
韓国の地下鉄やカフェでは無料Wi-Fiが提供されており、インターネットの利用に困るシーンは少ないといえます。 しかし、無料Wi-Fiだと利用できる場所が限られてしまい、観光地へ移動するタイミングや、場所によってはインターネットが利用できない事態にもなりかねません。 本記事では、韓国のWi-Fi事情や、無料Wi-Fiに依存しないWi-FiレンタルやeSIMについて解説します。設定の手順からつながらないときの対処法、失敗しない選び方までお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。
目次

韓国は、日本と同様にデジタル化が進んでおり、情報収集はもちろん、電子決済や地図アプリなどが普及しています。
たとえば、地図アプリ「NAVER Map」や配車サービス「Kakao T」、翻訳アプリ「Papago」は、韓国旅行で役立つでしょう。
だからこそ重要なのが、常にインターネットを利用できる環境を確保することです。
とはいえ、「無料Wi-Fiだけでも困らないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
そこで、韓国のWi-Fi事情を2つのポイントに分けて解説します。
韓国では空港・駅・地下鉄・カフェなどで無料Wi-Fiを利用できる場面が多い一方、移動中や混雑時は速度低下・接続切れが起きることもあります。
たとえば、ソウル市内には多くのWi-Fiスポットがありますが、移動中に地図を確認したり、タクシーを呼んだりする場面では、接続が途切れることも少なくありません。
通信費を抑えられるのは嬉しいポイントですが、エリアに縛られずに自由にインターネットを利用したいなら、到着後すぐに使えるeSIMやWi-Fiルーターを事前に用意しておくのが安心です。
地下鉄やカフェの無料Wi-Fiも提供されていますが、多くの人が同時に接続するため、通信速度が低下することがあります。
移動時間に調べものをしたり、時刻表を確認したりしたい状況で、インターネットの接続に時間がかかると、不便を感じるでしょう。
また、地下鉄やカフェの無料Wi-Fiは便利ですが、なりすましアクセスポイントなどのリスクもゼロではありません。ログインや決済などはVPNの利用やモバイル回線の使用を検討すると安心です。
安心して快適にインターネットを利用したい場合は、自分専用のインターネット回線を確保するようにしましょう。

韓国で利用するWi-Fiを契約しようと思ったときに、ポケットWi-Fiを思い浮かべる方がいるのではないでしょうか。
Wi-Fiレンタルでルーターを利用するメリットは、以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
Wi-Fiルーターの大きな魅力は、複数の端末が同時接続できる点です。
機種にもよりますが、1台のWi-Fiルーターで、5〜10台程度のスマホやタブレットを同時に接続できます。
家族や友人など複数人で旅行する場合、1台のWi-Fiルーターを共有することでひとりあたりの通信費を大きく抑えられるでしょう。
ただし、Wi-Fiルーターを持つ人から離れてしまうと通信が切れてしまう点に注意が必要です。
旅行中に別行動する可能性も考慮し、心配であれば個別の通信手段を契約するようにしましょう。
Wi-Fiレンタルは、スマホの設定画面から、Wi-Fiルーターに記載されたパスワードを入力するだけで接続できます。
デジタル機器の扱いが心配な方でも、大きなトラブルがなく利用できるはずです。
ただし、ルーターのバッテリーが切れると通信できなくなる点に気をつけましょう。
モバイルバッテリーを持ち歩き、スマホとWi-Fiルーターそれぞれの電池残量をこまめにチェックするのが大切です。
Wi-Fiレンタルは、サービスによって受取・返却方法が異なりますが、日本の空港で受け取り、帰国時に返却できる場合があります。
多くのレンタル会社が主要空港に専用カウンターを設けており、現地で物理SIMカードを購入できる場所を探す手間や、購入や問い合わせ時に言語の壁に悩まされることはありません。
一方で、混雑時には、すぐにWi-Fiルーターを受け取れない場合があります。なるべく早く受け取りたいときは、契約後に待たずに受け取れる無人ロッカー型のサービスを選ぶ方法もあるため、事前にしっかりリサーチしておきましょう。

