韓国旅行を計画していると、「ウォンへの両替はどこでするのが一番お得なのか」「現金はどれくらい必要なのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。仁川空港・市内の銀行・明洞の両替商・WOWPASS・ATMキャッシングなど選択肢が多く、場所によって受け取れるウォンの額が大きく変わります。 結論からお伝えすると、韓国ではキャッシュレス決済が広く普及しており、現金は補助的に使うのが効率的です。さらに両替するなら、日本や仁川空港よりも明洞などソウル市内の両替商の方がレートが良く、同じ1万円でも数百〜千ウォン以上の差が出ることもあります。 この記事では、韓国ウォンの基本情報からレートの良い両替方法、WOWPASSやT-moneyを活用したキャッシュレス術、旅行日数別の現金の目安までを解説します。出発前に読んでおけば、無駄な手数料を抑えて、現地で安心してお金を使える状態に整えられます。
目次

韓国の通貨は「ウォン(KRW、₩)」で、紙幣と硬貨が日常的に使い分けられています。日本円との関係や桁感覚をつかんでおくと、両替や買い物の場面で「高い・安い」の判断が一瞬でできるようになります。
ここでは、韓国ウォンの紙幣・硬貨の種類、円との換算目安、レートを確認するときに見ておきたいポイントを整理します。
韓国ウォンの紙幣は、1,000ウォン・5,000ウォン・10,000ウォン・50,000ウォンの4種類が使われています。最高額紙幣の50,000ウォン札はやや大きい買い物や宿泊費の支払いで重宝しますが、屋台や小さな店では使いにくいので、10,000ウォン札と1,000ウォン札を多めに持っておくと便利です。
硬貨は10ウォン・50ウォン・100ウォン・500ウォンが流通しており、コンビニやカフェでのおつりとして手元に貯まりやすい単位です。10ウォン硬貨はほとんど使う場面がないため、出発前にあえて細かく崩しすぎないこともポイントです。
紙幣は人物や建物のデザインで額面を見分けやすくなっていますが、慣れないうちは色味でざっくり覚えておくと、レジで焦らず取り出せます。
2026年5月時点の目安では、100円=おおよそ900〜930ウォン程度のレンジで推移しており、ざっくり「100円=約900ウォン」と覚えておくと計算しやすくなります。たとえば3,000ウォンの飲み物は約330円、10,000ウォンの定食は約1,100円というイメージです。
より細かく計算したいときは、ウォン金額の末尾の0を1つ取り、9で割ると円換算がほぼ近似値になります。たとえば「24,000ウォン」なら24×100÷9で約2,670円という具合です。
為替レートは日々変動するため、出発前に最新の為替情報を確認しつつ、買い物中はざっくりした暗算ルールで判断するのが現実的です。
韓国旅行の費用目安や予算の組み方は「韓国旅行で女子におすすめの観光スポット・グルメ・ショッピング」もあわせて参考にしてみてください。
両替所のレートを比較するときは、「100円=〇〇ウォン」の数字だけでなく、両替手数料が含まれているか、表示が「買いレート」か「売りレート」かもあわせて確認しましょう。
空港や銀行ではレート表が掲示されていますが、明洞などの両替商ではレートを電子掲示板で表示しているところが多く、店舗を数件比較するだけで条件の良い場所が見つかります。
また、両替時には基本的にパスポートの提示が求められます。複数の両替商を回るときも、パスポートをすぐ取り出せる位置に入れておくとスムーズです。
両替できる場所は大きく分けて、「日本国内の銀行・両替所」「韓国の空港」「ソウル市内の両替商」「現地銀行」「ATMキャッシング」の5パターンがあります。同じ1万円を両替しても、場所によって受け取れるウォンの額に差が出るため、優先順位をつけて使い分けるのがおすすめです。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットを整理し、どこをメインに、どこを補助的に使うのが良いかを解説します。
日本の銀行や空港、外貨両替専門店でもウォンへの両替は可能ですが、一般的にレートはあまり良くありません。SMBC信託銀行プレスティアの解説でも、ウォンはドルなどの主要通貨に比べて両替手数料が高めになる傾向があると説明されています。
