「中国の世界遺産はいくつあるのか」を調べると、サイトによって61件、60件、57件などと数字が食い違っていることに気づきます。更新時点が分かりにくいページもあり、どの数字が最新なのか判断しづらくなっています。 件数が多いこと自体も、旅程を組む段になると悩みの種になります。北京・西安・上海・成都など拠点になる都市は複数あり、限られた日程でどの遺産まで足を延ばせるかは、遺産の一覧を眺めるだけでは見えてきません。 この記事では、最新の登録件数を時点付きで整理したうえで、拠点都市から行きやすい遺産、建物や石窟・山と湖といったテーマ別の見どころ、そして訪れる前に知っておきたい予約と通信の準備までをまとめました。
目次

中国の世界遺産は、2026年7月時点で61件です。同月の世界遺産委員会で景徳鎮の磁器産業に関わる遺産群が加わり、この件数になりました。内訳は文化遺産42件、自然遺産15件、複合遺産4件です。
ネット上の記事では60件や57件と書かれていることもあります。景徳鎮の登録前など、別の時点の数字が使われている場合があります。主に次の4点を知っておくと良いでしょう。
2026年7月25日、韓国・釜山で開かれた第48回世界遺産委員会で、江西省景徳鎮の「景徳鎮の手工芸磁器産業遺産群」が世界遺産に登録されました。これにより中国の世界遺産は61件になっています。
景徳鎮は10世紀から19世紀にかけて磁器づくりが栄えた土地で、今回の登録は中国として初めて産業遺産を世界遺産に申請した案件でもあります。北京や西安のような定番の拠点からは距離があります。
区分 | 件数 | 代表的な遺産 |
|---|---|---|
文化遺産 | 42件 | 万里の長城、故宮、秦始皇帝陵(兵馬俑)、莫高窟 |
自然遺産 | 15件 | 九寨溝、黄龍、四川ジャイアントパンダ保護区群 |
複合遺産 | 4件 | 泰山、黄山、峨眉山と楽山大仏 |
文化遺産が全体の7割近くを占めます。
すべての遺産を名称・種別・登録年で一覧にすると、下表のようになります(2026年10月時点のUNESCO世界遺産センター公式サイトの掲載をもとに作成。登録年は最初に登録された年)。
名称 | 種別 | 主な所在地 | 登録年 |
|---|---|---|---|
万里の長城 | 文化遺産 | 北京・河北・甘粛など複数省 | 1987 |
故宮(明・清王朝の皇宮群) | 文化遺産 | 北京・遼寧省瀋陽 | 1987 |
莫高窟 | 文化遺産 | 甘粛省敦煌 | 1987 |
秦始皇帝陵(兵馬俑) | 文化遺産 | 陝西省西安 | 1987 |
周口店北京原人遺跡 | 文化遺産 | 北京 | 1987 |
泰山 | 複合遺産 | 山東省 | 1987 |
黄山 | 複合遺産 | 安徽省 | 1990 |
九寨溝 | 自然遺産 | 四川省 | 1992 |
黄龍 | 自然遺産 | 四川省 | 1992 |
武陵源(張家界) | 自然遺産 | 湖南省 | 1992 |
承徳避暑山荘と外八廟 | 文化遺産 | 河北省承徳 | 1994 |
曲阜の孔廟・孔林・孔府 | 文化遺産 | 山東省曲阜 | 1994 |
武当山古建築群 | 文化遺産 | 湖北省 | 1994 |
ポタラ宮歴史地区 | 文化遺産 | チベット自治区ラサ | 1994 |
廬山国立公園 | 文化遺産 | 江西省 | 1996 |
峨眉山と楽山大仏 | 複合遺産 | 四川省 | 1996 |
麗江旧市街 | 文化遺産 | 雲南省 | 1997 |
平遥古城 | 文化遺産 | 山西省 | 1997 |
蘇州古典園林 | 文化遺産 | 江蘇省蘇州 | 1997 |
頤和園 | 文化遺産 | 北京 | 1998 |
天壇 | 文化遺産 | 北京 | 1998 |
武夷山 | 複合遺産 | 福建省 | 1999 |