韓国で使用するために、Wi-Fiルーターのレンタルを利用したい場合には、不便な点もあります。
とくに注意したいデメリットは、以下の通りです。
メリットだけでなくデメリットもしっかりと確認し、自分に合った通信手段を見極めましょう。
Wi-Fiルーターをレンタルすると、充電器やケーブルも含めて持ち運ぶ必要があり、持ち物が多くなります。
大きな機器ではないものの、カバンのなかでかさばることもあるため、荷物を増やしたくない方にとってはデメリットといえるでしょう。
荷物を最小限にしたいなら、スマホで設定するだけで海外通信が行えるeSIMという選択肢もあります。eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたSIM機能を使い、物理SIMカードを使わずに通信回線を利用できる仕組みです。
スマホ本体の設定でインターネットが利用できるようになるため、なにか特別な持ち物が増えるわけではありません。
できるだけ旅行時の持ち物を減らし、より身軽な旅を楽しみたい方は、eSIMを契約して持ち物を減らすことも検討してみるのがおすすめです。
Wi-Fiルーターは電池で動作するため、バッテリーが切れると利用できなくなってしまいます。
機種によっては、半日から1日程度で充電が必要になることがあるため、移動中のバッテリー切れに備えて、予備のモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要があります。
スマホ本体の充電残量だけでなく、Wi-Fiルーターとモバイルバッテリーの充電量もこまめにチェックしなければならない点に手間がかかるでしょう。
Wi-Fiルーターはレンタル品のため、失くしたり壊したりすると弁償が必要です。紛失や故障が起きた場合には、安い会社でも1万〜2万円程度と決して安くありません。
気をつけて使用していても思わぬできごとに壊れてしまったり、紛失してしまったりすることがあるため、出費が増えるリスクは理解しなければいけません。万が一に備えたい場合は、補償プランへの加入を検討しましょう。

ここでは、韓国で使えるWi-Fiレンタルの受取方法と手順を解説します。以下のような場面に分けて、Wi-Fiレンタルの利用方法をチェックしていきましょう。
成田国際空港や羽田空港、関西国際空港などの主要空港には、Wi-Fiレンタル会社の専用カウンターが設置されています。
カウンターの場所の例を以下の表にまとめました。
空港 | カウンターの主な場所の例 |
成田空港 | 第1・第2・第3ターミナルの出発・到着ロビー |
羽田空港 | 第3ターミナル ※会社によっては2階到着ロビーや3階出発ロビー内にもあり |
関西国際空港 | 1階到着ロビーや4階出発ロビー、第2ターミナル国際線エリア |
手続き自体は難しくありませんが、混雑する時間帯には行列ができ、受取までに時間がかかることもあります。そのため、航空機のチェックイン前に受取を済ませるなど、時間に余裕を持った行動が重要です。
帰国時に返却を忘れると延滞料が発生するため、返却ポストの場所は事前に確認しておきましょう。
仁川空港や金浦空港などの韓国の主要空港では、入国審査後の到着ロビーに各通信会社のカウンターが設置されています。
空港 | カウンターの主な場所の例 |
仁川空港 | 第1ターミナル・第2ターミナルの入国ロビー |
金浦空港 | 1階 KTカウンター |
韓国の空港での手続きも難しくありませんが、混雑時には受取までに時間がかかる場合があります。
とくに注意したいのが、深夜便で到着するケースです。
AREX(エーレックス)と呼ばれる空港鉄道や深夜バスの最終便を利用したい場合、カウンターの待ち時間がタイムロスになることもあります。深夜到着の場合は営業時間を事前に必ず確認しておきましょう。
日本の空港や現地空港での手続きを省きたい人には、自宅配送にするのも方法のひとつです。
出発前にWi-Fiルーターなどが自宅に届くため、事前に電源が入るかどうかを確認し、充電も済ませておけます。
一方で、Wi-Fiルーター本体に加え、充電器やケーブルを管理する点に注意が必要です。機器類を紛失・破損すると弁償しなくてはならないため、自宅から韓国に持っていくときから帰国してから返却するまで大切に取り扱いましょう。
いざ韓国に無事到着しても、インターネットにつながらないと思わぬトラブルに陥りかねません。
そこで、万が一韓国でWi-Fiがつながらなかったときに備えて、事前に知っておいてほしい対処法は、以下の通りです。
Wi-Fiルーターを出発前に空港で借りる場合は、出発前にWi-Fiのパスワードを設定しておきましょう。
事前に設定しておくことで、韓国に着いたときにWi-Fiをオンにするだけでスムーズに利用開始できます。
また、eSIMを利用する場合は、アプリのダウンロードやQRコードを読み込む設定が必要になります。
自分の画面を自分で読み取れず、設定に詰まる人も少なくありません。その場合は、QRコードを紙に印刷する、同行者の端末に表示させるなどの工夫が有効です。
さらに、日本の回線設定をオフにしておくことで、意図しない高額請求を防げるため、あわせて設定をチェックしておきましょう。
現地でネットがつながらないと焦ってしまいがちですが、多くのトラブルは簡単な操作で解決します。
代表的な対処法は、機内モードのオン・オフ切り替えや端末の再起動です。
それでも改善しない場合は、データローミング設定や通信事業者の手動選択を確認します。
契約する通信会社で用意されている操作手順をスクリーンショットで保存しておくと、いざというときに役立つでしょう。
関連記事:韓国でスマホを使うにはどうする?オススメの方法と注意点を紹介
通信が完全に遮断された場合に備え、オフラインで使える手段を用意しておくのもおすすめです。
たとえば、翻訳アプリ「Papago(パパゴ)」では、韓国語データを事前に保存しておくことで、電波がなくても翻訳できます。
また、ホテルの住所や目的地は、画像として保存しておくと安心です。画像があれば、タクシー運転手にそのまま見せて行き先を伝えることにも役立ちます。
ここまで、Wi-Fiルーターのレンタルについて紹介してきましたが、もうひとつの選択肢としてeSIMを契約する方法もあります。そこで、「Wi-FiレンタルとeSIMは、実際のところどっちがいいの?」と悩んでしまう方のためにポイントをお伝えします。
代表的なポイントは、以下の3つです。
自身の利用目的にあわせ、適した通信手段を選んでください。
また、以下の記事ではより詳しくWi-Fiと物理SIMカードについて解説しているので、気になる方は参考にしてください。
関連記事:韓国旅行はWi-Fi・SIM?どっちが便利?旅行スタイル別おすすめ通信手段
家族や友人と一緒に旅行するなら、ポケットWi-Fiのレンタルが節約につながります。
さらに、タブレットやパソコンなど、複数の端末を一度に同時接続したい方にとってもおすすめです。
ただし、Wi-Fiルーターから離れてしまうとインターネット通信が切れてしまうため、常に一緒に行動する旅程であることや持ち歩きが前提です。
レストラン予約や順番待ちサービスを利用する場合、韓国の電話番号が必要になることがあります。
その場合は、電話番号付きの物理SIMカードがおすすめです。
物理SIMカードは、スマホ本体に差し込む小さなチップのことで、多くのAndroidスマホやiPhone シリーズで利用できます。
デュアルSIMをのぞき、本体に差し込める物理SIMカードは1枚の場合がほとんどであるため、日本で契約している物理SIMカードを抜き、差し替えなければなりません。
その場合は、日本で契約している電話番号が使えなくなることと、物理SIMカードの紛失に注意が必要です。
関連記事:韓国旅行で使えるSIMカードとは?eSIMとの違いも徹底解説
荷物を減らしたい方や、物理SIMカードが利用できないスマホを使っている方は、eSIMがおすすめです。
eSIMとは、スマートフォン本体に内蔵されたSIM機能を使い通信回線を利用できる仕組みで、物理SIMカードを差し替える手間が必要なく、簡単な設定のみでインターネットが利用できるようになります。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」のeSIMであれば、アプリをダウンロードし、設定するだけで簡単に利用できます。
空港で並ぶ必要がなく、日本の回線を残したまま韓国回線を追加できる点も魅力です。
ただし、SIMロック解除済みの端末であることや、eSIMに対応している機種でなければ利用できません。iPhoneの場合、目安としてiPhone XS / XR以降が主な対応機種です。
eSIMの使い方や、設定の仕方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてください。
関連記事:韓国でのeSIMの使い方|設定の仕方やメリット・デメリットを解説

