
海外旅行先でもスマホをそのまま使いたいと考えたとき、ワイモバイルユーザーが気になるのは「海外でも通信できるのか」「料金はいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。結論から言えば、ワイモバイルは「世界対応ケータイ」に加入することで海外でもデータ通信や通話が可能です。 ワイモバイルの海外向けプランは「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」の2種類があり、それぞれ料金体系や使い勝手が異なります。プランの選び方を間違えると、想定以上の費用がかかってしまうこともあるため、事前の理解が大切です。 この記事では、ワイモバイルの海外利用プランの詳細や設定方法、高額請求を防ぐコツに加え、eSIMなど他の通信手段との料金比較まで網羅的に解説します。出発前にぜひチェックしておいてください。
目次

ワイモバイルのスマホを海外で使うには、事前の準備と正しい知識が欠かせません。ここでは、海外利用のための前提条件や申し込み方法について解説します。
ワイモバイルを海外で使うためには、「世界対応ケータイ」というオプションサービスへの加入が必要です。月額料金は無料で、My Y!mobileやワイモバイルショップから申し込みができます。
このオプションに加入していないと、海外でデータ通信・音声通話・SMSのいずれも利用できません。渡航の数日前までに加入手続きを済ませておくのがおすすめです。
なお、世界対応ケータイは230以上の国と地域に対応しています。主要な旅行先であれば、ほとんどの地域で利用できると考えてよいでしょう。
ワイモバイルで販売されているスマホであれば、基本的に世界対応ケータイに対応しています。ただし、SIMフリー端末を持ち込んで利用している場合は、対応周波数帯が渡航先と合っているかの確認が必要です。
My Y!mobileにログインし、「契約内容の確認・変更」から世界対応ケータイの加入状況を確認できます。未加入であれば、その場で申し込みも可能です。
渡航先が対応エリアかどうかは、ワイモバイル公式サイトの「国際ローミング対応エリア」ページで確認しましょう。地域によっては通話のみ対応でデータ通信が使えない場合もあるため、事前チェックが重要です。
関連記事:海外でスマホを使う方法は?2026年最新の通信手段と料金を徹底比較
世界対応ケータイの申し込み手順はシンプルです。My Y!mobileから「世界対応ケータイ」を選択し、画面の案内に沿って手続きするだけで完了します。
申し込み後、海外に到着したらスマホの「データローミング」をオンにすることで、現地の通信ネットワークに接続されます。iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」で切り替えられます。
Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「データローミング」からオンにできます。ただし、海外あんしん定額を利用する場合は、専用ページからの利用開始手続きも必要です。

ワイモバイルの海外データ通信プランは2種類あります。それぞれ料金体系や対象国が異なるため、自分の旅行スタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。
海外あんしん定額は、24時間単位の定額制プランです。対象国は「定額国L」と「定額国S」の2つに分かれており、料金が異なります。
区分 | 料金(税込) | データ容量 | 対象国数 |
|---|---|---|---|
定額国L | 980円/24時間 | 3GB | 約90か国 |
定額国S | 1,980円/24時間 | 1MB | その他の国 |
定額国Lであれば24時間あたり980円で3GBまで利用できるため、コストパフォーマンスに優れています。韓国・台湾・タイ・アメリカ・ヨーロッパ主要国などの人気旅行先はほとんど定額国Lに含まれています。
一方、定額国Sは1MBで1,980円と割高です。渡航先が定額国Sに該当する場合は、別の通信手段を検討したほうがよいでしょう。
海外パケットし放題は、1日あたりのデータ使用量に応じて料金が変動する2段階定額制のプランです。
データ使用量 | 料金(税込) |
|---|---|
約25MBまで | 0〜1,980円 |
約25MB超 | 2,980円/日(上限) |
1日の上限が2,980円に設定されているため、青天井で請求が膨らむ心配はありません。ただし、海外あんしん定額と比較すると1日あたりの料金は割高になる場合が多いです。
利用開始の手続きが不要で、データローミングをオンにするだけで自動的に適用される点がメリットです。短期間の渡航で手軽に使いたい方には向いています。
ワイモバイルのシンプル3 S/M/Lプランを契約している場合、2026年夏以降は海外あんしん定額の対象国(定額国L)において月2GBまで追加料金なしでデータ通信を利用できるようになります。
2〜3日程度の短期旅行であれば、この無料枠だけで十分まかなえるケースもあるでしょう。ただし、2GBを超過した場合は通信速度が制限されるため、動画視聴やテザリングを多用する方は注意が必要です。
超過後に追加データを購入する場合の料金や条件については、ワイモバイル公式サイトで最新情報を確認しておくことをおすすめします。
関連記事:データローミングとは?設定方法やオン・オフの違い・注意点をわかりやすく解説

