ベトナムの世界遺産は、紹介する記事によって「8つ」「9つ」と件数が異なることがあります。ハロン湾やホイアンのように北部と中部に分かれて点在しているため、自分の旅程でどれに行けるのかも分かりにくいところです。 最新の登録状況の一覧とあわせて、ハノイ・ダナン・ホーチミンなど滞在する都市から行ける世界遺産を確認できます。遺産ごとの所要時間・入場料・ベストシーズンや、日数別の組み合わせも比べられます。 フエやホイアンなど個別の都市の観光情報は、それぞれの都市の記事に詳しくまとまっています。気になる遺産があれば、本文中のリンクから確認できます。 旅程が決まったら、郊外への移動や現地での通信の準備も、出発前に済ませておきましょう。
目次

ベトナムの世界遺産は、2025年7月12日にパリで開催された第47回世界遺産委員会で新たに1件が登録され、9件になりました。2026年7月の第48回委員会ではベトナムからの新規登録はなく、2026年10月時点でも9件です。
「8つ」と紹介する記事もありますが、2025年7月に登録された「イエン・トゥー遺産群」を含めると9件です。下の一覧の9件は、ユネスコの発表とベトナム政府系の報道で確認したものです。2026年10月時点で、登録取り消しや危機遺産リストへの追加は確認されていません。
9件の世界遺産は、北部と中部に分かれて点在しています。南部のホーチミン周辺には、2026年10月時点で登録地がありません。南部アンザン省のオケオ=バテー遺跡は、2026年1月にユネスコへ推薦書が提出されています。
あわせて知っておきたいのは次の4点です。
2026年10月時点で確認できたベトナムの世界遺産9件は、下の表のとおりです。
遺産名(日本語/英名) | 登録年 | 区分(文化/自然/複合) | 地域(北部/中部) | 最寄りの拠点都市 |
|---|---|---|---|---|
ハロン湾とカットバ諸島(Ha Long Bay - Cat Ba Archipelago) | 1994年(2000年に地質学的価値でも評価、2023年9月にカットバ諸島を含む範囲に拡大) | 自然遺産 | 北部 | ハノイ |
チャンアン複合景観(Trang An Landscape Complex) | 2014年 | 複合遺産 | 北部 | ハノイ |
ハノイ-タンロン王城遺跡中心地区(Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long) | 2010年 | 文化遺産 | 北部 | ハノイ |
ホー王朝の城塞(Citadel of the Ho Dynasty) | 2011年 | 文化遺産 | 北部 | ハノイ |
イエン・トゥー=ヴィンギエム=コンソン・キエップバックの遺跡・景観群(Yen Tu - Vinh Nghiem - Con Son, Kiep Bac Complex of Monuments and Landscapes) | 2025年7月 | 文化遺産 | 北部 | ハノイ |
古都ホイアン(Hoi An Ancient Town) | 1999年 | 文化遺産 | 中部 | ダナン |
ミーソン聖域(My Son Sanctuary) | 1999年 | 文化遺産 | 中部 | ダナン |
フエの建造物群(Complex of Hue Monuments) | 1993年 | 文化遺産 | 中部 | ダナン(フエ) |
フォンニャ=ケバン国立公園とヒンナムノー国立公園(Phong Nha - Ke Bang National Park and Hin Nam No National Park) | 2003年(2015年拡張、2025年7月にラオスのヒンナムノー国立公園との国境をまたぐ登録に拡大) | 自然遺産 | 中部 | ダナン |
北部はハノイ、中部はダナンを拠点にすると、9件のほとんどに日帰りか1〜2泊で行けます。
2025年7月に登録された文化遺産の正式名称は「イエン・トゥー=ヴィンギエム=コンソン・キエップバックの遺跡・景観群」です。英名はYen Tu - Vinh Nghiem - Con Son, Kiep Bac Complex of Monuments and Landscapesです。ベトナムの9番目の世界遺産にあたります。