大足石刻 | 文化遺産 | 重慶市 | 1999 |
青城山と都江堰水利施設 | 文化遺産 | 四川省 | 2000 |
皖南古村落(西递・宏村) | 文化遺産 | 安徽省 | 2000 |
龍門石窟 | 文化遺産 | 河南省洛陽 | 2000 |
明・清王朝の皇帝墓群 | 文化遺産 | 北京・河北・遼寧・江蘇ほか | 2000 |
雲崗石窟 | 文化遺産 | 山西省大同 | 2001 |
三江併流(雲南保護地域群) | 自然遺産 | 雲南省 | 2003 |
高句麗古墳群 | 文化遺産 | 吉林省 | 2004 |
マカオ歴史地区 | 文化遺産 | マカオ | 2005 |
殷墟 | 文化遺産 | 河南省安陽 | 2006 |
四川ジャイアントパンダ保護区群 | 自然遺産 | 四川省 | 2006 |
開平楼閣と村落 | 文化遺産 | 広東省開平 | 2007 |
中国南方カルスト | 自然遺産 | 雲南・貴州・重慶・広西 | 2007 |
福建土楼 | 文化遺産 | 福建省 | 2008 |
三清山国立公園 | 自然遺産 | 江西省 | 2008 |
五台山 | 文化遺産 | 山西省 | 2009 |
登封の「天地之中」歴史建築群 | 文化遺産 | 河南省登封 | 2010 |
中国丹霞 | 自然遺産 | 湖南・広東・福建・江西・浙江・貴州 | 2010 |
杭州西湖の文化的景観 | 文化遺産 | 浙江省杭州 | 2011 |
元上都遺跡 | 文化遺産 | 内モンゴル自治区 | 2012 |
澄江の化石産地 | 自然遺産 | 雲南省 | 2012 |
紅河ハニ族棚田の文化的景観 | 文化遺産 | 雲南省 | 2013 |
新疆天山 | 自然遺産 | 新疆ウイグル自治区 | 2013 |
シルクロード:長安-天山回廊の交易路網 | 文化遺産 | 陝西・河南・甘粛・新疆(カザフスタン・キルギスと共同登録) | 2014 |
中国大運河 | 文化遺産 | 北京・天津・河北・山東・江蘇・浙江など | 2014 |
土司遺跡群 | 文化遺産 | 湖南・湖北・貴州 | 2015 |
左江花山岩画の文化的景観 | 文化遺産 | 広西チワン族自治区 | 2016 |
湖北神農架 | 自然遺産 | 湖北省 | 2016 |
青海可可西里(フフシル) | 自然遺産 | 青海省 | 2017 |
鼓浪嶼(コロンス島) | 文化遺産 | 福建省厦門 | 2017 |
梵浄山 | 自然遺産 | 貴州省 | 2018 |
良渚古城遺跡 | 文化遺産 | 浙江省杭州 | 2019 |
黄海・渤海湾の渡り鳥保護区群 | 自然遺産 | 江蘇・上海・山東・河北・遼寧(2024年に拡張) | 2019 |
泉州:宋元中国の世界海洋商業・貿易センター | 文化遺産 | 福建省泉州 | 2021 |
普洱の景迈山古茶林の文化的景観 | 文化遺産 | 雲南省普洱 | 2023 |
北京中軸線 | 文化遺産 | 北京 | 2024 |
バダインジャラン砂漠 | 自然遺産 | 内モンゴル自治区 | 2024 |
西夏王陵 | 文化遺産 | 寧夏回族自治区 | 2025 |
景徳鎮の手工芸磁器産業遺産群 | 文化遺産 | 江西省景徳鎮 | 2026 |
件数が食い違う主な理由は、記事が書かれた時点の違いです。中国の世界遺産は毎年のように数が増えており、2019年に公開された記事では、まだ53件や55件だった時期の数字がそのまま使われています。
件数を調べるときは、その数字がいつ時点のものかを見ておくと迷いません。
順位 | 国 | 世界遺産の件数 | 確認時点 |
|---|---|---|---|
1 | イタリア | 62件 | 2026年9月 |
2 | 中国 | 61件 | 2026年9月 |
3 | フランス | 56件 | 2026年9月 |
4 | ドイツ | 55件 | 2026年9月 |