海外ではデータ通信だけでなく、通話やSMSの料金も国内とは大きく異なります。想定外の請求を避けるために、料金体系を事前に理解しておきましょう。
海外では電話をかけるだけでなく、着信(電話を受ける)にも料金が発生します。これは日本国内の通話とは大きく異なる点です。
項目 | 料金目安(税込) |
|---|---|
渡航先から日本へ発信 | 75〜175円/分 |
渡航先で着信 | 75〜175円/分 |
渡航先から渡航先の番号へ発信 | 75〜280円/分 |
国や地域によって料金は異なりますが、1分あたり75〜280円程度が目安です。長時間の通話は料金がかさむため、急ぎでない連絡はLINEやFaceTimeなどの無料通話アプリを活用するのが賢い方法です。
海外からSMSを送信する場合は1通あたり100円(税込)がかかります。受信は無料です。
二段階認証などでSMSを受信する必要がある場合は、追加料金を気にせずに利用できます。ただし、メッセージの送信が必要な場合はLINEやWhatsAppなどのメッセンジャーアプリを代わりに使うことで、通信料のみで済ませることができます。
なお、国際SMSの送信料は定額プランの対象外です。頻繁にSMSを送る予定がある方は、Wi-Fi環境でのアプリ利用に切り替えることを検討しましょう。
海外での高額請求を防ぐために、渡航前に以下の設定を確認しておきましょう。
とくにアプリの自動更新やクラウドへの写真バックアップは、知らないうちに大量のデータ通信を消費する原因になります。出発前にこれらの設定を見直しておくだけで、無駄なデータ消費を大幅に抑えられます。
海外での通信手段はワイモバイルのローミングだけではありません。他キャリアのローミングプランやeSIM、Wi-Fiレンタルなど、さまざまな選択肢があります。ここでは料金と使い勝手を比較します。
主要キャリアの海外データ通信プランを比較すると、以下のようになります。
キャリア | プラン名 | 料金(税込) | データ容量 | 無料枠 |
|---|---|---|---|---|
ワイモバイル | 海外あんしん定額 | 980円/24時間 | 3GB | シンプル3で月2GB |
ドコモ | 世界そのままギガ | 980円/24時間 | 月30GBまで | なし |
au | 海外放題 | 800円/24時間 | 無制限 | なし |
楽天モバイル | 海外ローミング | 無料 | 月2GB | 月2GB |
ahamo | 海外ローミング | 無料 | 月30GB | 月30GB |
ahamoは月額2,970円のプラン料金内で月30GBまで海外利用できるため、海外での利用頻度が高い方にはコストパフォーマンスが高い選択肢です。楽天モバイルも月2GBまでは追加料金なしで利用できます。
ワイモバイルは定額国Lであれば1日980円と手頃ですが、日数が増えるほどコストがかさむ点には注意が必要です。
近年は海外旅行の通信手段としてeSIMの人気が高まっています。eSIMであれば、アプリからデータプランを購入してスマホにインストールするだけで、渡航先ですぐにインターネットが使えます。
なかでも利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」は、渡航先に合わせたデータプランを簡単に購入でき、物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びが不要なのが特徴です。
通信手段 | 料金目安(3日間) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
ワイモバイル海外あんしん定額 | 2,940円 | 手続き簡単、番号そのまま | 日数が増えると割高 |
海外eSIM(トリファ等) | 500〜1,500円程度 | 安い、設定簡単 | 電話番号なし |
Wi-Fiレンタル | 2,000〜3,000円程度 | 複数人で共有可 | 受取・返却の手間 |
短期旅行ならワイモバイルのローミングでも十分ですが、コストを重視するならeSIMがもっとも経済的です。
関連記事:ドコモのスマホを海外で使う方法|全プランの料金・設定方法を徹底比較
レンタルWi-Fiは、ポケットWi-Fiを空港で受け取り、現地でWi-Fiに接続して使う方法です。複数人でデータ通信を共有できるのが最大のメリットです。
一方で、端末の持ち運びが必要であること、充電が切れるとネットが使えなくなること、返却の手間があることなどがデメリットです。料金も1日あたり500〜1,500円程度が相場で、eSIMと比べるとやや割高になります。
一人旅や少人数での旅行であれば、荷物が増えないeSIMのほうが手軽でコストも抑えられます。家族旅行など大人数で共有したい場合にはWi-Fiレンタルが向いているでしょう。
関連記事:海外eSIMとは?おすすめの選び方・料金・設定方法を初心者向けに徹底解説

