
台湾南部に位置する高雄は、年間平均気温が約25℃と温暖な気候に恵まれた港町です。台北に次ぐ台湾第二の都市でありながら、どこか穏やかな雰囲気が漂い、歴史的建造物やアートスポット、活気あふれる夜市など多彩な魅力にあふれています。 日本からは成田・関西などの空港から直行便が就航しており、フライト時間は約3時間40分〜4時間40分ほど。台北から台湾新幹線(高鉄)を利用すれば最短約1時間34分でアクセスできるため、台北旅行と組み合わせるプランも人気です。 高雄の観光ベストシーズンは10月〜4月の乾季で、湿度が低く晴天が続くため街歩きや屋外観光にぴったりです。この記事では、高雄のおすすめ観光スポット17選をエリア別に紹介し、グルメやアクセス情報もあわせてお届けします。
目次

高雄を初めて訪れるなら、まずは押さえておきたい定番スポットがあります。歴史ある寺院やアート駅、港町ならではの景観など、高雄の魅力を凝縮した7つの名所を紹介します。
蓮池潭は高雄市左営区に広がる人工湖で、湖畔には色鮮やかな廟や塔が点在しています。なかでも龍虎塔は、龍の口から入り虎の口から出ると厄除け・開運のご利益があるとされ、高雄を代表するパワースポットとして知られています。
1976年に建てられた龍虎塔は、7層の塔が2基並ぶ独特な外観が特徴です。内部には極彩色の壁画が描かれており、中国の伝統的な物語を楽しみながら見学できます。入場は無料で、見学時間の目安は約1時間です。
蓮池潭風景区は24時間開放されていますが、龍虎塔の見学時間は8:00〜17:30です。MRT「左営」駅から徒歩約10分でアクセスできます。夕暮れ時には湖面に映る塔のシルエットが美しく、撮影スポットとしても人気です。
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MRT紅線と橘線が交差する美麗島駅は、イタリアの芸術家ナルシサス・クアリアータ氏が約4年の歳月をかけて制作した「光之穹頂(光のドーム)」で有名です。直径約30メートルの天井一面に広がるステンドグラスは、世界最大級の規模を誇ります。
「光之穹頂」は水・土・光・火の4つのテーマで構成されており、人間の誕生から成長、繁栄までの物語が描かれています。毎日11時・15時・20時にはライトショーが開催され、幻想的な光の演出を楽しめます。
駅構内にあるため入場無料で、MRTの乗り換えついでに立ち寄れる手軽さも魅力です。高雄観光の起点としてもぴったりのスポットといえます。
高雄市内を流れる愛河は、昼と夜で異なる表情を見せる人気の観光スポットです。河畔にはカフェやレストランが並び、遊歩道を散策しながら港町の雰囲気を味わえます。
夜におすすめなのが「愛之船」と呼ばれるナイトクルーズです。約20〜25分の遊覧で、ライトアップされた橋やビル群の夜景を水上から一望できます。乗船料は1人150元(約750円)で、運航時間は15時〜22時です。
愛河の河畔は地元の人々の憩いの場でもあり、週末にはストリートパフォーマンスやマーケットが開催されることもあります。MRT「鹽埕埔」駅または「市議会」駅から徒歩約10分です。
駁二芸術特区は、日本統治時代に建てられた港の倉庫群をリノベーションしたアートエリアです。広大な敷地内には、ギャラリーやショップ、カフェが点在し、壁面には大型のストリートアートが描かれています。
敷地内は「大勇倉庫群」「大義倉庫群」「蓬萊倉庫群」の3つのエリアに分かれており、それぞれ異なる雰囲気が広がっています。屋外にはユニークなオブジェや作品が展示されており、フォトスポットとしても注目されています。
基本的に敷地内の散策は無料で、一部の展覧会は有料です。MRT「鹽埕埔」駅から徒歩約5分、LRT「駁二大義」駅からは徒歩すぐとアクセスも良好です。
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高雄港の入口に位置する旗津半島は、鼓山からフェリーでわずか約10分の距離にある島です。海鮮グルメの宝庫として知られ、旗津老街には新鮮な魚介を味わえる店が軒を連ねています。
フェリーの料金は現金で片道30元(約150円)、ICカード利用なら20元(約100円)です。運航時間は6時〜翌2時までと長く、日中は10〜15分間隔で運航しています。