5 | スペイン | 50件 | 2026年9月 |
1位のイタリアとの差は1件しかなく、毎年の世界遺産委員会の結果次第で順位が入れ替わることもあります。

中国の世界遺産は国土の広い範囲に点在しており、1回の旅行で全部を回ることはできません。まずは拠点にする都市を決め、そこから行ける遺産を選んでいくのが現実的です。
旅行者が拠点にしやすいのは、北京・西安・上海・成都などの都市です。拠点ごとに行きやすい遺産は、次の5つに分けられます。
拠点都市 | 行きやすい世界遺産 | 主な移動手段 | 片道の所要時間の目安 | 日帰りできるか |
|---|---|---|---|---|
北京 | 故宮、万里の長城(八達嶺)、天壇、頤和園、明・清王朝の皇帝墓群、周口店、北京中軸線 | 地下鉄・バス・タクシー | 市中心部〜八達嶺は片道約1〜1.5時間 | できる |
西安 | 秦始皇帝陵(兵馬俑) | バス・タクシー | 市中心部から片道約1〜1.5時間 | できる |
上海 | 蘇州古典園林、杭州西湖 | 高速鉄道 | 蘇州まで最短20分台、杭州まで最短約45分 | できる |
成都 | 峨眉山・楽山大仏 | 高速鉄道 | 片道約1時間(峨眉山はやや長め) | できる |
成都 | 九寨溝・黄龍 | 高速鉄道+シャトルバス、または航空機 | 片道3〜3.5時間程度(鉄道)/3〜4時間(飛行機) | 宿泊が前提 |
重慶 | 大足石刻 | バス | 片道約2〜3時間 | できる |
敦煌 | 莫高窟 | タクシー・バス+シャトルバス | 展示センターまでタクシーで15〜20分、石窟までさらに約15分 | できる |
初めて中国の世界遺産を巡るなら、北京か上海を起点にするのがおすすめです。どちらも、乗り換えの少ない日帰り圏に複数の遺産がまとまっています。九寨溝や敦煌のように宿泊が前提になる行き先は、旅程の後半にまとめて組み込む方法もあります。
拠点都市を含めた旅行全体の費用や準備については、こちらの記事でまとめています。
中国旅行の完全ガイド!費用・準備・おすすめ都市・注意点を徹底解説
北京市内・近郊には、故宮・天壇・頤和園・万里の長城(八達嶺)など、複数の世界遺産があります。周口店の北京原人遺跡、明・清王朝の皇帝墓群(明十三陵)、2024年に登録された北京中軸線もその一つです。
故宮は1987年に世界遺産に登録され、2004年に瀋陽の故宮が加わって「明・清王朝の皇宮群」となりました。天安門広場の北側にあり、最寄りの地下鉄駅から歩いて向かえます。
万里の長城は北京市内から日帰りできる区間がいくつかあり、八達嶺までは市中心部からバスで片道1〜1.5時間ほどです。区間ごとのアクセスや予約の違いは、こちらの記事で詳しく解説しています。
万里の長城完全ガイド|長さ・歴史と2026年の予約ルールを徹底解説
兵馬俑は、世界遺産としての正式な登録範囲では「秦始皇帝陵」に含まれています。1987年に登録された遺産で、兵馬俑坑だけでなく始皇帝の陵墓そのものも含まれます。
兵馬俑博物館は西安の北東の臨潼区にあります。市中心部からはバスかタクシーで向かい、バスなら片道1〜1.5時間ほどかかります。
西安は兵馬俑以外にも、城壁に囲まれた旧市街や大雁塔など、古都らしい見どころが点在する街です。
上海の中心部には世界遺産はありません。市域では長江河口の崇明東灘が、2024年に渡り鳥保護区群の一部として世界遺産に加わっています。上海から観光で訪れやすいのは、西の蘇州にある「蘇州古典園林」と、南西の杭州にある「杭州西湖の文化的景観」です。
蘇州までは高速鉄道で最短20分台、杭州までは最短45分ほどで到着します。いずれも日帰りで往復できる距離です。
西湖は公園のような場所で、湖畔を歩くだけなら入場料はかかりません。雷峰塔など一部の見どころだけが有料です。