12の構成資産からなる、ベトナム初の「シリアル型」(複数の離れた場所をひとまとまりで登録する形式)の文化遺産です。クアンニン省のイエン・トゥー山を中心に、竹林(チュックラム)禅宗の発祥地として知られています。13世紀、陳朝の皇帝チャン・ニャン・トンが王位を譲って出家し、この地で禅宗を開きました。
構成資産は、クアンニン省のほか、現在のバクニン省・ハイフォン市にまたがります。2025年の省統合により、登録当時の行政区分と現在の省名が異なる場合があります。
イエン・トゥー山頂の寺院までは、ロープウェイを使う方法と、参道を歩く方法があります。寺院を参拝する場所なので、露出の少ない服装で訪れるのが無難です。
9件の内訳は、文化遺産が6件、自然遺産が2件、複合遺産が1件です。文化遺産はフエの建造物群・古都ホイアン・ミーソン聖域・タンロン遺跡・ホー王朝の城塞・イエン・トゥー遺産群です。自然遺産はハロン湾とカットバ諸島・フォンニャ=ケバン国立公園、複合遺産はチャンアン複合景観です。
このうち、海を舞台にしているのはハロン湾とカットバ諸島だけです。石灰岩の奇岩が連なる湾に、2023年9月の拡大登録でカットバ諸島も登録範囲に加わりました。
複合遺産のチャンアン複合景観は、自然の景観と約3万年前からの人類の活動の痕跡、かつての王都ホアルーをあわせて評価された遺産です。
世界遺産とは別に、ユネスコには無形文化遺産の制度もあります。ベトナムからは、フエの宮廷雅楽(ニャニャック)やバクニン省の民謡「クアンホー」(2009年登録)など、2025年12月時点で17件が登録されています。ニャニャックは2003年に傑作宣言を受け、2008年に代表一覧表へ記載されました。サパの棚田は景観の美しさで知られていますが、ユネスコの世界遺産には登録されていません。
ベトナム語で「世界遺産」は「Di sản thế giới」と表記されます。「di sản」が「遺産」、「thế giới」が「世界」にあたる言葉です(カタカナでの読み方は目安として「ジーサン・テーゾイ」に近い音になります)。
現地の案内板には、この表記とあわせて英語の「World Heritage Site」が併記されたものもあります。
遺跡や観光案内所で道を尋ねるときは、地図アプリに遺産名を入力して画面を見せる方法もあります。発音に自信がないときに使えます。

ベトナムの世界遺産9件は、北部5件(ハノイ周辺)と中部4件(ダナン・フエ周辺)に分かれています。どちらを拠点にするかで、日帰りで行ける世界遺産の数が変わります。
南部のホーチミンに滞在する場合は、世界遺産そのものがないため、北部・中部とは考え方が異なります。
滞在都市別の行き方は次のとおりです。
滞在都市ごとに、日帰りで行ける世界遺産と、泊まりがけが向く世界遺産を分けると下の表のようになります。
滞在都市 | 日帰りで行ける世界遺産 | 泊まりがけが向く世界遺産 | 主な移動手段 |
|---|---|---|---|
ハノイ | タンロン遺跡・チャンアン複合景観・イエン・トゥー遺産群・ホー王朝の城塞(後の2件は片道3時間前後) | ハロン湾(1泊クルーズもある) | 市内は徒歩・タクシー、郊外は車・ツアーバス |
ダナン(ホイアン含む) | 古都ホイアン・ミーソン聖域・フエの建造物群 | フォンニャ=ケバン国立公園 | タクシー・配車アプリ・ツアーバス |
フエ | フエの建造物群(市内)・古都ホイアン(片道3〜4時間程度) | フォンニャ=ケバン国立公園 | タクシー・鉄道・ツアーバス |
ホーチミン | (世界遺産なし) | ハノイ・ダナン方面の全世界遺産 | 国内線 |
北部と中部の両方を1回の旅行で回るなら、国内線を使うと移動時間を短縮できます(ハノイ〜ダナン間は約1時間25分)。遺産ごとの移動時間や入場料の目安は、後半の比較表で確認できます。
ダナン市内そのものに世界遺産はありません。ただし、ダナンを拠点にすると古都ホイアン・ミーソン聖域・フエの建造物群・フォンニャ=ケバン国立公園の4か所に行けます。
ホイアンはダナンから南へ約30km、ミーソン聖域はそこからさらに内陸に入った場所にあります。フエはダナンから北へ、ハイヴァン峠またはトンネルを越えた先です。
フォンニャ=ケバン国立公園は、この4か所の中でダナンから最も離れた場所にあります。
ホーチミン滞在中に世界遺産へ行きたい場合は、国内線でハノイやダナン(フエ)へ移動する日程になります。
ホーチミンからダナンまでは直行便で約1時間25分、ハノイまでは約2時間5分が目安です(ベトナム航空の案内。時期や航空会社により変わります)。