ただし、現地に到着して両替できるまでに時間がかかるケースや、深夜便で空港の両替所が閉まっている可能性もあるため、空港から市内までの移動費+初日の食事代分だけ日本で両替しておくと安心です。
金額の目安としては、5,000〜10,000円分程度を日本で両替し、メインの両替は現地で行うのが効率的です。
仁川国際空港にはKB国民銀行・ハナ銀行・ウリ銀行の両替所があり、24時間営業のカウンターも一部あります。ただし、空港内の両替所は市内の両替商に比べてレートが低い傾向にあり、明洞などと比較すると同じ1万円で数百〜千ウォン以上の差が出ることも珍しくありません。
そのため、空港では「市内に着くまでの交通費分」「軽い食事分」など、必要最小限の金額に絞って両替するのが得策です。1〜2万円程度を目安にしておけば、空港鉄道(AREX)やバス、タクシー代をカバーできます。
なお、ハナ銀行など一部の両替所では「両替クーポン」をオンラインで取得すると、レートが優遇されるケースもあります。空港でまとめて両替したい人は、事前にクーポン配布をチェックしておくとよいでしょう。
ソウル市内、特に明洞・東大門・弘大エリアには、レートの良い両替商が集まっています。明洞の代表的な両替商として、MONEY PLANET(マネープラネット)、大使館前両替所、マネーボックス、FX-Korea などが知られています。
市内の両替商では、空港よりも有利なレートで両替できるケースが多く、観光やショッピングのついでに立ち寄れる立地のお店が多いのも魅力です。複数店舗を比べて、その日の最良レートを選ぶこともできます。
ただし、両替所によっては営業時間が短かったり、日曜・祝日に休業するお店もあります。また、人気店は時間帯によって混雑することもあるため、明洞での観光時間にあわせて立ち寄るプランにしておくとスムーズです。
現地の銀行窓口でも両替は可能ですが、市中の両替商に比べるとレートが劣るケースが多く、観光客が積極的に利用するメリットは大きくありません。一方で、ATMでのクレジットカードキャッシングは、両替の有力な選択肢として注目されています。
ATMキャッシングは、その時の為替レートに近い条件で必要な分だけウォンを引き出せるのが大きなメリットです。引き出し手数料は1回あたり110〜220円程度(1万円超は220円、1万円未満は110円が目安)で、明洞の両替商と総額で比較しても遜色ない場合があります。
クレジットカードのキャッシングには利息が発生しますが、帰国後すぐにカード会社のサイトから繰り上げ返済を行えば利息を最小限に抑えられます。Wiseなどのデビット系カードは、別途ミッドマーケットレートに近い条件で引き出せる仕組みが用意されています。
空港から市内への交通費を見積もりたい方は「金浦空港完全ガイド」もあわせてチェックしてみてください。
韓国はキャッシュレス決済比率が9割を超える「世界有数のキャッシュレス先進国」と言われています。ソウル市内の飲食店やショップでは、現金よりもカード払いの方が一般的なほどです。両替を最低限に抑え、カードや電子マネーをうまく組み合わせることで、為替リスクと手数料を同時にコントロールできます。
ここでは、クレジットカード・WOWPASS・T-moneyの3つを軸に、賢いキャッシュレス活用術を紹介します。
韓国の街中ではVISA・Mastercard・JCB・Amexなど主要ブランドのクレジットカードがほぼ問題なく使えます。レストラン・コンビニ・ドラッグストア・百貨店・地下鉄駅の券売機まで対応店舗は広く、カード1枚あれば旅行中の支払いの大半をカバーできます。
クレジットカード払いは、為替レートも国際ブランドの基準レートに数%程度の事務手数料を加えた水準で、明洞の両替商に比べるとやや劣るものの、現金両替の手間や紛失リスクを考えると総合的に有利な場面が多くなります。
その際、「現地通貨ウォン建て」で決済するように店員に伝えるのがコツです。「日本円建て」を選ぶと、店舗側のDCC(動的通貨換算)手数料が上乗せされ、想定より割高になるケースがあります。
韓国でPayPayを使った決済方法を知りたい方は「韓国でPayPayは使える!海外支払いモードの使い方と注意点」もチェックしてみてください。
WOWPASSは、韓国旅行者向けに開発されたプリペイドカードで、両替・カード決済・T-money(交通系IC)機能を1枚にまとめられるのが特徴です。仁川空港やソウル市内の発行機で、日本円や他通貨を投入してチャージし、その場でウォン建て残高として使えます。