旗津灯台や旗後砲台などの歴史スポットのほか、海水浴場やサイクリングロードもあり、半日たっぷり楽しめます。新鮮なイカやエビの炭火焼き、海鮮粥など、港町ならではのグルメもぜひ味わってみてください。
西子湾は高雄を代表する夕日スポットで、海に沈む夕日を眺めに多くの人が訪れます。湾に面した高台には、1879年に建てられた打狗英国領事館が残っており、台湾に現存する最古の洋館建築として歴史的価値も高い場所です。
打狗英国領事館文化園区の入場料は大人99元(約490円)で、入場券の半券は25元分のクーポンとして園内のショップやカフェで利用できます。営業時間は平日10時〜19時、土日は9時〜19時で、水曜日は定休日です。
園内からは高雄港と旗津半島を一望でき、夕暮れ時の景色は格別です。MRT「西子湾」駅から徒歩約20分、またはバスを利用してアクセスできます。
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高雄85ビル(85スカイタワー)は、地上85階建て・高さ約347メートル(アンテナ含め378メートル)を誇る高雄のランドマークです。かつては台湾で最も高いビルとして知られ、現在も高雄のスカイラインを象徴する存在です。
以前は74階付近に展望フロアがありましたが、現在は休業中のため、外観の鑑賞が中心となります。周辺の海沿いエリアから見上げる高層ビルの姿は迫力があり、特に夜のライトアップは高雄らしい港町の景観を演出しています。
MRT「三多商圏」駅から徒歩約10分とアクセスしやすく、隣接する高雄市立図書館とあわせて訪れるのがおすすめです。

定番スポットを押さえたら、少し足を延ばして穴場スポットにも出かけてみましょう。高雄にはリピーターも満足できる個性的なスポットが数多くあります。ここでは、注目度の高い6つのスポットを紹介します。
高雄市大樹区にある佛光山仏陀紀念館は、敷地面積約100ヘクタールを誇る世界有数の仏教施設です。台座を含めた高さ約108メートルの大仏像がシンボルで、そのスケール感は訪れる人を圧倒します。
館内には仏教美術品の展示室や瞑想ホールがあり、無料で見学できます。広大な敷地内は緑豊かで、静かな時間を過ごせる空間が広がっています。精進料理が食べられるレストランも併設されています。
高雄市内からはバスで約1時間、またはタクシーで約40分です。ゆっくり見学するなら半日は確保しておくとよいでしょう。
2014年にオープンした高雄市立図書館総館は、「吊り構造」を採用した斬新な建築デザインで注目を集めています。柱のない広々とした空間や、屋上庭園から望む高雄の街並みが見どころです。
一般の旅行者も自由に入館でき、館内にはカフェも併設されています。建築好きの方はもちろん、街歩きの休憩スポットとしても利用できます。
MRT「三多商圏」駅から徒歩約5分、高雄85ビルのすぐ近くに位置しているため、あわせて訪問するのがおすすめです。
2018年にオープンした衛武営国家芸術文化中心は、オランダの建築家フランシーヌ・ホウベンが設計したアジア最大級の舞台芸術施設です。ガジュマルの木にインスピレーションを得た流線形の外観は、それ自体がアート作品のようです。
館内にはオペラハウスやコンサートホール、リサイタルホールなど複数の劇場があり、公演がない日でも建物内のパブリックスペースは自由に見学できます。隣接する衛武営都会公園は緑が豊かで、ジョギングや散策をする市民の姿が見られます。
MRT「衛武営」駅から徒歩約5分です。夜にはライトアップされた建物の姿も美しく、日没後に訪れるのもおすすめです。
棧貳庫(KW2)は、日本統治時代に建てられた港湾倉庫をリノベーションした複合施設です。2018年にオープンし、おしゃれなカフェやショップ、レストランが集まる注目スポットとなっています。
海沿いに位置しているため、テラス席からは高雄港を眺めながら食事やお茶を楽しめます。週末にはマーケットやワークショップが開催されることもあり、地元の若者からも支持を集めています。
駁二芸術特区に隣接しているため、あわせて訪れるのが効率的です。LRT「駁二大義」駅から徒歩約10分です。