世界遺産ではありませんが、ホーチミン周辺にはメコンデルタやクチトンネルなど、南部ならではの観光スポットもあります。
アンコールワットはベトナムではなく、カンボジアにあります。ベトナム旅行と混同しやすい世界遺産ですが、ベトナム国内の9件には含まれません。
ホーチミンからカンボジアのシェムリアップまでは、直行便で1時間5〜10分程度が目安です。ハノイからもベトナム航空の直行便があり、所要は1時間50分程度です。いずれもベトナム航空の案内で、運航状況は時期により変わります。
カンボジア入国には、事前のeビザ申請か到着時のビザ取得が必要です。

ハノイを拠点にすると、ハロン湾・チャンアン複合景観・タンロン遺跡・ホー王朝の城塞・イエン・トゥー遺産群の5件に行けます。
タンロン遺跡はハノイ市内、チャンアンは日帰り圏、ハロン湾・ホー王朝の城塞・イエン・トゥーは移動に時間がかかる場所です。
ハノイから行く5件は次のとおりです。
ハロン湾は、ハノイから約165km、高速道路を使って車で2時間30分〜3時間30分ほどの場所にあります。距離はベトナム政府観光局の案内で、所要時間は交通状況により変わります。
クルーズには、日帰り・1泊・2泊のタイプがあります。それぞれの違いを比べると下の表のようになります。
クルーズの種類 | 回れる範囲の目安 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
日帰り | ハロン湾の中心部、代表的な島や鍾乳洞を周遊 | 旅程に余裕がない人、ハノイ滞在が短い人 | 往復の移動を含め1日がほぼつぶれる |
1泊クルーズ | 日帰りより湾の奥まで回れ、洞窟や漁村に立ち寄るコースがある | ハロン湾をゆっくり楽しみたい人 | 船上泊のため設備やプランは船会社ごとに差がある |
2泊クルーズ | ランハ湾やカットバ島まで含めたより広い範囲 | 時間に余裕があり、カットバ島の自然も楽しみたい人 | 日程に組み込むには2〜3日のゆとりが必要 |
カットバ諸島も登録範囲に含まれるため、カットバ島まで足を延ばすクルーズも世界遺産めぐりの一部になります。
日帰りか1泊かで迷う場合は、ハノイでの滞在日数と、他に組み込みたい世界遺産の数で決めるとよいでしょう。台風などの悪天候時は、港湾当局の指示でクルーズが運航停止になることがあります。旅程に予備日を1日入れておくと、欠航したときに別の日へ振り替えられます。
チャンアンは、ハノイから南へ約93km、車で1時間強の場所にあるニンビン省の景観です。奇岩と川が入り組んだ地形がハロン湾に似ていることから、チャンアンやタムコックを含むこの一帯は「陸のハロン湾」とも呼ばれています。
手漕ぎボート(サンパン)に乗って、洞窟や渓谷を2.5〜3時間ほどめぐるのが定番の過ごし方です。乗合船の料金は1人250,000ドン程度が目安です(時期により変動する可能性があります)。2026年8月には台風の影響でボートの運航が一時全面停止されたため、訪問前に運航状況を確認しましょう。
ハロン湾と比べると移動時間が短く、ハノイから日帰りしやすい世界遺産です。
タンロン遺跡は、ハノイ市内にある世界遺産です。11世紀の李朝に築かれ、その後も長く王朝の中心地として使われてきました。
入場料は2025年1月から100,000ドン、開館時間は8時〜17時です(公式サイトでは毎日開館と案内されています)。料金や開館時間は変わる可能性があるため、訪問前に最新情報を確認してください。
市内にあるため移動の手間が少なく、半日の予定に組み込みやすい遺跡です。ハノイ観光の他のスポットと組み合わせたい場合は、こちらの記事が参考になります。
ハノイ観光のおすすめスポット15選!初心者向けモデルコースとグルメ情報
ホー王朝の城塞は、ハノイから南へ約140km、車で片道3時間前後が目安の場所にあります。1397年に築かれた、東南アジアでは珍しい石造りの城塞です。
入場料は40,000〜50,000ドン程度とソースによって幅があります。開館時間は季節で変わり、夏は7時〜17時30分、冬は7時〜17時が目安です。
イエン・トゥー遺産群は、ハノイから片道2時間45分〜3時間10分程度です。
どちらも移動に時間がかかります。ハノイでの滞在が短い場合は無理に組み込まず、滞在日数に余裕があるときの候補にするとよいでしょう。