上海市内の観光スポットについては、こちらの記事でまとめています。
上海の観光地おすすめ18選!定番から穴場まで完全ガイド【2026年版】
成都からは、高速鉄道で片道1時間ほどの楽山大仏と、それより少し先の峨眉山に日帰りで行けます。一方、同じ四川省内にある九寨溝・黄龍は、高速鉄道とシャトルバスを乗り継いで片道3〜3.5時間程度かかります。こちらは宿泊を前提に考えましょう。
重慶からは、市内のバスターミナルから出るバスで、大足石刻まで片道2〜3時間ほどです。
甘粛省敦煌の莫高窟は、まず敦煌市内から莫高窟数字展示センターへ向かいます。タクシーなら15〜20分ほどです。展示センターからは、シャトルバスで約15分かけて石窟エリアへ移動します。北京や西安からは距離があるため、シルクロード方面を巡る旅程に組み込むと訪れやすくなります。
チベット自治区のポタラ宮(ラサ)は、外国人が訪れる場合に旅行会社経由でのツアー参加とチベット旅行許可証の取得が必須とされています。個人での自由な訪問は認められていません。入域が一時的に止まる時期もあるため、検討する場合は専門の旅行会社に問い合わせてください。
九寨溝は2017年の地震で一部が閉鎖され、その後の復旧工事を経て観光が再開されました。2026年7月にも泥石流で一時閉鎖されましたが、7月30日に全域で再開しています。大雨による臨時閉鎖もあるため、出発前に景区の発表を確認しておきましょう。

中国の世界遺産を一覧で見ると、皇帝や王朝に関わる宮殿や陵墓、仏教の石窟寺院、山や湖の景観に関わる遺産が目立ちます。
取り上げる遺産の多くは、拠点都市別の紹介と同じです。テーマで見ると、次の4つに分けられます。
故宮・天壇・頤和園は、北京に集まる皇帝ゆかりの建物群です。明・清王朝の皇帝墓群(北京の明十三陵や瀋陽の清朝皇陵)、西安の秦始皇帝陵も、同じく王朝の権力を示す建物・遺構として知られています。
チベット自治区のポタラ宮は、歴代ダライ・ラマの居所として使われてきた宮殿です。曲阜の孔廟・孔林・孔府は、王朝ではなく儒教の始祖・孔子に関わる建物群です。
一般に、甘粛省敦煌の莫高窟、山西省大同の雲崗石窟、河南省洛陽の龍門石窟の3つが「中国3大石窟」と呼ばれています。
石窟 | 所在地(省・都市) | 最寄りの拠点都市 | 見どころ |
|---|---|---|---|
莫高窟 | 甘粛省敦煌 | 敦煌 | 壁画と彩色塑像。1987年登録 |
雲崗石窟 | 山西省大同 | 大同(北京から高速鉄道で行き来可能) | 5〜6世紀の北魏時代に彫られた石窟群。2001年登録 |
龍門石窟 | 河南省洛陽 | 洛陽 | 伊河の両岸に、北魏末から唐の時代にかけて彫られた仏像群。2000年登録 |
敦煌の莫高窟は見学に事前予約が必要です。
黄山と泰山は、文化と自然の両方の価値が認められた複合遺産です。泰山は古くから皇帝が参拝する山として知られ、黄山は奇岩と雲海の景観で知られています。
九寨溝・黄龍は自然遺産で、エメラルドグリーンの湖沼群が広がります。杭州の西湖は文化的景観として登録された文化遺産で、湖と周りの風景が一体となった眺めが見どころです。
平遥古城(山西省)、麗江旧市街(雲南省)、福建土楼(福建省)は、古い街並みや伝統的な住居が残る世界遺産です。城壁や、土楼と呼ばれる集合住宅など、建物そのものが見どころになっています。
江西省景徳鎮の磁器産業遺産群も、暮らしと産業が結びついた遺産です。

故宮や兵馬俑などの主要な世界遺産は、オンラインでの事前予約・実名登録が前提の方式に変わっています。万里の長城(八達嶺)も事前予約ができ、現地での購入にも対応しています。予約の仕組みを知らずに訪れると、現地で入場できないこともあります。
訪れる前に押さえておきたいのは、次の4点です。