WOWPASS公式の案内では、メンバーシップ入会費が6,000ウォン(返還不可)、カード再発行手数料は4,000ウォン、現金チャージとアプリチャージは手数料なしで利用できます。残高は加盟店でのカード決済に使えるほか、WOWPASS発行機で1回あたり最大10万ウォンまで現金として払い戻すことも可能で、その際の手数料は1回1,000ウォンです。
クレジットカードからのチャージは、約4〜6%程度の手数料が上乗せされるケースもあるため、メリットを最大化したいなら現金チャージかアプリチャージが基本です。残高の有効期限は「最後のチャージ日またはカード再発行日から6年」と長く、リピーターにとっても扱いやすい仕様になっています。
WOWPASSの発行手順や使い方は「WOWPASSとは?韓国旅行での使い方・チャージ・払い戻しを徹底解説」で詳しく解説しています。
T-moneyは、韓国の地下鉄・バス・タクシーなどで使える交通系ICカードで、観光客にも広く利用されています。カード自体は3,000〜6,000ウォン程度で、コンビニ(GS25・CU・セブンイレブン・emart24など)や地下鉄駅の券売機で購入できます。
チャージは1,000ウォン単位で、駅の券売機・コンビニ・街頭販売店・一部銀行ATMで現金チャージが可能です。1回あたりのチャージ上限は90,000ウォンで、残高の合計上限は500,000ウォンです。
交通費だけT-moneyに集約しておくと、地下鉄・バスでの小銭のやり取りが不要になり、移動時のストレスが大幅に減ります。WOWPASSにもT-money機能が搭載されているため、「両替+決済+交通費」を1枚にまとめたい場合はWOWPASS、シンプルに交通費のみキャッシュレス化したい場合はT-moneyを選ぶと使い分けがしやすくなります。
韓国でのタクシー利用方法や料金感を知りたい方は「韓国のタクシー完全ガイド|種類・料金・乗り方・注意点」もあわせて参考にしてみてください。

韓国はキャッシュレス決済が普及しているとはいえ、屋台・市場・古い食堂・タクシーの一部などでは現金が必要になる場面があります。とはいえ、必要以上に現金を持ち歩くと、両替手数料がかさんだり、紛失リスクが高まったりする点も気になるところです。
ここでは、旅行日数別の現金目安と、両替するベストなタイミング、おすすめの両替所の選び方を整理します。
現金の目安は、旅行スタイルや行動内容によって変わりますが、1日あたりの基準を決めておくと計画しやすくなります。クレジットカードやWOWPASSを併用する前提なら、現金は予備的に持つくらいで十分です。
以下は、カード・WOWPASSとの併用を前提とした、現金のみで持つ金額の目安です。
旅行日数 | 現金目安(カード併用) | 主な使い道 |
|---|---|---|
2泊3日 | 1〜2万円分 | 屋台・市場・チップ・予備費 |
3泊4日 | 1.5〜3万円分 | 屋台・市場・タクシー予備・お土産の一部 |
4泊5日以上 | 2〜4万円分 | 上記+郊外移動・予備費 |
上の金額は、ホテル代・主な食事・ショッピング・交通系のメインはカードやWOWPASSで支払う前提です。すべて現金で賄うつもりなら、1日あたり5,000〜10,000円分のウォンを準備しておくと安心です。
また、ツアー旅行で食事や交通が含まれている場合は、もう少し金額を抑えても問題ありません。逆に、グルメ・カフェ巡り中心の個人旅行なら少し多めに持つと余裕が生まれます。
両替のタイミングは、「日本での少額両替」→「空港での補充」→「市内でのまとめ両替」の3段階に分けて考えると失敗しにくくなります。
まず、日本で5,000〜10,000円分だけ両替し、空港から宿までの交通費+初日の食事代に充てます。仁川空港に到着したあとは、必要に応じてさらに1〜2万円分を空港で両替し、ホテルチェックインまでの不安をなくしておきましょう。
まとまった金額を両替するのは、明洞など市内の両替商に着いたタイミングがおすすめです。レートが良いお店を1〜2軒比較し、滞在中に必要な分をまとめて両替すれば、手数料・レート差・両替の手間をバランスよく抑えられます。