ダナンを拠点にすると、古都ホイアン・ミーソン聖域・フエの建造物群・フォンニャ=ケバン国立公園の4件に行けます。
ホイアンとミーソン聖域はダナンから近く、フエは日帰り圏内、フォンニャ=ケバンは距離があるため日程の組み方に工夫が必要です。
ダナンから行く4件は次のとおりです。
ホイアンは、ダナンから南へ約30km、車で30分〜1時間ほどの港町です。15〜19世紀に東南アジアの貿易港として栄え、中国・日本・ヨーロッパの影響が混ざり合った町並みが残っています。
昼は木造家屋が並ぶ町歩き、夜は灯籠(ランタン)が灯る旧市街の雰囲気が楽しめます。昼と夜のどちらを優先するかで、ダナンから日帰りにするか、ホイアンに泊まるかが変わってきます。
2025年10月下旬には記録的な洪水で旧市街が浸水しましたが、数日後には観光客の受け入れが再開されました。雨季(9〜12月頃)は浸水することがあるため、訪問前に最新状況を確認しておきましょう。
旧市街の入場券の仕組みや値段、灯籠体験の詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ホイアン観光ガイド|入場券・ランタン・ダナンからの行き方まで解説
ミーソン聖域は、ダナン中心部から内陸へ約45〜50km、車で1時間15分〜1時間30分ほどの場所にあります。4〜13世紀にチャンパ王国が築いたヒンドゥー教寺院群の遺跡です。
入場料は外国人150,000ドン程度、見学時間は6時〜18時です。チャム文化の舞踏ショーは午前・午後に複数回上演されています。
日中は気温が上がりやすいため、6時30分〜9時ごろの早い時間の訪問が勧められています。
ベトナム戦争中の1969年の爆撃で建造物の多くが失われ、現在残る塔や基壇は25ほどです。
フエの建造物群は、1993年に登録されたベトナム最初の世界遺産です。19世紀に阮朝の都だった王宮(フエ王宮)と、郊外に点在する皇帝の陵墓などが登録範囲に含まれます。
ダナンからフエまでは、ハイヴァン峠またはトンネルを経由して片道約100〜110km、車や鉄道で2時間30分〜3時間半程度が目安です。日帰りも可能ですが、陵墓は郊外に点在しているため、王宮のほかにどこを回るかを事前に決めておく必要があります。
2025年10月下旬の洪水ではフエの史跡も被害を受けましたが、王宮は数日後に観光客の受け入れを再開しました。王宮の回り方や陵墓ごとの見どころ、入場料やセットチケットの詳細は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ベトナム・フエ観光ガイド|京都の姉妹都市で帝廟と世界遺産を巡る旅
フォンニャ=ケバン国立公園は、ダナンから約270〜320km、車で5時間半〜6時間半ほどかかります。フエやドンホイを経由して、移動を分ける行き方もあります。
日帰りと1泊の違いは次のとおりです。
行き方 | 現地で過ごせる時間の目安 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
ダナンから日帰り | 往復の移動が長く、現地滞在は半日程度 | 洞窟を1〜2か所だけ見たい人 | 移動だけで1日の大半を使う |
フエ・ドンホイ経由で1泊 | 洞窟探検に半日〜1日をあてられる | 複数の洞窟を回りたい人、ゆっくり観光したい人 | ドンホイやフォンニャの町での宿泊手配が必要 |
フォンニャ洞窟は入場料150,000ドン程度に加え、ボート代(1隻550,000ドン程度、最大12人で乗り合い可)が別途必要です。ソンドン洞窟の探検ツアーは、催行会社が1社に限られています。2026年10月時点で、催行会社の案内では2027・2028年分が満席です。興味がある場合は、数年先を見据えて早めに情報を確認しておきましょう。
2025年7月には、ラオスのヒンナムノー国立公園とあわせた国境をまたぐ世界遺産に拡大されました。現在の登録名は「Phong Nha - Ke Bang National Park and Hin Nam No National Park」です。

9件すべてを1回の旅行で回ろうとすると、移動だけでかなりの日数が必要になります。行きたい遺産を比較表で絞り込み、時期と日数で組み合わせを決めるのが現実的です。
月別の気候や、グルメ・買い物を含めた旅程全体は、それぞれ別の記事にまとめています。
日程を決める前に確認したいのは次の5点です。