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澄清湖は高雄市鳥松区にある人工湖で、「台湾の西湖」とも称される景勝地です。湖畔には遊歩道が整備されており、九曲橋や中興塔などの見どころが点在しています。
市内中心部からやや離れていることもあり、観光客が少なく静かな時間を過ごせるのが魅力です。広大な敷地内にはバードウォッチングに適したエリアもあり、自然が好きな方におすすめです。
MRT「鳳山西」駅からバスで約15分です。朝の涼しい時間帯に訪れると、快適に散策できます。
2021年にオープンした高雄流行音楽中心は、高雄港に面した近未来的なデザインの音楽施設です。6棟のライブハウスや野外ステージが海に向かって並ぶ姿は、波をイメージした建築として話題を呼んでいます。
コンサートやイベントが頻繁に開催されるほか、音楽関連の展示も見応えがあります。海沿いの遊歩道から眺める建築群は写真映えも抜群で、立ち寄るだけでも十分満足できるスポットです。
LRT「真愛碼頭」駅から徒歩約5分。夜にライトアップされた姿も見逃せません。

高雄は台湾屈指のグルメ都市としても知られています。海鮮はもちろん、ローカルフードの宝庫である夜市や、地元で愛される名店まで、食の楽しみは尽きません。ここでは、高雄で訪れたいグルメ・夜市スポットを4つ厳選しました。
六合夜市は1950年代から続く高雄で最も歴史ある夜市です。約350メートルの通りに100軒以上の屋台が並び、海鮮を中心とした多彩な台湾グルメが味わえます。MRT「美麗島」駅1番出口から徒歩約5分とアクセスも抜群です。
おすすめは「鄭老牌木瓜牛奶」のパパイヤミルクジュース。濃厚な甘さが特徴で、六合夜市の名物として知られています。海鮮系では蚵仔煎(牡蠣オムレツ)や海鮮粥も人気メニューです。
座って食べられるテーブル席が多く設置されているのも六合夜市の特徴です。営業時間は17時頃〜翌2時頃までで、港町高雄らしい活気ある雰囲気を楽しめます。
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瑞豊夜市は六合夜市に比べて観光客が少なく、地元の高雄市民に愛されているローカル夜市です。屋台の数は約1,000店以上ともいわれ、そのスケールは六合夜市を凌駕します。
価格帯も観光夜市に比べてリーズナブルで、地元の人が通う隠れた名店に出会えるのが魅力です。ゲームコーナーやクレーンゲームなど、食べ物以外の屋台も充実しています。
営業は火・木・金・土・日の週5日で、MRT「巨蛋」駅から徒歩約3分です。ローカルな雰囲気を味わいたい方におすすめです。
旗津半島はフェリーで渡る小さな島ですが、その海鮮グルメは高雄屈指のクオリティを誇ります。旗津老街を中心に、海鮮レストランや屋台が多数並んでおり、水揚げされたばかりの新鮮な魚介を手頃な価格で味わえます。
イカの炭火焼きやエビの塩焼きなど、シンプルな調理法で素材の味を活かしたメニューが人気です。海鮮の盛り合わせを注文して、数人でシェアするのが現地流の楽しみ方です。
旗津老街の入口付近には、名物の「烤小巻」(焼きイカ)を売る屋台が集中しています。食べ歩きしながら街を巡るのも楽しいスポットです。
丹丹漢堡は高雄を中心に台湾南部だけで展開しているご当地ファストフードチェーンです。ハンバーガーと台湾式の麺線や粥がセットになったユニークなメニューが特徴で、台湾南部でしか味わえないローカルグルメとして知られています。
朝食タイムが特に人気で、早朝から行列ができることもあります。ハンバーガーと麺線のセットは100元前後(約500円)とリーズナブルです。
高雄市内に複数店舗があり、朝食や軽食にぴったりです。台北では食べられない高雄ならではの味を、ぜひ試してみてください。

高雄観光を効率よく楽しむには、アクセス方法と市内の移動手段を事前に把握しておくことが大切です。日本からの直行便や台北からの新幹線、そして市内の公共交通機関について紹介します。
日本から高雄国際空港(KHH)への直行便は、成田空港や関西国際空港などから就航しています。チャイナエアラインやタイガーエア台湾などが運航しており、フライト時間は約3時間40分〜4時間40分です。