海外でワイモバイルを使う際に、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式でまとめました。渡航前の不安解消にお役立てください。
データ通信ができる状態であれば、LINEやInstagram、Xなどのアプリは日本と同じように使えます。海外あんしん定額やWi-Fi接続中であれば、追加料金を気にせずSNSを楽しめます。
LINEの無料通話やビデオ通話も、データ通信さえあれば利用可能です。国際電話の代わりにLINE通話を活用すれば、通話料を大幅に節約できるでしょう。
ただし、中国本土ではLINEやGoogleサービスが規制されているため、VPNの準備が必要です。渡航先のインターネット環境についても事前に調べておくことをおすすめします。
帰国後はデータローミングを必ずオフに戻しましょう。オンのまま放置すると、日本国内でも海外の電波をつかんでしまい、意図しない料金が発生する可能性があります。
空港に到着したら、機内モードを解除する前にデータローミングをオフにするのが確実です。その後、モバイルデータ通信をオンにすれば、日本国内のネットワークに正常に接続されます。
帰国後に通信がうまくいかない場合は、スマホを再起動するか、ネットワーク設定のリセットを試してみてください。
海外あんしん定額の24時間は、利用開始手続きを行った時点からカウントされます。現地到着後にワイモバイルの専用ページから「利用開始」ボタンを押すことで課金がスタートする仕組みです。
到着前に誤って利用開始してしまうと、移動中の飛行機内や空港で24時間のカウントが始まってしまうため注意が必要です。到着してホテルやカフェに落ち着いてから開始するのが賢い使い方です。
24時間が経過すると自動的にデータ通信が停止するため、継続利用する場合は再度利用開始の手続きを行う必要があります。
関連記事:ahamoは海外でそのまま使える!設定方法・注意点・15日制限を徹底解説

ワイモバイルの海外プランは便利ですが、旅行日数や利用量によってはコストがかさむこともあります。ここまでの内容を踏まえ、最適な通信手段の選び方をまとめます。
短期の旅行であれば、ワイモバイルの海外あんしん定額やシンプル3の無料枠を活用するのが手軽です。一方で、コストを抑えたい場合や長期滞在の場合は、海外eSIMの利用が経済的でおすすめです。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、アプリのダウンロードと簡単な設定だけですぐに使い始められます。物理SIMカードの交換やWi-Fiルーターの持ち運びは不要で、荷物を増やさずに渡航先での通信環境を確保できます。
24時間対応の日本語サポートもあるため、eSIMが初めての方でも安心して利用できます。渡航先の国や利用日数に合わせて最適なプランを選べるので、ぜひ出発前にチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。