9件の世界遺産を、拠点都市からの移動時間・見学時間・入場料・ベストシーズンで比べると下の表のようになります。入場料・移動時間は執筆時点で確認できた目安で、確認できなかった項目は「現地で確認」としています。
遺産名 | 拠点都市 | 拠点からの移動時間の目安 | 現地での見学時間の目安 | 入場料(ベトナムドン) | ベストシーズン |
|---|---|---|---|---|---|
ハロン湾とカットバ諸島 | ハノイ | 片道約2時間30分〜3時間30分 | 日帰りなら半日〜1日、1泊クルーズなら1泊2日 | クルーズ代に含まれるかはプランにより異なるため予約時に確認 | 乾季の10〜4月頃(北部) |
チャンアン複合景観 | ハノイ | 片道約1時間強 | 2.5〜3時間(ボート乗船) | 乗合船250,000ドン程度 | 乾季の10〜4月頃(北部) |
ハノイ-タンロン王城遺跡中心地区 | ハノイ(市内) | 市内移動のみ | 半日程度(目安) | 100,000ドン(2025年1月から) | 乾季の10〜4月頃(北部) |
ホー王朝の城塞 | ハノイ | 片道3時間前後 | 1〜2時間程度 | 40,000〜50,000ドン程度 | 乾季の10〜4月頃(北部) |
イエン・トゥー遺産群 | ハノイ | 片道約2時間45分〜3時間10分 | ロープウェイ利用で半日、参道のみなら1日 | ロープウェイ片道200,000ドン程度(入場料自体は現地で確認) | 乾季の10〜4月頃(旧暦1月10日の祭りの開幕前後は巡礼客で混雑) |
古都ホイアン | ダナン | 片道30分〜1時間 | 半日〜1日 | 120,000ドン程度(複数施設込み) | 乾季の2〜8月頃(中部) |
ミーソン聖域 | ダナン | 片道1時間15分〜1時間30分 | 半日(午前推奨) | 150,000ドン程度 | 乾季の2〜8月頃(中部) |
フエの建造物群 | ダナン | 片道約2時間30分〜3時間30分 | 詳細はフエの記事を参照 | 詳細はフエの記事を参照 | 乾季の2〜8月頃(中部) |
フォンニャ=ケバン国立公園 | ダナン | 片道約5時間30分〜6時間30分 | 洞窟により半日〜1泊 | 150,000ドン程度+ボート代(洞窟により異なる) | 乾季の2〜8月頃(中部) |
フォンニャ=ケバンやホー王朝の城塞は移動時間が長いため、到着日や帰国前日を避けて旅程の中ほどに入れると、移動の遅れがあっても調整できます。表の入場料は変わりやすいため、予約前に最新の情報を確認してください。
北部(ハノイ周辺)と中部(ダナン・フエ周辺)では、雨季と乾季の時期がずれています。世界遺産めぐりで影響が出やすい点も含めて、表で比べます。
地域 | 乾季の目安 | 雨季の目安 | 雨季に影響を受けやすい遺産・体験 |
|---|---|---|---|
北部(ハノイ周辺) | 10月〜4月頃 | 5月〜9月頃(7〜8月が最も多雨) | 台風などでハロン湾のクルーズが運航停止になる場合がある |
中部(ダナン・フエ周辺) | 2月〜8月頃 | 9月〜12月頃(10〜11月が最も多雨) | フォンニャの大規模な洞窟探検ツアーは雨季に催行されないものがある |
北部と中部を1回の旅行で回る場合、両方が乾季と重なる時期は限られます。月別の気温や服装の目安まで詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
ベトナム旅行のベストシーズンは?北中南3地域別の最適時期と気候を解説
滞在できる泊数によって、現実的に回れるエリアと世界遺産の数が変わります。目安は次のとおりです。
泊数 | 回れるエリア | 組み込める世界遺産の例 | 移動の注意点 |
|---|---|---|---|
3泊 | 北部だけ、または中部だけ | ハロン湾+タンロン遺跡+チャンアンなど北部2〜3件 | 1エリアに絞ると移動の負担が少ない |
5泊 | 北部+中部(国内線で移動) | 北部2〜3件+中部2件程度 | 北部・中部間の移動に国内線1本を組み込む |
7泊以上 | 北部+中部をじっくり、または9件を広く回る | 北部5件+中部4件に近い組み合わせ | フォンニャ=ケバンなど移動が長い遺産を含めるなら日数にゆとりが必要 |
泊数はあくまで目安です。グルメや買い物を含めた旅程全体の組み方は、こちらの記事で日数別に紹介しています。
