韓国の食べ物といえば、サムギョプサルやキムチを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際には焼肉や鍋物、屋台のおやつ、最新のスイーツまで、種類は驚くほど豊富です。 この記事では、韓国旅行で必ず食べたい定番料理から、地元で愛される屋台グルメ、最近人気のスイーツまで20品をまとめて紹介します。あわせて、現地の価格相場や知っておきたい食事マナーも解説します。 初めての韓国旅行でも安心して注文できるよう、料理の特徴・食べ方・1人前の目安価格を一つずつ整理しました。気になる料理をチェックして、現地での食べ歩きプランを立ててみてください。
目次
韓国の食卓は、ご飯と汁物に加え、無料で提供される「パンチャン(おかず)」が並ぶのが特徴です。一皿ずつ完結する日本の定食と違い、複数の小皿をシェアしながら食べるスタイルが基本になります。
「薬食同源」という考え方も根付いており、料理に唐辛子・にんにく・しょうがなどの薬味が多く使われます。辛い料理が目立つ一方で、参鶏湯やキンパなど辛さ控えめのメニューも豊富で、辛いものが苦手な方でも楽しめます。

韓国の食堂では、注文した料理に加えてキムチやナムル、もやしなどのパンチャンが3〜10種類ほど自動で出てきます。これらは基本的に無料で、おかわりも頼める店が多いです。
メイン料理は鍋や鉄板で出てくることが多く、テーブルの中央でシェアして食べます。スプーン(スッカラ)でご飯と汁物、箸(チョッカラ)でおかずを取り分けるのが一般的です。
「薬食同源」の発想から、にんにくや唐辛子のほか、ナツメや高麗人参を使った滋養強壮メニューも多く見られます。
韓国の通貨はウォン(KRW)で、2026年5月時点の為替レートは1ウォン=約0.107円です。1万ウォンで約1,070円、5,000ウォンで約535円が目安になります。
屋台のおやつは2,000〜5,000ウォン(約215〜535円)、食堂の定食は8,000〜12,000ウォン(約860〜1,290円)、サムギョプサル専門店は1人前16,000〜18,000ウォン(約1,710〜1,930円)あたりが相場です。
為替は日々変動するため、出発前にxe.comなどで最新レートを確認しておくと安心です。
まずは「韓国旅行といえばこれ」という鉄板メニューを10品紹介します。どれも全国どこでも見つかる定番なので、初めての韓国旅行ならまず押さえておきたい料理です。
各料理の食べ方やソウルでの目安価格もあわせて解説するので、注文時の参考にしてください。

サムギョプサルは、豚バラ肉を鉄板で焼いて野菜に包んで食べる韓国式焼肉です。「サム=3、ギョプ=層、サル=肉」が語源で、脂身と赤身が3層に重なる部位を使います。
サンチュやえごまの葉に焼いた肉をのせ、ニンニク・コチュジャン・サムジャン(合わせ味噌)と一緒に巻いて口に運ぶのが定番の食べ方です。ソウル中心部の専門店では1人前16,000〜18,000ウォン前後が相場で、リーズナブルな店なら1人前5,500ウォンから提供する場所もあります。
焼くのは店員が担当してくれる店も多いので、初めてでも気軽に楽しめます。
ビビンバは、白ご飯の上にナムル、肉そぼろ、卵、コチュジャンをのせ、全体をよく混ぜて食べる料理です。「ビビン=混ぜる、バ=ご飯」を意味し、家庭料理から専門店まで幅広く食べられています。
石焼ビビンバ(ドルソッビビンバ)は熱した石器で提供され、底のおこげ(ヌルンジ)の香ばしさが魅力です。具材の色合いが鮮やかで、栄養バランスも良いので一人旅でも頼みやすいメニューです。
ソウルの専門店では1食10,000〜13,000ウォン程度が一般的な価格帯です。
キムチは白菜や大根を唐辛子・塩・ニンニク・アミの塩辛などで漬け込んだ発酵食品で、韓国の食卓に欠かせない存在です。家庭ごとに味が違い、地域・季節・素材で味わいが大きく変わります。
白菜キムチ(ペチュキムチ)以外にも、カクテキ(大根)、オイキムチ(きゅうり)、ヨルムキムチ(葉付き大根)など種類は数百種類あります。発酵が進むと酸味が増し、キムチチゲや炒め物にも活用されます。
食堂では基本的にパンチャンとして無料で提供され、お土産用に真空パックも販売されています。