故宮(故宮博物院)は、公式サイトで来館予定日の7日前の20時から予約できます。中国本土の旅行者は身分証番号、海外からの旅行者はパスポート番号などの情報を登録します。当日は、予約に使った身分証明書の原本を午門(南側入口)で確認されます。
万里の長城の八達嶺区間は、2019年6月にオンラインの実名予約制が始まりました。公式サイトや公式のWeChatアカウントで、7日前から予約できます。現在は現地での購入にも対応していますが、混雑する時期に行くなら事前予約を済ませておきましょう。
兵馬俑博物館も、現在は完全デジタルの実名予約制です。窓口でのチケット購入はできないため、訪問前にオンラインで予約を済ませておく必要があります。
世界遺産(施設名) | 事前予約 | 入場料(人民元) | 季節による料金の違い | 公式の予約・購入窓口 |
|---|---|---|---|---|
故宮博物院 | 必須(7日前から) | 60元(11〜3月は40元) | 繁忙期・閑散期で変動 | ticket.dpm.org.cn |
万里の長城(八達嶺) | 推奨(7日前から。現地購入も可) | 40元(11〜3月は35元) | 繁忙期・閑散期で変動 | 公式サイト・公式WeChat |
秦始皇帝陵博物院(兵馬俑) | 必須 | 120元(12〜2月は100元) | 繁忙期・閑散期で変動 | 公式サイト |
莫高窟 | 必須 | 238元(通常入場。閑散期は140元) | 繁忙期・閑散期で変動 | 公式予約サイト |
杭州西湖 | 不要(湖畔は無料) | 無料(雷峰塔など一部施設のみ有料) | — | 各施設の窓口 |
莫高窟や兵馬俑などは1日あたりの入場者数に上限があり、繁忙期は早く埋まることがあります。旅程が決まったら、なるべく早く予約しましょう。
支払いはWeChat PayやAlipayといった中国のスマホ決済が中心です。2023年7月からは国際ブランドのクレジットカードを登録して使えるようになっており、中国の銀行口座を持たない旅行者でも設定できます。現金やクレジットカードでの直接支払いに対応している施設もありますが、対応状況は施設ごとに異なります。出発前に、どちらかのアプリを使える状態にしておきましょう。
時期 | 混雑の傾向 | 理由(大型連休・行事) |
|---|---|---|
春節前後(旧暦の正月。2027年は2月6日が元日) | 大きく混雑する | 春節(旧正月)の帰省・旅行需要が集中する |
労働節(5月1日から数日間) | 混雑しやすい | メーデーに合わせた大型連休 |
国慶節(10月1日から1週間ほど) | 大きく混雑する | 建国記念日に合わせた大型連休(いわゆるゴールデンウィーク) |
春節と国慶節の具体的な休日の日数や振替休日は年によって変わるため、旅行する年の公式カレンダーで確認しておく必要があります。九寨溝や黄山のような自然遺産は、景色の良い季節に訪れる人が増えることもあります。
日本国籍の旅行者に対するビザ免除の条件や期間は、変更が続いています。最新の条件はこちらの記事で確認してください。
中国のビザ情報を徹底解説!免除条件・種類・申請方法【2026年】
入国カードの記入方法や持ち物も、旅程が固まった段階で見直しておくと安心です。

故宮や莫高窟の予約確認画面を見せる、地図で次の目的地を確認する、翻訳アプリで会話する——中国の世界遺産巡りでは、スマホのネット接続が前提になる場面が何度も出てきます。
ところが中国本土では、日本で使い慣れたアプリの一部が規制の対象になっています。出発前に、現地でどのアプリが使えるのかを把握しておく必要があります。
Googleマップは、中国本土では2026年時点でも通信規制の対象になっており、通常の接続では使えません。iPhoneであれば、Appleが中国向けの地図データを提供しているApple Maps(地図アプリ)が、規制の影響を受けずに使えます。Androidの場合は、高徳地図(Amap)や百度地図といった、中国で広く使われている地図アプリが代わりになります。