ベトナム観光モデルコース|ハノイ・ダナン・ホーチミン日数別プラン
郊外にある世界遺産は、ツアーと個人手配のどちらで行くかによって移動の手間が変わります。それぞれの違いを目安として比べると、下の表のとおりです。
手配の方法 | 向いている遺産 | よい点 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
現地ツアー | ハロン湾クルーズ、ミーソン聖域、フォンニャ=ケバン | 移動・ガイド・入場手続きがまとめて手配できる | 集合時間や解散場所が決まっているため自由度は低い |
車チャーター | タンロン遺跡、チャンアン、ホー王朝の城塞 | 立ち寄り先や時間を自分で調整できる | 運転手とのやり取りに言語の壁がある場合がある |
配車アプリ・路線バス | 市内にあるタンロン遺跡など | 費用を抑えやすい | 郊外の遺産では、帰りの車の手配を先に考えておく必要がある |
どの方法も、料金は時期や距離によって幅があります。
ハロン湾のクルーズ乗り場やチャンアンの船着き場、フォンニャの洞窟入口など、郊外の世界遺産へは地図アプリで現在地を確認しながら向かうことが多くなります。帰りの配車アプリの手配も、現地で通信がつながっていないと呼び出せません。
ホテルのWi-Fiは、こうした郊外への移動中は使えません。出発前に、海外でも使えるネット環境を準備しておく必要があります。
トリファはアプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリ(2025年4月〜2026年3月、AppTweak調べ、iOS/Android合算)で、200以上の国と地域に対応しています。アプリでの設定は出発前に済ませておけるため、郊外へ出かける日も地図アプリを使いながら移動できます。
ハロン湾の船上や洞窟内で電波が届くかどうかは場所によって差があります。主要な目的地は、出発前に地図アプリでオフライン保存しておくと、現地で電波が弱い場面でも確認できます。

ベトナムの世界遺産は、市内にあるものもあれば、ハロン湾やフォンニャ=ケバンのように郊外や離島にあるものもあります。郊外に出かける日ほど、通信手段を事前に決めておく必要があります。
海外で使える通信手段を、使える場所と準備のタイミングで比べました。
通信手段 | 使える場所 | 準備のタイミング | 向いている人 |
|---|---|---|---|
ホテルのWi-Fi | 宿泊先の館内のみ | 到着後すぐに使える | 市内中心で過ごす時間が長い人 |
レンタルWi-Fi | 契約した機器を持ち歩く範囲全体 | 出発前に予約し、空港などで受け取る | 複数人・複数端末でデータをシェアしたい人 |
eSIM | 対応端末があれば屋外も含めた広い範囲 | 出発前にオンラインで設定を完了できる | 郊外の世界遺産めぐりが多い人、身軽に移動したい人 |
郊外の世界遺産を回る日が多いなら、移動中も通信を使えるeSIMが候補になります。
トリファは、日本にいるうちにアプリで申し込みと設定を済ませておける海外eSIMです。ベトナムに到着してプラン対象国の電波をキャッチした時点から、利用期間のカウントが始まります。
到着後すぐに地図アプリや翻訳アプリが使えるようになり、データ残量もアプリ内でリアルタイムに確認できます。足りなくなった場合は、アプリから追加でチャージできます。
トリファはデータ通信専用でSMSが届かないため、Grabなどの配車アプリは日本にいるうちにアカウント登録を済ませておきましょう。
利用にはeSIM対応端末と、端末によってはSIMロックの解除が前提になります。申し込み前に、お手持ちの端末が対応しているかを確認しておきましょう。
ベトナム旅行の途中でカンボジアのアンコールワットなど周辺国へ足を延ばす場合、ベトナム用のプランがそのまま使えるとは限りません。
トリファにはアジア周遊・東南アジア周遊といった複数国対応のプランも用意されています。対象国はプランごとに異なります。
訪問を予定している場合は、ベトナムとカンボジアの両方が対象国に含まれているかを、申し込み前にアプリで確認しましょう。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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