冷麺は、そば粉と緑豆でんぷんなどで作るコシのある麺を、冷たいスープで食べる韓国の麺料理です。さっぱりした「水冷麺(ムルレンミョン)」と、辛いタレで和える「ビビン冷麺」の2種類が主流です。
もともとは平壌や咸興など北部の郷土料理で、夏の定番として全国に広まりました。焼肉の締めとして食べる人も多く、サムギョプサル店のメニューにもよく登場します。
明洞や中心部の専門店では1杯11,000〜14,000ウォン前後が相場です。
参鶏湯は、若鶏の腹に高麗人参・ナツメ・もち米・ニンニクなどを詰めて煮込んだ韓国の代表的な滋養食です。鶏まるごと一羽が土鍋で提供され、塩・胡椒で味を調整しながらいただきます。
夏の「三伏(サムボク)」と呼ばれる暑い時期に、暑気払いとして食べる習慣があります。スープは透明で優しく、辛い料理が苦手な方や子ども連れの旅行でも安心して楽しめます。
中心部の有名店では1人前16,000〜20,000ウォン前後で提供されることが多いです。
チヂミは、小麦粉と卵をベースにした生地に、ねぎ・海鮮・キムチなどを混ぜて鉄板で焼く料理です。韓国では「ジョン」または「パジョン(ねぎチヂミ)」と呼ばれます。
韓国には「雨の日にはチヂミとマッコリ」という言葉があり、雨音が油で焼く音に似ていることから、雨の日の定番として親しまれています。海鮮チヂミ(ヘムルパジョン)はえび・いか・あさりが入った豪華な一品で、シェアして食べるのが定番です。
醤油・酢・唐辛子を混ぜたタレにつけて食べると、もちっとした生地が一層おいしくなります。
キンパは、海苔の上にご飯と具材を広げて巻いた韓国版の海苔巻きです。日本の太巻きに似ていますが、ご飯にごま油と塩で下味をつけ、酢飯ではないのが特徴です。
具材はたくあん・ほうれん草・人参・卵・牛肉・カニカマなどが定番で、最近ではツナマヨ・キムチ・チーズなどバリエーションが豊富です。ピクニックや遠足、夜食として親しまれており、専門店も増えています。
1本3,000〜5,000ウォン程度と手頃なので、忙しい旅行スケジュールの軽食にも便利です。
チャプチェは、サツマイモのでんぷんから作る「タンミョン(韓国春雨)」を、牛肉・椎茸・人参・ほうれん草と一緒に醤油とごま油で炒めた料理です。
コシのある春雨と甘めの味付けが特徴で、辛さがほぼないので子どもや辛いものが苦手な方にも食べやすい一品です。お祝いの席や法事でもよく出される定番料理で、家庭料理の代表格でもあります。
パンチャンとして少量提供する店もありますが、メイン料理として頼むとボリュームたっぷりで満足できます。
キムチチゲは、よく熟成したキムチに豚肉・豆腐・ねぎを加えて煮込む韓国の代表的な鍋料理です。1人用の土鍋(トゥッペギ)で提供されることが多く、白いご飯と一緒に食べるのが定番です。
発酵が進んだ酸味のあるキムチを使うため、コクと酸味のバランスが絶妙で、寒い季節にぴったりの味わいです。豚肉の代わりにツナを使う「チャムチキムチチゲ」も家庭で人気があります。
食堂では8,000〜12,000ウォン程度で提供されており、ランチセットも豊富に用意されています。
スンドゥブチゲは、固める前のおぼろ豆腐(スンドゥブ)に、あさりや豚肉、唐辛子粉を加えて煮込む鍋料理です。仕上げに生卵を落として混ぜながら食べるのが定番のスタイルです。
辛さは中辛〜大辛まで店で選べる場合が多く、ご飯を入れて雑炊風にしても美味しくいただけます。豆腐がたっぷりでヘルシーなので、女性人気が高い一品です。
ランチでは定食スタイル(ご飯・パンチャン付き)で9,000〜12,000ウォン前後が一般的な価格帯です。
韓国旅行のもうひとつの楽しみが、屋台(ポジャンマチャ)でのつまみ食いです。明洞や東大門、広蔵市場には屋台が密集しており、安くてボリュームのある料理を立ち食いで楽しめます。
ここでは観光客にも人気の屋台グルメを5品紹介します。価格は2,000〜6,000ウォン程度と手頃で、複数人でシェアしながら食べ歩くのにぴったりです。

トッポッキは、棒状のもち(トック)と練り物(オムク)を、コチュジャンベースの甘辛いタレで煮込んだ屋台の定番グルメです。子どもから大人まで愛される国民的おやつで、専門店もチェーン展開されています。
屋台では1カップ4,000〜6,000ウォン程度で、紙コップや小皿で提供されます。明洞の屋台では1カップ5,000ウォンが目安です。揚げ物(ティギム)やゆで卵を一緒に注文するのが現地流の食べ方です。