LCCを利用すれば比較的手頃な価格で渡航でき、高雄を拠点にした台湾南部の旅を計画できます。空港から市内中心部まではMRTで約20分と、到着後のアクセスもスムーズです。
台北から高雄へは、台湾新幹線(高鉄)が最も便利です。台北駅から左営駅まで、最速便で約1時間34分、各駅停車でも約2時間14分で到着します。指定席の料金は1,490元(約7,400円)ですが、外国人限定の割引チケットを利用すれば15%オフで購入できます。
新幹線は1時間に4本ほどの頻度で運行しており、予約なしでも自由席を利用できます。台北旅行と高雄旅行を組み合わせたい方には、3日間乗り放題パス(2,200元)もお得な選択肢です。
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高雄市内の移動にはMRT(地下鉄)が最も便利です。紅線(南北方向)と橘線(東西方向)の2路線があり、主要な観光スポットのほとんどをカバーしています。運賃は区間に応じて20〜60元(約100〜300円)です。
加えて、LRT(ライトレール)が駁二芸術特区や高雄港周辺を周回しており、海沿いの観光スポットへのアクセスに便利です。ICカード(iPASS・悠遊カード)を利用すると、MRT・LRT・バス・フェリーで割引が適用されるため、1枚持っておくと重宝します。
タクシーも初乗り85元(約420円)と手頃で、MRTの駅から離れたスポットへの移動に活用できます。
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限られた日程でも高雄の魅力を満喫できるよう、1泊2日のモデルコースを紹介します。定番スポットとグルメをバランスよく組み込んだプランで、初めての高雄旅行の参考にしてください。
午前中はMRT美麗島駅で「光之穹頂」のステンドグラスを鑑賞した後、駁二芸術特区へ向かいましょう。倉庫群を活用したアートエリアを散策し、併設のカフェでランチを取るのがおすすめです。
午後は棧貳庫で海を眺めながらのんびり過ごし、西子湾で夕日を鑑賞します。打狗英国領事館に立ち寄れば、高台から高雄港の絶景も楽しめます。
夜は六合夜市で屋台グルメを堪能した後、愛之船に乗って愛河のナイトクルーズを楽しみましょう。ライトアップされた河畔の景色は、高雄旅行のハイライトになるはずです。
2日目の午前中はMRTで左営エリアへ移動し、蓮池潭の龍虎塔を見学します。早朝は人が少なく、写真撮影にもぴったりです。周辺には春秋閣や五里亭なども点在しているため、湖畔をぐるりと散策してみてください。
午後はフェリーで旗津半島に渡り、旗津老街で新鮮な海鮮グルメを満喫します。イカの炭火焼きや海鮮粥を味わった後は、旗津灯台からの展望を楽しみましょう。
帰りはフェリーで鼓山に戻り、MRTで空港や高鉄左営駅へ移動できます。時間に余裕があれば、丹丹漢堡で高雄ならではの朝食を体験するのもおすすめです。
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高雄は見どころが広いエリアに点在しているため、観光中はスマートフォンでの地図検索やリアルタイムの情報収集が欠かせません。MRTの乗り換えルートの確認や、夜市の屋台メニューの翻訳、旗津フェリーの時刻表チェックなど、ネット接続があるとないとでは旅の快適さが大きく変わります。
利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」なら、渡航前にアプリからeSIMを購入するだけで、高雄到着後すぐにデータ通信を利用できます。SIMカードの差し替えが不要で、空港の通信カウンターに並ぶ必要もありません。
台湾は日本から近く気軽に訪れやすい旅行先ですが、現地の通信環境を事前に整えておくことで、より安心して高雄観光を楽しめます。蓮池潭の美しい写真をリアルタイムでSNSに投稿したり、六合夜市のおすすめ屋台を検索したりと、通信があれば旅の楽しみ方も広がります。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。

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