両替所を選ぶときは、レートの良さだけでなく、「立地・営業時間・支払い方法・治安」を総合的に見ることが大切です。観光地の中心にある両替商は、レートが良く、買い物や食事の合間に立ち寄れる利点があります。
お店選びのチェックポイントは、以下のようなものです。
複数の両替商を比較するときは、1万円分など同じ金額で「いくらウォンを受け取れるか」をシミュレーションして比較すると、実質的な得失が分かりやすくなります。
ATMでのキャッシングと組み合わせて使いたい方は、対応する国際ブランドのクレジットカードを事前に確認しておくと安心です。
両替やキャッシュレス決済の準備とあわせて、見落としがちなのが「現地でのスマホ通信環境」です。地図アプリでの移動、両替所のレート比較、翻訳アプリでのやり取り、SNSへの投稿など、韓国旅行ではスマホがあらゆる場面で頼りになります。
通信が不安定だと、せっかく事前に調べた両替所にたどり着けなかったり、QR決済が止まってしまったりと、思わぬストレスにつながります。出発前に通信手段を整えておくと、現地での行動の自由度が一気に高まります。
レンタルWi-Fiルーターは、複数人での旅行で1台をシェアできる点と、設定がシンプルな点がメリットです。家族・友人・カップル旅行で1台あれば、それぞれのスマホ・タブレット・ノートPCをまとめて接続できます。
一方で、ルーター本体を持ち歩く必要があるため、荷物が増える点や、充電が切れると全員の通信が止まる点には注意が必要です。また、貸出・返却の手続きが旅行の前後で発生する点も、行程によっては面倒に感じるかもしれません。
通信容量にも上限が設けられているプランが多く、地図・SNS・動画視聴を頻繁に行うとプラン上限を超え、追加料金が発生する場合があります。
海外eSIMは、スマホ本体に内蔵された「eSIM」機能を活用して、現地キャリアの通信を即時に開通できる仕組みです。物理SIMの差し替えが不要で、空港に着いた瞬間にウォンの両替や地図アプリを使い始められるのが大きな魅力です。
レンタルWi-Fiのように本体を持ち歩く必要がなく、複数人で旅行する場合もそれぞれが自分のスマホで自由にネットを使えます。家族で別行動する日や、空港・ホテルで一時的に分かれて行動する場面でも、それぞれが安定した通信を確保できます。
また、料金プランも国別・地域別・周遊用など細かく選べるため、「韓国だけ」「アジア周遊」「世界一周」など旅程に合わせて無駄なく契約できる点もメリットです。
海外eSIMアプリのトリファ(trifa)は、利用者No.1の海外eSIMアプリとして、韓国を含む世界中の渡航先で使える通信プランを、専用アプリから簡単に契約できるサービスです。プラン選択から購入、設定までをスマホ1台で完結でき、旅行慣れしていない方でも迷わずセットアップできます。
アプリ内では、対象国・通信容量・利用日数に応じて複数のプランを比較しながら選べるため、自分の旅行スタイルに合った内容を選びやすくなっています。サポートも日本語で受けられるので、現地で困ったときに気軽に相談できる体制が整っています。
通信環境を事前に整えておくと、現地での両替やキャッシュレス決済もスムーズに進みます。両替の準備とあわせて、出発前にトリファのアプリをチェックしておくのがおすすめです。
韓国旅行でのVPN活用や通信トラブル対策が気になる方は「韓国旅行にVPNは必要?利用シーン・選び方・設定手順と注意点」もあわせてチェックしてみてください。

韓国旅行では、両替方法を少し工夫するだけで、同じ予算でもより自由に使えるウォンを増やせます。日本での少額両替・空港での補充・明洞など市内の両替商でのまとめ両替・WOWPASSやATMキャッシングの活用と、自分のスタイルに合わせて使い分けることで、無駄な手数料を抑えながら現地でのお金のやり取りを楽しめます。
そしてもう一つ忘れたくないのが、現地での通信環境です。両替所の場所確認、QR決済、地図アプリ、翻訳など、スマホがスムーズに使えるかどうかで、旅行全体の快適さが大きく変わります。
トリファ(trifa)なら、出発前にアプリをダウンロードしておくだけで、韓国到着後すぐにeSIMで通信を開始できます。両替もキャッシュレスも、通信が安定して初めてフル活用できる時代になりました。次の韓国旅行は、お金と通信の両面をしっかり準備して、思いきり楽しんでみてください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。