チーズトッポッキやクリームトッポッキなど、アレンジメニューを出す専門店も増えています。
ホットクは、もちもちの生地に黒糖・シナモン・くるみなどを包んで鉄板で焼いた、韓国の冬の風物詩ともいえる屋台スイーツです。香ばしい焼き目と中の黒糖シロップが熱々でクセになります。
明洞の屋台では1個2,000〜2,500ウォン前後で買え、紙コップに入れて手渡してくれます。最近では中にアイスクリームを挟む「ホットクアイス」や、緑豆・チーズ入りなどのアレンジも人気です。
屋台によっては1,000〜3,000ウォンと価格に幅があるので、行列ができている店を選ぶと外しにくいです。
屋台では小ぶりなキンパ(ミニキンパ/コマキンパ)や、さつまいも・ちくわ・餃子などの揚げ物(ティギム)の盛り合わせを安く食べられます。
ミニキンパは1皿3,000〜5,000ウォン、ティギムは1個1,000〜2,000ウォンが目安です。トッポッキのタレをかけて食べる「トッティギ」スタイルが現地で定番の食べ方になっています。
軽くつまむのにちょうど良いボリュームなので、市場めぐりのお供にも向いています。
スンデは、豚の腸に春雨・もち米・豚の血などを詰めて蒸した、韓国式のソーセージです。屋台や市場で量り売りされており、塩や唐辛子の粉、塩辛などをつけて食べます。
見た目のインパクトはありますが、味はあっさりとしていて、もちもちの食感が後を引きます。スンデと内臓を一緒に炒める「スンデポックム」もチゲ屋台の人気メニューです。
屋台では1皿5,000〜8,000ウォン前後が目安で、ボリュームたっぷりなのでシェア向きです。
タンフルは、いちごやぶどう、みかんなどのフルーツを串に刺し、飴でコーティングした韓国発のスイーツです。SNS映えする見た目と、パリッとした飴のあとに広がるジューシーな果実感が人気を集めています。
明洞や弘大の屋台では1本3,000〜5,000ウォン前後で販売されており、いちご・ぶどう・パイナップルなど季節のフルーツを選べます。食べ歩きしやすく、写真映えもするので若い旅行客に支持されています。
冷たいうちに食べないと飴が溶けやすいので、購入後はなるべく早く楽しむのがおすすめです。
韓国はカフェ文化が発達しており、ソウルだけでも特色あるカフェが街中に点在しています。伝統的なスイーツから最近トレンドのドリンクまで、食後やショッピングの合間に立ち寄りたいメニューを紹介します。
カフェの注文ではキオスク(タッチパネル)を使う店も多く、日本語表示に対応している店舗もあります。

ピンスは、ふわふわのかき氷にあんこ・もち・きな粉・フルーツ・練乳などをトッピングした韓国式かき氷です。「パッピンス(小豆かき氷)」が定番で、夏のスイーツとして親しまれています。
専門カフェではメロン・マンゴー・チーズケーキなど季節限定の豪華な大皿ピンスが看板メニューで、1皿15,000〜30,000ウォン程度と少し高めですが、2〜3人でシェアすればボリューム的にちょうど良いサイズです。
ふわふわのかき氷部分は「ヌンコッピンス(雪の花氷)」と呼ばれ、口の中でとろける食感が魅力です。
クァベギは、生地をねじって揚げ、砂糖をまぶした韓国の伝統的なドーナツです。ふんわりした生地ともちもちした食感が特徴で、最近は専門チェーンが続々と登場しています。
プレーン・きな粉・チーズ・チョコなど種類が豊富で、1個1,000〜2,500ウォン前後と手頃です。テイクアウトして街歩きのお供にする人が多く、ホテルでの朝食代わりにも便利です。
伝統的な屋台で揚げたての温かいクァベギを買うと、香ばしさが格別です。
トゥンカロンは「ふっくらマカロン」を意味する韓国のスイーツで、フランス式マカロンより生地が厚く、クリームをたっぷり挟むのが特徴です。カラフルな見た目とボリューム感でSNSでも話題になりました。
クリーム部分にチョコ・チーズ・フルーツなどを入れたアレンジが豊富で、1個3,000〜5,000ウォン程度が相場です。ソウル・聖水(ソンス)や弘大のカフェ街には専門店が点在しています。
お土産にも人気ですが、クリームが多いので持ち帰りは保冷バッグの利用がおすすめです。
ダルゴナコーヒーは、インスタントコーヒーと砂糖、お湯を泡立てて作る濃厚なクリームを牛乳に乗せたドリンクで、コロナ禍にSNSで世界的にバズりました。発祥は韓国のカフェ文化です。
