1万円という表現を見かけることがありますが、旅行情報サイトが案内するLCCのセール時の往復相場は1万5千円程度からです。往復総額で1万円台に収まるのは、セールを狙い撃ちできた場合に限られます。
さらに、LCCの最安運賃には受託手荷物や座席指定が含まれないのが一般的です。スーツケースを預けると、片道ごとに追加料金が発生します。
往復1万円台で行けることもありますが、荷物を預けるならもう少し見ておくのが現実的です。
LCCとフルサービスキャリアを比べるときは、次の項目を足し合わせた総額で見ると判断しやすくなります。
フルサービスキャリアは、これらの多くが運賃に含まれています。荷物が多い旅行や家族旅行では、総額の差が想像より小さくなることも珍しくありません。
逆に、機内持ち込みサイズの荷物だけで身軽に動く1泊2日なら、LCCの価格優位はそのまま残ります。旅行スタイルに合わせて選び分けるのが合理的です。
国際線の手荷物ルールまとめ|機内持ち込み・預け荷物の制限を徹底解説
台湾線にはピーチ、タイガーエア台湾、ジェットスター・ジャパン、スクートなど複数のLCCが乗り入れています。どれを選ぶかは、出発空港と発着時間帯で自然に絞り込めます。
まず自宅から通いやすい空港を発着する会社を選び、次に到着時刻が市内交通の動いている時間に収まるかを確認します。この2点を満たす会社が残れば、あとは価格で比べれば十分です。
ただし就航路線や便数は季節ごとに見直されるため、特定の会社を前提に日程を固めるのは避けたほうが無難です。
台湾行きの航空券は、日本の連休と台湾の旧正月という2つの要因で価格が動きます。この2つを避けられるかどうかで、支払う金額は大きく変わります。
安い時期と高い時期の傾向、予約のタイミング、台風シーズンの欠航対応の順に取り上げます。
旅行情報サイトで安いと案内されているのは、おおむね次の時期です。
反対に高くなるのは、年末年始、旧正月前後、ゴールデンウィーク、夏休みのピークです。旧正月は年によって日付が動くため、旅行月を決める前に確認しておくと安心です。
なお5月から6月は台湾の雨の多い時期、7月から9月は台風シーズンにあたります。安さと天候はトレードオフになる点は押さえておきましょう。
予約タイミングについては、情報源によって案内が食い違っています。出発の1か月から3か月前とするものもあれば、約4か月半前が最安という分析もあります。
共通しているのは、出発直前になるほど高くなるという傾向です。日程が決まっているなら、2か月から3か月前を目安に一度相場を確認し、セール情報を追いながら判断するのが無難です。
ただし繁忙期は例外で、早く押さえないと席自体がなくなります。年末年始や旧正月に旅行するなら、半年前から動いても早すぎることはありません。
台風シーズンにあたる7月から9月は、欠航や大幅な遅延が発生することがあります。この時期に旅行するなら、確認手段を事前に把握しておきましょう。
最も確実なのは、予約した航空会社の公式サイトやアプリにある運航状況のページです。空港公式サイトの発着案内も、当日の状況を把握するのに役立ちます。
欠航が決まると電話窓口は混み合います。オンラインで振替手続きができる航空会社も多いため、まずは公式サイトを開く習慣をつけておくと落ち着いて対応できます。

台湾線は就航している航空会社が多く、到着できる空港も複数あります。選択肢が多いぶん、どこを基準に選べばよいか迷いやすい部分です。
就航している航空会社、台北の2空港の使い分け、台北以外への直行便、乗り継ぎ便という順に整理します。
2026年時点で日本と台湾を結ぶ直行便は、日系・台湾籍・外国籍を合わせて多数の航空会社が運航しています。代表的な会社は次のとおりです。
日台間では新規就航や運航再開が相次いでおり、たとえばスターラックス航空は高松と台中を結ぶ直行便を運航しています。一方で、搭乗率などを理由に運休する地方路線もあります。
路線によっては、期間限定で増便や減便が行われることもあります。旅行の予定を組む前に、各社の公式サイトで最新の就航状況を確認してください。
JALとANAはどっちがいい?国際線サービスの違いを7項目で徹底比較
台北には桃園国際空港と台北松山空港の2つがあります。便数の多さでは桃園、市内への近さでは松山が有利です。
桃園空港から台北駅までは、桃園空港MRTの直達車で第1ターミナルから35分、第2ターミナルから39分です。各駅停車の普通車では第1ターミナルから49分かかります。運行時間は6時から23時までです。
松山空港はMRT文湖線の松山機場駅が空港に直結しています。台北駅へ向かうには乗り換えが必要ですが、空港が市街地にあるぶん移動時間は短く済みます。所要時間と運賃は台北捷運の公式サイトで確認できます。ただし空港の運用時間が5時から23時までのため、深夜早朝の便はありません。
判断の目安は単純で、便数と価格の選択肢を広く取りたいなら桃園、到着後の移動時間を最小にしたいなら松山です。
台湾南部や中部を主な目的地にするなら、台北を経由せず直接飛ぶ方法があります。高雄、台中、台南にも日本からの直行便が就航しています。
たとえば台中には成田や中部、高松からの便があり、台南にも那覇や熊本からの国際線が就航しています。高雄には成田や関西など複数の空港から便があります。
台北とセットで回るなら台北着で問題ありませんが、南部だけを訪れるなら、台北から台湾高鉄で南下する分の移動時間を省けます。
台湾へは直行便が豊富なため、通常は乗り継ぎを選ぶ必要はありません。それでも乗り継ぎ便が選択肢になるのは、次のような場合です。
まず、直行便のない地方空港から出発するときです。国内線で羽田や関西に出るより、香港やソウルを経由したほうが総額を抑えられることがあります。