韓国旅行では、地図アプリや配車アプリの利用が前提となるため、インターネットを利用できる環境をしっかりと整えることが大切です。
グループ旅行であればリーズナブルなWi-Fiルーターのレンタル、身軽さを重視するならeSIM、現地で使える電話番号が必要なら物理SIMカードなど、旅のスタイルに合った通信手段を選んでください。
あらかじめ受け取り方法や設定手順を確認しておけば、不測の事態にも対応できます。
eSIMに対応しているスマホを持っているなら、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」がおすすめです。
24時間の日本語サポートもあり、初心者でも操作に困ることなく設定できます。
自分が使っているスマホがeSIMに対応しているかどうかは、無料アプリをダウンロードするだけで確認できるので、ぜひ以下のURLからチェックしてみてください。

ライター
トリファ編集部(海外eSIM・通信担当)
海外旅行中の通信トラブルを減らすことを目的に、eSIMアプリ「トリファ」を提供する中で得られた知見(設定時のつまずきポイントや問い合わせ傾向)をもとに、海外eSIMの選び方や設定手順(iPhone/Android)、周遊時の回線切替、テザリング可否などをわかりやすく解説しています。料金・対応国・利用条件など変わりやすい情報は、各サービスの公式サイト・運営会社の最新情報を確認し、更新があれば記事へ反映します。