LINEも、2014年以降中国本土では通信規制の影響を受けており、安定して使えない状態が続いています。現地の人との連絡には、WeChat(微信)が広く使われています。
予約確認画面や乗車予約も、規制の影響を受けないアプリやブラウザで表示できるか、出発前に確かめておきましょう。
万里の長城や九寨溝のような郊外・山あいの遺産では、ホテルや駅を離れてWi-Fiに頼れない時間が長くなります。
出発前にオフラインでも見られる地図をダウンロードしておく、予約画面や予約番号をスクリーンショットで保存しておくといった備えが有効です。モバイルバッテリーもあわせて用意しておきましょう。
手段 | 準備のタイミング | 郊外・山あいでの使いやすさ | 中国で気をつけたいこと |
|---|---|---|---|
ホテル・空港などのWi-Fi | 到着後に利用できる | 郊外や移動中は使えない | 接続先によって速度や安定性に差がある |
レンタルWi-Fi | 出発前に予約・受け取りが必要 | 本体の電池が切れると使えなくなる | 複数人で共有できるが機器を持ち歩く手間がある |
現地SIM | 到着後に現地窓口で購入・差し替え | 対応エリアはキャリアによって異なる | 購入時に身分証の提示を求められる場合がある |
eSIM | 出発前にアプリで申し込み・設定を完了できる | データ容量の範囲で移動中も使える | 対応端末かどうかの事前確認が必要 |
出発前に準備を終えておきたいなら、現地での購入や受け取りが要らないeSIMが候補になります。
トリファのような海外eSIMなら、日本にいるうちにアプリで申し込みと設定を済ませておけます。
中国でおすすめのVPNは?eSIMやWi-Fi、ネット規制も解説

予約確認や地図、翻訳など、中国の世界遺産巡りではスマホのネット接続が欠かせません。トリファはアプリダウンロード数No.1の海外eSIMアプリ(2025年4月〜2026年3月、AppTweak調べ、iOS/Android合算)で、200以上の国と地域に対応しています。
出発前に日本でアプリから申し込みと設定を終えておけます。現地に着いたらすぐに、故宮の予約確認画面や地図アプリを使い始められます。利用期間は、プランの対象国で電波をつかんだ時点から数え始めます。中国本土が対象エリアに含まれるかは、購入前にアプリで確認してください。
設定は、iPhone(iOS 17.4以降)ならアプリからワンタップ、AndroidならQRコードの読み取りか手動入力で行います。
トリファは2026年3月からVPN機能の提供を始めており、eSIMとは別の商品として同じアプリ内で購入できます。通信を暗号化して使えるため、公共のフリーWi-Fiに接続する場面でも通信内容を守りやすくなります。
料金はeSIMとは別にかかるため、必要に応じてそれぞれ購入します。
トリファには、ヨーロッパ周遊・アジア周遊・東南アジア周遊といった、複数の国で使える周遊プランがあります。対象の国・地域は、申し込み前にアプリで確認してください。

ライター
トリファ編集部(海外旅行の準備・現地情報担当)
海外旅行におけるベストシーズン、持ち物、現地で気をつけることなど、海外旅行の準備と現地情報を初心者にもわかりやすくまとめています。内容は必要に応じてトリファの現地スタッフへのヒアリングを行い、現地の状況も踏まえて整理しています。あわせて季節・制度・営業時間など変わりやすい情報は、公的機関や交通機関・施設の一次情報を確認し、変更があれば記事へ反映します(記事内に最終更新日を明記)。
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