次に、台湾と他の都市を組み合わせて周遊したい場合です。乗り継ぎ地でストップオーバーを設定できる運賃なら、1回の旅行で2都市を訪れられます。
ただし乗り継ぎには、遅延で予定が崩れるリスクがあり、総移動時間も長くなります。
最新の便数や時刻を調べるなら、航空会社の公式サイトが最も確実です。運航スケジュールは夏季と冬季で切り替わるため、旅行時期のダイヤを見る必要があります。
出発空港の公式サイトにも国際線の発着時刻表が掲載されています。複数社の便を横断して見たいときは、こちらのほうが早く把握できます。
なお、旅行系サイトの就航一覧には、すでに運航を終えた会社が残っていることがあります。会社名を見つけたら、その会社の公式サイトで運航が続いているかを確かめてください。
深夜便や早朝便は運賃が安く設定されていることが多く、滞在時間を長く取れる利点もあります。一方で、空港と市内の移動が公共交通の運行時間から外れやすいという落とし穴があります。
深夜便や早朝便を選ぶ判断材料と、到着後の移動手段、搭乗前に確認したい手荷物ルールを順に扱います。
深夜便の利点は、仕事を終えてからそのまま出発できることです。現地に朝到着すれば、初日を丸一日使えます。
ただし機内で十分に眠れるかは人によります。到着日の午前中に予定を詰め込みすぎると、体力が持たずに動けなくなることもあります。
初日はホテルに荷物を預けて近場を歩く程度にとどめ、本格的な観光は2日目からにすると無理がありません。
桃園空港MRTが動いているのは6時から23時までで、この時間帯を外れて到着した便ではMRTを使えません。
そのときの主な選択肢が空港バスです。桃園空港と台北市内を結ぶ國光客運の1819番は24時間運行で、所要時間はおよそ55分、運賃は全票で140元です。台北側の乗り場は台北轉運站(台北バスターミナル)です。かつての國光客運台北車站から移っているため、古い案内に引きずられないよう、乗り場は公式サイトで最新の情報を見ておきましょう。
タクシーや配車アプリを使う手もありますが、いずれも到着直後にスマホがネットにつながっていることが前提になります。海外eSIMを使えば飛行機を降りた時点で通信できるため、深夜到着でも配車アプリや地図をすぐ開けます。トリファのように出発前にアプリで購入と設定を済ませられるサービスなら、現地で慌てる場面を減らせます。
台湾の移動手段まとめ|エリア別・目的別・おすすめアプリなどすべて紹介
2026年4月24日から、モバイルバッテリーの機内持ち込みルールが変わりました。国土交通省が示した新ルールでは、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは160Wh以下のものを2個までとされています。
あわせて、機内の電源からモバイルバッテリーへ充電すること、モバイルバッテリーから他の電子機器へ充電することが禁止されました。従来どおり、預け入れ手荷物に入れることもできません。
座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元に置くことも求められています。スマホの充電は、機内に備え付けの電源を使うようにしましょう。
飛行機にモバイルバッテリーは持ち込める?容量制限や個数など最新ルールを解説

航空券と手荷物の準備がひととおり片づいたら、最後に残るのが到着後の通信手段です。飛行機を降りてから空港のWi-Fiを探したり、SIMカウンターの列に並んだりする時間は、旅行のなかでも意外と惜しいものです。
出発前に通信手段を用意しておけば、着陸した時点でスマホが使える状態になります。ここでは、到着直後にネットが使えなくなる原因と、その解決策を確認します。
着陸後に機内モードを解除しただけでは、多くの場合そのままインターネットには接続できません。日本のキャリア回線は、海外では国際ローミングの設定を有効にしない限り通信できないためです。
またローミングを有効にすると、契約内容によっては高額な通信料が発生することがあります。設定画面を開いたまま迷っているあいだに、入国審査の列はどんどん進んでいきます。
出発前に通信手段を決めておけば、この迷いはなくなります。
現地で通信する方法には、国際ローミング、レンタルWi-Fi、現地SIM、eSIMがあります。このうちeSIMは、渡航前にスマホへ設定を入れておける点が特徴です。
物理的なSIMカードを差し替える必要がないので、日本の電話番号を残したまま海外用のデータ通信を追加できます。空港で機器を受け取る必要も、返却する必要もありません。
日程の短い台湾旅行では、受け取りと返却の手間がない分、到着後の時間をそのまま観光に使えます。
トリファは、アプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリです。200以上の国と地域に対応しており、台湾で使うプランもアプリ内で購入できます。
台湾では、当局の規制によりeSIMの利用時にパスポート情報とeSIM番号の登録(実名認証)が求められます。トリファならパスポートを撮影して送るだけでアプリ内で認証まで完了するため、出発前に済ませておけます。
購入から設定、データ残量の確認、チャットサポートまでアプリ内で完結します。日本語のサポートが24時間365日対応しているため、現地で設定に迷ったときも相談できます。
貯まったトリファポイントは、ANAとJALのマイルに交換できます。飛行機での旅行が多い方には使いやすい仕組みです。
台湾行きの飛行機を予約したら、通信手段もあわせて準備しておきましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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