クリーミーで甘さが強いので、コーヒー好きはもちろん、スイーツ感覚で楽しめます。1杯5,000〜7,000ウォン前後で、ホット・アイスどちらも提供されます。
本場のカフェでは、ふんわりした泡を作るために専用のホイップを使う店もあり、家庭で作るより滑らかな仕上がりです。
韓国の伝統茶は、薬食同源の考え方を反映した健康志向のドリンクです。ゆず茶(ユジャ茶)、なつめ茶(テチュ茶)、しょうが茶(センガン茶)などが代表的で、寒い時期に体を温める一杯として親しまれています。
仁寺洞(インサドン)や北村(プッチョン)の伝統茶カフェでは、伝統菓子(韓菓)と一緒に楽しめるセットメニューが用意されています。1杯6,000〜10,000ウォン程度が相場です。
カフェイン控えめなので、夜のリラックスタイムや、子ども連れの旅行でも気軽に楽しめます。
韓国の食事には、日本とは異なる独特のマナーがあります。事前に基本を押さえておくと、現地の人とより気持ちよく食事を楽しめます。
ここでは旅行者が特に気をつけたい3つのポイントと、お酒のルールについて紹介します。

韓国では、ご飯茶碗や汁椀をテーブルに置いたまま食事するのが正式なマナーです。日本のように食器を持ち上げるのは「物乞いの仕草」とされ、敬遠されます。
ご飯と汁物はスプーン(スッカラ)で、おかずは箸(チョッカラ)で取り分けるのが基本です。スプーンと箸を同時に持つこともマナー違反とされるので、片方ずつ使い分けましょう。
年長者と一緒の食事では、年長者が食べ始めるまで待つのが礼儀です。
韓国では青少年保護法により、酒類の購入は「満19歳になる年の1月1日から」と定められています。コンビニや酒屋ではパスポートで年齢確認を求められることもあります。
年長者からお酒を注いでもらうときは、必ず両手でグラスを持つのが礼儀です。逆に年長者にお酒を注ぐ際は、右手で瓶を持ち、左手を右腕や胸に添えて注ぎます。
飲むときは年長者に対して顔を横に向け、口元を手で軽く隠して飲むのが伝統的なマナーです。
韓国にはチップ文化がなく、レストランや屋台での会計時にチップを上乗せする必要はありません。サービス料はあらかじめ表示価格に含まれているため、会計は表示価格そのままです。
また、注文時に提供されるパンチャン(おかず)は基本的に無料で、おかわりも頼める店が多くあります。「もう少しください」は韓国語で「ト ジュセヨ」と伝えると通じます。
屋台や市場では現金払いの店も残っていますが、ソウル中心部の食堂・カフェでは日本のクレジットカードや交通系カード(T-money・WOWPASS)が使える店が増えています。
韓国の食堂やカフェではメニューがQRコードで提示されたり、注文をキオスクで行う店が増えています。NAVER Mapで店を探したり、翻訳アプリでメニューを確認したりと、ネット接続は食事のあらゆる場面で必要になります。
屋台や市場では無料Wi-Fiが利用しづらいことが多いため、現地でいつでも使える通信手段を準備しておくと安心です。日本のキャリアの海外ローミング、レンタルWi-Fi、海外用eSIMなどの選択肢があります。
複数人で旅行する場合は、それぞれが自分の端末で地図やSNSを使えるよう、人数分の通信手段を確保しておくと現地での自由度が高まります。
前の章で見たように、韓国旅行ではあらゆる場面でネット接続が欠かせません。その準備として注目されているのが、利用者No.1の海外eSIMアプリ「トリファ(trifa)」です。
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App Storeでも高い評価を得ており、初めての海外eSIMでも安心して試せる仕組みが整っています。
韓国旅行では、サムギョプサル店の予約検索、屋台が並ぶ広蔵市場までのルート確認、トッポッキ屋台の場所共有など、通信が必要な場面が次々と訪れます。トリファのデータ通信があれば、これらをすべてスマホ1台で完結できます。
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旅行中のトラブル対応や、現地の最新口コミチェックなど、通信が安定していると旅の自由度が大きく広がります。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。